さて、働いている皆さんもそろそろ夏休みでしょうか? 今年は夏休みがめっちゃ長い!という人もいると思うので、まとまった時間や旅先で読める“ちきりんお勧め本”を、過去に書いた感想や関連エントリと共に紹介しておきます。 ノンフィクションで、めっちゃオモシロかったのが、戦後すぐに起こった陰謀事件の闇を暴いたこちら。これは今でも「犯人」が見つかっていません。アメリカの陰謀?共産主義者の仕業?それとも・・・?事実は小説よりも奇なり。手に汗握ります。というか、戦後日本の“選択”がよくわかります。 下山事件完全版―最後の証言 (祥伝社文庫 し 8-3) 作者: 柴田哲孝出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2007/07/01メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 46回この商品を含むブログ (45件) を見る感想ではないですが関連エントリはこちら → http://d.hatena.ne.jp/Chik

彼ら彼女らのゆるい/もろい共同体とその後について ――朝井リョウ『桐島、部活やめるってよ』 海老原豊 今、共同体はもろくなっている。それは、人と人との繋がりが希薄になっている、という意味ではない。繋がりは濃密なのだ。そして、ゆるくなっている。だが、それゆえにもろくなっている。人は細切れにされ、ばら撒かれ、遍在している。ユビキタス化といってもいいかもしれない。繋ぐのはネットワークだ。グレッグ・イーガンの『順列都市』の世界は、ある意味で、すでに到来しているのかもしれない。 * * * 現代日本の学校教育現場および労働現場において評価される基準が、かつてのような能力主義(メリトクラシー)から、コミュニケーション能力やさらには「人間力」(あるいは○○力)といったような人間の行為ふるまい全般へと引き延ばされ拡散されたハイパー・メリトクラシーに変容している。この経緯を社会学的に分析した
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