多くの人の通勤・通学に影響が出た。17日午前7時すぎ、鹿児島市内の交差点で路面電車が立ち往生して大渋滞を引き起こした。なぜ、こんなことになったのだろうか。 立ち往生した路面電車。右折と左折の両方に車体がまたがっている。なぜ、こんなことに。 トラブルは朝、鹿児島市の中心部で起きた。多くの車が行き交う交差点で鹿児島市交通局の路面電車が「別のレール」に入った。正確にいうと、別々のレールだった。 鹿児島市高見馬場の交差点、路面電車の線路の分岐点。ここは鹿児島中央駅方向と市役所方向に分かれる。しかし、当該の電車は前輪が右に、一方、後輪は反対側に向かってしまったというのだ。 幸い、乗客らにけがはなかった。ただ、後方では大渋滞が。様々な種類の車体が並んだ。残る疑問は車輪が別の方向に向かった原因。切り替えポイントは交差点の手前にあり、運転士が左右を選べる仕組みだ。運転をしていたのは24歳の男性。朝は、たま

世界中に分布している小型の昆虫「ハネカクシ」の仲間が、薄い羽を小さく畳んで外側の固い羽の中に収納する仕組みを東京大学の研究グループが初めて解明しました。研究グループでは、人工衛星に搭載する太陽光パネルの新たな畳み方などの技術開発に応用できるのではないかと話しています。 ハネカクシ類は最大でも数センチほどの小型の昆虫で、薄い大きな羽を外側の固い羽の中に格納する際、お尻を器用に使って折り畳みますが、畳み方がほかの昆虫と比べ複雑で、どのように畳んでいるのかは謎とされていました。 東京大学生産技術研究所の斉藤一哉助教らのグループは、ハネカクシの仲間が飛び立つところや羽をしまうところをハイスピードカメラを使って撮影し、畳み方を初めて解明しました。 その結果、畳み方は左右でそれぞれ違い、20以上の折り線が必要な複雑な仕組みになっていることが分かりました。 畳んだ羽は広げたときの面積の5分の1ほどに小さ

ことし2月の記録的な大雪で、山梨県内では通常は雪崩が起きにくい樹木が密集した斜面でも雪崩が起きていたことが専門家の調査で分かり、専門家は、太平洋側に降る雪は結晶の形に崩れやすい特性があるため雪崩が多発したと分析しています。 ことし2月の記録的な大雪を受け、日本雪工学会と日本雪氷学会のチームは被害について現地調査を行いました。 その結果、山梨県内では、通常は雪崩が起きにくい、樹木が密集した斜面を含めて100か所以上で雪崩が起きていたことが分かりました。 さらに、今回のように南岸を通る低気圧に伴って太平洋側に降る雪は、日本海側の雪とは異なり、結晶の形が六角形ではなく、柱の形状などが多く、結晶どうしで結び付く力が弱く、崩れやすい特性があることも分かりました。 実験の結果、太平洋側の雪は日本海側の雪に比べ、半分ほどの斜面の角度で崩れたということです。太平洋側に降る雪の量は通常少なく、雪崩の被害はこ

フグが作った海底のサークル=マリンステイション奄美の伊藤公昭さん撮影サークルを作っているシッポウフグの仲間のオス=伊藤公昭さん撮影 【波多野陽】鹿児島県の奄美大島沖の海底に点在するミステリーサークルのような砂の構造物。実は、新種のフグが作っていたことが研究者らの調査でわかった。メスに産卵してもらうため、体長10センチのオスが飾り立てたサークルは直径2メートルにもなる。 サークルがあるのは水深20〜30メートルの海底。その存在は約20年前からダイバーたちに知られていたが、何かはわかっていなかった。 そこで、千葉県立中央博物館の川瀬裕司・主任上席研究員や水中写真家の大方洋二さんたちは昨年6〜7月、10個のサークルを調べた。すると、シッポウフグの仲間の新種とみられるオスが10日間ほどかけて、作っているのを確認した。川瀬さんは「こんなに精密な物を魚が作っているのに驚いた」という。 続きを読む
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