執筆者 宗谷 敏 油糧種子輸入関係の仕事柄、遺伝子組み換え作物・食品の国際動向について情報収集・分析を行っているGMOワールドⅡ 宗谷 敏 2013年4月29日 月曜日 キーワード:バイテク 2013年4月11日、英国において売上高トップのスーパーストアであるTescoは、購買客宛にお断りとそれに関するQ&Aをリリース した。自社が販売する鶏肉と鶏卵は、非GM(遺伝子組み換え)飼料により飼育された養鶏由来の製品だという保証を、今後は撤回するという内容である。 なぜそのような事態になったのかは、次のように説明されている。鶏肉と卵の弊社への供給元が使う飼料が、完全にGMフリーであることを保証することが困難になってきました。その二つの理由として、まず飼料の最良のタンパク源であるダイズの生産者がGMダイズの採用を増やしており、すでに世界のダイズの80%がGMであるという世界的な供給問題がありま


26年前に旧ソビエトのチェルノブイリ原子力発電所で起きた事故の影響で一部の地域が放射性物質の被害を受けたイギリスで、これまで続けられてきた食肉用の羊の出荷に対する規制が、すべて解除されることになりました。 旧ソビエトのチェルノブイリ原子力発電所で起きた事故では、ヨーロッパ各地で放射性物質による汚染の被害が相次ぎ、このうち、イギリスでは、南西部のウェールズなど一部の地域で、牧草を食べた羊から高いレベルの放射性物質が検出されました。 イギリス政府は、汚染された羊が市場に出回るのを防ぐため、出荷前の検査を義務付け、基準値を超す羊は出荷を認めていませんが、これまでに放射性物質による影響は、ほぼなくなったとしています。こうしたことを受けて、イギリス政府は、20日、規制が続いている地域で放牧された羊の肉を食べても健康被害の心配のないことが科学的に裏付けられたとして、羊の出荷規制をことし6月にすべて解除
平成24年2月8日 【照会先】 医薬食品局食品安全部 基準審査課新開発食品保健対策室 室長: 温泉川(内線2456) 担当: 松本(内線2458) (電話代表) 03(5253)1111 (電話直通) 03(3595)2327 英国医薬品庁がバターバー(西洋フキ)について自主回収等の措置を講じていることから、バターバー又はバターバーを含む食品の摂取については、消費者に対し念のため控えるよう注意喚起するとともに、事業者に対し当面販売を中止するよう指導することとしましたのでお知らせします。 今般、英国医薬品庁(MHRA)は、英国内で販売されているハーブ医薬品として未承認のバターバーを含む製品について、肝毒性と関連する疑いがあることを踏まえ、事業者に対して自主回収するよう依頼するとともに、消費者に対して使用を中止するよう注意喚起を行いました。 バターバーには、重篤な肝障害を起こす疑いのあるピロリ

麻疹(ましん=はしか)、おたふくかぜ、風疹(ふうしん)の新3種混合(MMR)ワクチンの接種と自閉症との関連性を指摘した1998年の論文は医師のでっちあげだったとの報告を、英国のジャーナリストが英医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル電子版に5日発表した。 英国では論文の信憑(しんぴょう)性をめぐって論争が続き、掲載した英医学誌ランセットは昨年2月、論文が「無責任で不正直な方法でまとめられた」との評議会の裁定を受けて掲載を取り消している。 ジャーナリストのブライアン・ディアー氏は今回、論文の対象となった患者の親への聞き取りや診療記録の調査を実施。接種後に自閉症の症状が出たとされる12人のうち、5人は以前から症状があり、3人は自閉症ではなかったと結論付けた。(共同)
【えっ?】英国政府は、ホメオパシーにプラセボ以上の効果がないことを認めつつも、保険適用継続を決定【プラセボに公費使うの?】本年7月27日付で英国政府がホメオパシーに対する保険適用の継続を決定したようです。 Homeopathy remains on NHS (ホメオパシーは国営医療サービス事業の対象であり続ける)(原文英語) ホメオパシー信者の方々がこの事実を曲解して、ホメオパシーが英国政府に認められたと吹聴して回ることは十分に予想されますので(※)、ブログで記事化しておきます。なお、レメディなるものが原物質を含まない「砂糖玉」でしかない以上、「信者」としかいいようがない、というのが私の立場です。 (※)例として、英国政府ホメオパシーの保険適用継続を決定、お金儲けと情報操作、何が正しくて何が正しくないのか 以下、重要な箇所の抜粋と翻訳です。翻訳は私が行ったものです。 (原文①) The

英マンチェスター(Manchester)で、サンドイッチ店の前に立つ女性(2006年10月10日撮影、資料写真)。(c)AFP/PAUL ELLIS 【1月6日 AFP】多くの人びとがクリスマスから新年にかけての疲れを引きずったまま仕事始めを迎えた5日、英国の科学者らの団体が「デトックス」製品には効果がほとんどないとする調査結果を発表した。 300人以上の大学院生や博士号取得者でつくる「Voice of Young Science(VoYS)」が行った調査によると、「デトックス」ついて同じ定義を用いている企業は1社としてなく、各社が主張するデトックス製品の効果もほとんど「無意味」なものだったという。 さらに、デトックスという言葉は「足用パッチからストレートヘアアイロンにまであらゆるもの」に使用されているものの、デトックス作用がどういうものなのかについて信頼性や一貫性のある説明はなかったとい

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