「転移」が起こらないという学校教育の不都合な事実 転移の問題は、「教育における聖杯」とまで呼ばれている。 転移とは、何かをある状況で学んだときに(授業を受けるなど)、それを別の状況(普段の生活など)でも使えるようになることを指す。 これは技術的な話に聞こえるかもしれないが、転移はほぼすべての学習行為において期待されていることだ。そうでなければ、その行為を学習と呼ぶのは難しい。 とはいえ残念なことに、1世紀以上にわたって熱心な研究が行われているにもかかわらず、学校教育において転移はほとんど実現されていない。 心理学者のロバート・ハスケルは、学習における転移に関する膨大な文献をまとめた優れた論文の中で、次のように述べている。 「学習の転移が持つ重要性にもかかわらず、過去90年間の研究結果は、私たちは個人としても、あるいは教育機関としても、顕著な形で転移を実現できていないことを明確に示している」

人類は賢くなり続けている、という研究結果がある。 これは、オタゴ大学のジェームズ・R・フリンが発見した事実で、「フリン効果」と呼ばれる。 「なぜ祖父母世代よりもIQが高いのか」というテーマで、TEDで講演も公開されているので、興味がある方はご覧になると良いだろう。 さて、精神科医で筑波大学教授の斎藤環氏は、フリン教授の研究について、次のように述べている。 人類の知能は向上し続けています。少なくとも、知能指数(IQ)のスコアが、過去100年にわたって上昇を続けているのは事実です。 この現象は「フリン効果」として広く知られています。ニュージーランドにあるオタゴ大学政治学部のジェームズ・フリン名誉教授が最初に提唱した現象だからです。 フリン教授は35カ国から知能検査のデータを収集し、多くの国でIQスコアが世代にわたって上昇しているという事実を発見しました。知能の上昇を示すデータはほかにもあります

TEDトークを英語の学びとして、そして新しい視点の取り入れとして見るのがものすごく好きなのですが、今回見たTEDトークは今までで一番感動しました。(身近に感じました) youtu.be The first 20 hours — how to learn anything (何を学ぶにも最初の20時間だけやってみる) みなさんもご経験はあるのではないでしょうか。 何かを極めるわけではなく、ただ単に興味あることや、経験として何かをやってみることで、 興味があることを始めたが自分の下手さにがっかりしてやめてしまった友人と比べて全然結果がでない下手を披露するのが嫌で人前ですることを辞めたらいつの間にかすること自体を辞めてしまったなどです。 というのも、今まで僕は何をするにも結構ドベから始まり、悔しい思いをしつつそれをなんとなく継続した結果、気づいたらいい感じになっているときがあります。 その、『い

夏休みはマネー本を読むには最高の季節。株式市場には参加者が少なく夏枯れとなることが多く、理論武装するには最高のタイミングだ。デジタル配信本を旅先にてダブレットで読んでいる人も多いだろう。ここではデジタル化をさらに一歩すすめて、「名プレゼンテーションを動画で見る」と題して、金融市場の勉強になるだけでなく、英語の勉強にもなり、感動も味わえる動画をご紹介していこう。 TEDには第一線で活躍する人の名講演があふれている TEDトークを利用したことがあるだろうか? TEDは様々な分野の第一線で活躍する人をスピーカーとして講演会を開催するニューヨークのNPO法人だ。「TEDトーク(https://www.ted.com/)」のサイトでは2500を超えるプレゼンテーションのアーカイブが無料で見られる。 もちろんタブレットやスマホのアプリでも閲覧可能。英語に自信が無くてもご心配なく。日本語の字幕がついたも

www.ringobiyori.com 2人の娘さんについての話題がメインになっていますが、以前はときどき思い出話もありました。 私はそちらの話も好きです。 見ている人はお子さんたちの話が楽しみだとは思いますが、変に気負う事無く自由なテーマで気楽にブログ記事を書いていってほしいと思います。 上の記事で、図書室ばかり通う子供時代のひーたむさんを先生が心配したくだりがありますね。 ブコメでもそれについての言及があります。 私はこれを見ていて、TEDの動画を思い出しました。 スーザン・ケイン 「内向的な人が秘めている力」 | TED Talk | TED.com “introverts"は日本語の内向的という言葉とは少し違うらしいですし、そもそも内向的という言葉は内気とは意味が異なるそうです。 しかし、アメリカでも非社交的でと評価されるなど、否定的に捉えられたり、あまり良くない評価をされることが

Nick Bostrom / 青木靖 訳 2015年3月 (TED2015) 私は沢山の数学者や哲学者やコンピュータ科学者といっしょにやっていますが、よく話題にすることに機械の知性の未来というのがあります。そんなのは現実離れしたSFの世界の馬鹿げた話だと考える人もいます。でも現在の人間の状態というものについてちょっと考えてみてほしいのです。これが普通の状況とされています。(「リストラ・マン」のミルトンの写真 — 笑) しかし考えてみれば、人間というのはこの地球にごく最近現れた客に過ぎません。地球ができたのが1年前だったとしたら、人間がいたのは10分間だけで、工業化時代が始まったのは2秒前です。このことの別な見方として、過去1万年における世界のGDPを考えてみましょう。私は実際グラフにしてみたんですが、こんな感じになります。(笑) 正常な状態のものとしては興味深い形です。この上に乗っていたい

"カナダのバンクーバー(過去には米カリフォルニア州ロングビーチ、モントレー)で、毎年大規模な世界的講演会を主催している非営利団体のこと。 TEDが主催している講演会の名称をTED Conference(テド・カンファレンス)と言い、学術・エンターテイメント・デザインなど様々な分野の人物がプレゼンテーションを行なう。講演会は1984年に極々身内のサロン的集まりとして始まったが、2006年から講演会の内容をインターネット上で無料で動画配信するようになり、それを契機にその名が広く知られるようになった。" "TEDの精神である「ideas worth spreading」 のもとに、TEDからライセンスを受け、世界各地で発足しているコミュニティー。TEDの名称は使用しているが、運営や人選、設営などにTED本体は関与していない。2009年に、TEDxTokyoが開催されたのがきっかけで広まった。名称

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