トランス脂肪酸(Trans fat)の表示が義務となっている米国で売られているチョコレートの成分表示。米国ではトランス脂肪酸は1食当たり0.5グラム未満なら0グラムと表示できる すでに「ノー」判断、議論に疑問 トランス脂肪酸の食品への表示義務化について、内閣府消費者委員会が検討している。同様の検討は消費者庁で既に実施し、「表示義務は必要ない」と判断。内閣府食品安全委員会も「日本人の摂取量は少なく健康への影響は少ない」とする評価書を出している。それだけに「消費者委で再議論の必要があるのか」との疑問の声も上がっている。(平沢裕子) ◆摂取多い若者 トランス脂肪酸について検討しているのは消費者委の食品ワーキンググループ(WG)。きっかけは、新食品表示制度の施行に向け、表示基準を審議する食品表示部会で3月、委員のJA全農食品品質・表示管理部の立石幸一部長が、表示義務化を求める意見書を提出したためだ

執筆者 森田 満樹 九州大学農学部卒業後、食品会社研究所、業界誌、民間調査会社等を経て、現在はフリーの消費生活コンサルタント、ライター。食品表示・考 森田 満樹 2014年3月31日 月曜日 キーワード:栄養食品表示トランス脂肪酸の表示が、動き始めています。舞台は消費者委員会。きっかけとなったのは、部会委員であるJA全農関係者が出した意見書でした。その内容は、食品安全委員会のリスク評価書を不適切に抜粋して、トランス脂肪酸の不安を煽ったもの。しかし、消費者委員会はこれを受けて、突然、ワーキング・グループを作ることを決めたのです。消費者委員会には今後、科学的な知見を踏まえて、検討を進めてもらいたいと思います。 ●食品安全委員会のリスク評価書を反映していない意見書 まずは、きっかけとなった意見書です。2014年3月12日に開催された消費者委員会食品表示部会の栄養表示に関する調査会及び3月2

背景:トランス脂肪酸、アメリカ全土で使用禁止への動き 米食品医薬品局(FDA)は11月7日、一部の菓子類やマーガリンなどに含まれ、とりすぎると動脈硬化などの原因になるとされるトランス脂肪酸の使用を全面的に禁止する方針を発表。60日間の意見聴取期間を設け、食品業界と協議し開始時期などを含めた規制の詳細を決めるとしている。この判断が確定すれば、許可を受けた場合を除き、トランス脂肪酸の使用は原則禁止となる。(天然のトランス脂肪酸は除外。) 米国では2006年から、加工食品に含有量の表示が義務づけられており、ニューヨークなど一部の自治体では既に独自に使用を規制している。また、WHO/FAO合同専門家会議の報告書(2003年)では、トランス脂肪酸の摂取量は1日当たりの総エネルギー摂取量の1%未満とするよう勧告している。 一方、欧米などの諸外国に比べて摂取量の少ない日本では、現時点では表示義務や使用規

2013-11-11 プロバイオティクスカブ漬け物が「インフルエンザの魔法の治療薬」とうたわれる NHS Behind the Headlines Probiotic pickled turnip touted as ‘flu wonder cure’ Wednesday November 6 2013 http://www.nhs.uk/news/2013/November/Pages/Probiotic-pickle-turnip-touted-as-flu-wonder-cure.aspx Daily Expressの一面の見出しが「キラーイン… 2013-11-11 農薬使用調査 HSE PesticidesUsage Survey http://www.pesticides.gov.uk/guidance/industries/pesticides/News/Other-New

