人間の生活と食事は切り離せませんが、何でも好き勝手に食べていると健康を損ねてしまいます。油を摂りすぎると脂肪がついてしまう、ということで油を控えた食事にしているという人もいるのではないでしょうか。 花王の食用油「エコナ」は主成分がジアシルグリセロール(DAG)という物質で、これは一般の食用油に比べて体に脂肪がつきにくいとされているもの。特定保健用食品の適用も受け、多くのコマーシャルも流れていましたが、2009年9月に人体に悪影響を及ぼす物質が含まれているという指摘を受けて製造・販売が中止されていました。 しかし、花王は研究を重ねてこの問題を克服、再発売へ向けて取り組みを始めたそうです。 詳細は以下から。 販売中止に至った経緯 | 特集2 エコナについて | CSR/サステナビリティ レポート 2010 | 花王株式会社 エコナは1999年に登場。体に脂肪がつきにくいということで、食用油で初

2009年9月、花王はドイツのリスク評価研究所が公表した化学物質に関する最新の研究結果を受けて、エコナ関連製品の製造・販売を中止し、翌10月には特定保健用食品(以下、トクホ)許可の失効届けを提出しました。この一連の出来事と花王の対応について、多くのステークホルダーの皆さまに、ご心配、ご迷惑をおかけしましたことを、まずは心よりお詫び申し上げます。 販売中止以降、花王では、本件への対応および今後に向けた体制を全社的に構築してまいりました。ここでは、中止に至った経緯と、中止を発表してからの当社の対応、今後の取り組みについて、そしてステークホルダーからのご意見を報告させていただきます。 エコナ油にグリシドール脂肪酸エステルが含まれていることを確認 2009年3月にドイツのリスク評価研究所BfR※1(以下BfR)が、精製油脂などにグリシドール脂肪酸エステルという化学物質が含まれていることを公表しま
当会議は2010年3月23日付で厚生労働省、消費者庁及び消費者委員会に対して「特定保健用食品制度の廃止を求める要望書」を提出しました。 特定保健用食品(いわゆるトクホ)は、現在年間6000億円という売り上げをあげるまでに拡大しているとされ、食品メーカーは「国からトクホの許可を得ている」旨を強調した宣伝を行っています。 しかし、エコナ製品(要望書本文参照)をめぐる一連の経過で明らかになったように、トクホは、医薬品に比べごく少数のヒトを対象とした臨床試験で、いわゆる「効能」にあたる「健康の維持増進に寄与することが期待できる」旨をうたうことができるほか、安全性のチェックは、3倍量をおおむね1カ月摂取し続けて目に見える害がなければ「安全」とするなど、医薬品に比べきわめて緩いといわざるをえないものです。また医薬品に義務付けられている市販後の安全性追跡調査も、トクホに対しては行われていません。しかもこ
花王が今月8日、エコナ(食用油)の特定保健用食品(トクホ)の表示許可を自主返上したことで、改めてトクホへの関心が高まった。トクホの有効性や安全性を審査する仕組みはどうなっているのか。トクホ返上劇で浮かび上がった課題についても考えた。【小島正美、山田泰蔵】 ◇894品目認定/再評価の機会なく/科学的根拠甘い? トクホは「血圧の上昇を抑える」「おなかの調子を整える」など特定の健康効果が期待できる食品。病気の予備軍にあたる人がトクホを選びやすいように国が審査して効果にお墨付きを与え、製品にマークを表示できるようにした。91年に始まり、今年8月末で894品目が許可・承認を得た。 9月からは、許可業務が厚生労働省から消費者庁に移管された。トクホを申請する企業は、食品安全基本法と健康増進法に基づき、有効性や安全性に関する各種試験データを保健所経由で消費者庁に提出、このあと、消費者庁の監視役の消費者委員
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