(CNN) 米食品医薬品局(FDA)は7日、マーガリンなどに含まれるトランス脂肪酸の成分は「一般的に安全とはみなされなくなった」との仮判断を示した。これが公式見解になれば、加工食品への使用は禁止される。 FDAは暫定的な結論として、トランス脂肪酸の主成分である「部分水素化油脂」は安全ではないという認識が一般的になったと判断。パブリックコメント期間を設けて食品業界などの意見を募ったうえで最終結論を出すとした。 期間中に寄せられた意見や情報を検討した上で、これが公式見解となった場合、部分水素化油脂は、食品への利用を原則禁止する添加物に分類される。 FDAのハンバーグ局長は今回の措置について、「トランス脂肪酸の潜在的危険からより多くの米国人を守るための重要な1歩」と位置付ける。FDA当局者も「健康への影響を考えると、できるだけ迅速に対応したい」と表明した。 冷凍ピザやマーガリン、コーヒー用クリー

Download this FDA photo fromFlickr. A variety of processed foods—including the frozen, canned and bakedgoods shown above—contain trans fat. The amount per serving is listed on the Nutrition Facts label, as shown below. The inclusion of partially hydrogenated oil in the list of ingredients, also shown below, is another indication that trans fat is present. Subscribe: FDA Consumer Health Informati
取材した昭和女子大学生活科学部健康デザイン学科教授の江崎治氏によると、日本人平均では、総エネルギーのうちトランス脂肪酸が占める割合は1%未満で、欧米人などより低い。トランス脂肪酸のインパクトはさほど強いものではないという。しかし、多く摂取している人もいるだろうから、トランス脂肪酸摂取量をより少なくすることは必要だという。 後篇では、トランス脂肪酸とともに、これまでさほど注目されてこなかった「飽和脂肪酸」にも着目してみたい。食品中のトランス脂肪酸含有量を減らすと、今度は飽和脂肪酸が増える。そんな“トレードオフ”の関係も言われている。 飽和脂肪酸のことを心配する必要はあるのだろうか。引き続き、江崎氏に話を聞いてみた。 企業はトランス脂肪酸を努力で減らすことができる ──まず、トランス脂肪酸について聞きます。食品安全委員会が2012年に示した「『食品に含まれるトランス脂肪酸』評価書」に、食品企業

食生活に気を配っている人は「トランス脂肪酸」という言葉を聞いたことがあるかもしれない。数年前から「有害だ」「危険だ」と、メディアで槍玉に挙げられてきた。2004年公開の映画「スーパーサイズ・ミー」では、監督自身がファストフードのハンバーガーを食べ続け、30日で11キロの体重増、7%の体脂肪率増加、さらに肝臓の炎症といった「結果」を出し、その話題もトランス脂肪酸が注目されるきっかけになった。 「トランス脂肪酸か。健康に悪そうだが、普段の食事で気にする必要があるのだろうか」。その程度に気にかけている人は多いだろう。 そこで今回は、トランス脂肪酸を含む「脂肪酸」に焦点を当て、心配の仕方などを考えていきたい。 話を聞いたのは、昭和女子大学生活科学部健康デザイン学科教授の江崎治氏だ。江崎氏は、2012年3月まで国立健康・栄養研究所で代謝学や内分泌学などの研究をするかたわら、国民の健康維持・増進などへ

健康に関して気になる情報について調べ可能な限り文献にも目を通した上でまとめます。始めからトンデモだと決めてかかるのでは無く、また正しいと決めるのでも無く、出来るだけフラットになるように心がけますが、なにぶんメモ書きであり内容の正しさを保証するものではありません。基本的にはWikipediaの情報を参考文献や他の検索結果を見つつメモし、考えるための資料を用意していく予定です。 第10回はトランス脂肪酸についてです。トランス脂肪酸の影響についてWikipediaから引用したのち、「クリスピー・クリーム・ドーナツ」さんからの返答を交えて、その影響についてまとめてみます。 目次トランス脂肪酸とは何か 「クリスピー・クリーム・ドーナツ」の取り組みについてトランス脂肪酸を忌避すれば問題は解決するのか(農林水産省の見解) まとめトランス脂肪酸とは何かトランス脂肪酸とはたくさんある脂肪酸(脂質など

2012-12-25 外来製品警告 ヘルスカナダ Foreign Product Alert December 21, 2012 Reumofan Plus - Reumofan Plus Premium http://www.hc-sc.gc.ca/ahc-asc/media/advisories-avis/_fpa-ape_2012/2012-198-eng.php 米国FDAが警告。写真有り iFlora Kids Multi-Probiotic - florAlign PREBIOTIC FOR… 2012-12-25 未登録フェイシャルクリームは高濃度水銀を含むため健康にリスクとなる ヘルスカナダ Unauthorized FacialCreams Pose a Risk to Health Due to High Levels of Mercury December 21,

心疾患などのリスクを高めるとされる「トランス脂肪酸」について、消費者庁は2011年夏まとめた栄養成分表示を義務づける指針に盛り込まず、表示義務化を事実上先送りした。トランス脂肪酸の過剰摂取は一時、健康を損ねるとして社会的に問題化し、メーカーや外食産業が対応に追われたが、現状はどうなっているのだろうか。トランス脂肪酸は、常温では液体である植物油に水素を加え、固体化する過程で生成される。マーガリンやショートニングなどの製造段階で生まれることがよく知られているが、牛乳やバターなど天然の乳製品にも含まれる。洋菓子などの製造時に使うとサクサクした食感が出るといい、パイやケーキ、菓子パンなどに使われることが多い。 WHOが摂取量押さえるよう勧告 しかし、体内に多く摂取すると、悪玉コレステロールを増やして、善玉コレステロールを減少させ、心筋こうそくなどの心疾患が増えることが判明。 世界保健機関(WHO

消費者庁より「トランス脂肪酸の情報開示に関する指針」とそれに関連する文書が公開されました。 「トランス脂肪酸の情報開示に関する指針」の公表についてPDF:208KBトランス脂肪酸の情報開示に関する指針PDF:230KB「トランス脂肪酸の情報開示に関する指針」の概要PDF:239KB「トランス脂肪酸の情報開示に関する指針(案)」に寄せられた意見の概要についてPDF:491KB 内容については、概ね表示指針案で示されていた内容ですが、パブリックコメントで寄せられた意見に基づいて修正が加えられています。 どのように表示されるのか? 今回の指針では表示について次のように定めています。通常、栄養成分の表示を行う際に必要な項目(熱量並びにたんぱく質、 脂質、炭水化物及びナトリウムの含有量)はかならず必要飽和脂肪酸及びコレステロールの含有量も併せて表示する巷の関心はトランス脂肪酸に集中しているように感じ
油しか使わない“Trans fat-free zone” を設けているほどです。 日本でも、トランス脂肪酸は2%以下に すべきというデンマークでの勧告に基づ き、一部雑誌で各種食品の判定が行われ ていますが、このような判定をすることに どのような意義があるかは疑問です。 すべての脂肪酸は炭素が鎖のように 様々な長さでつながった物質です。脂肪 酸には飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸があり ます。炭素と炭素が二重結合したものが 不飽和脂肪酸と呼ばれ、炭素に結びつく 水素の向きでシス型とトランス型の2種 類に分かれます。(図1) 天然の脂肪酸のほとんどはシス型(シス 酸)です。液状のシス酸を固体にして取り 扱いやすくするために水素を添加すると、 一部がトランス型(トランス脂肪酸)に変わ ります。私たちが日常口にする食品にはトランス脂肪酸が含まれているものがあ り、一番多いのは部分水素添加油脂です。
脂肪酸の化学構造式。トランス型は、二重結合における水素の位置が互い違いになっており、シス型は同じ側にある。 2005〜06年ごろ、「狂った油」、「食べるプラスチック」などと週刊誌などで大げさに書き立てられた物質があったこと、覚えていますか? 脂質に含まれる脂肪酸の一種、「トランス脂肪酸」です。トランス脂肪酸は、多く食べると狭心症や心筋梗塞など冠動脈疾患のリスクが高まるとされ、海外では食品中に含まれる量の上限値を決めている国があります。一方で、日本では「摂取量が海外ほど多くないとみられる」などとして規制が行われず、市民団体や一部の週刊誌などが強く批判していました。 そして、福島みずほ・社民党党首が2009年9月、内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全・少子化対策・男女共同参画)に就任してすぐ、「食品中の含有量の表示義務化」へ向けた検討を消費者庁に指示したのです。市民団体の一部はやんやの喝
2005~06年ごろ、「狂った油」、「食べるプラスチック」などと週刊誌などで大げさに書き立てられた物質があったこと、覚えていますか? 脂質に含まれる脂肪酸の一種、「トランス脂肪酸」です。トランス脂肪酸は、多く食べると狭心症や心筋梗塞など冠動脈疾患のリスクが高まるとされ、海外では食品中に含まれる量の上限値を決めている国があります。一方で、日本では「摂取量が海外ほど多くないとみられる」などとして規制が行われず、市民団体や一部の週刊誌などが強く批判していました。 そして、福島みずほ・社民党党首が2009年9月、内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全・少子化対策・男女共同参画)に就任してすぐ、「食品中の含有量の表示義務化」へ向けた検討を消費者庁に指示したのです。市民団体の一部はやんやの喝采でした。 別の健康リスクも さて、その実態はどうだったのか?本当にリスクは高いのか? 科学的にリスクを検討す


執筆者 森田 満樹 九州大学農学部卒業後、食品会社研究所、業界誌、民間調査会社等を経て、現在はフリーの消費生活コンサルタント、ライター。 傍聴くんが行く 森田 満樹 2011年11月7日 月曜日 キーワード:アレルギー メディア栄養食品安全委員会がトランス脂肪酸のリスク評価書案をまとめ、パブリックコメントも募集中です(18日まで)。11月1日にはリスクコミュニケーションを開催しました。食品安全委員会・新開発食品専門調査会の山添 康座長が講演を行い、その後質疑応答・意見交換が行われました。ここでは後半の意見交換のやり取りを中心に、お届けします。 (概要)トランス脂肪酸をめぐっては、摂取量の多い欧米では冠動脈疾患を増加させる可能性が高いことから、様々な対策が講じられている。日本でも一部の市民団体やメディアの関心が高く、表示について消費者庁でも検討が行われてきた経緯がある。 そこで日本人の


食品安全委員会において自らの判断により食品健康影響評価を行うとした、食品に含まれるトランス脂肪酸に係る食品健康影響評価(平成22年3月18日第324回食品安全委員会決定)については、平成23年8月23日に開催された食品安全委員会新開発食品専門調査会(第79回)において審議され、審議結果については、広く国民の皆様から御意見・情報を募った上で、食品安全委員会に報告することとなりました。 つきましては、別添の審議結果(案)[PDF:1,093KB]について、御意見・情報を募集いたします。 また、御意見等については、科学的な根拠となるものや出典等についても併せてお知らせいただければ幸いです。(電話による御意見・情報の提出はご遠慮下さい。) なお、お寄せいただいた御意見・情報に対して個別の回答は致しかねますこと、また、お寄せいただいた御意見・情報については公開させていただくことがありますので、その旨
消費者庁の有識者検討会は20日、脂質など5種類の栄養成分について、メーカーなどに表示を義務づけるための指針をまとめた。同庁が来年度中に提出を目指す「食品表示に関する一元化法」案に盛り込む方針。ただ焦点だったトランス脂肪酸の個別の表示義務化は先送りされた。栄養成分表示は現在、カロリーカットなどをうたう製品以外は義務ではなく、企業などが任意で実施している。指針では、義務化の対象として(1)エネルギー(2)ナトリウム(3)脂質(4)炭水化物(5)たんぱく質--を挙げ、この順で表示すべきだとした。ナトリウムは高血圧症と関連し、日本人の摂取量が多く、表示の優先度が高いと判断した。 一方、トランス脂肪酸は、過剰摂取により心疾患のリスクを高めるとの指摘があるが、日本人を対象とした科学的データが不足しているとし、今後も検討を続けるべきだとした。【水戸健一】
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