女子は男子に比して学校成績が良い。これ自体は疑いようがないファクトだ。今は公開が停止されているが、過去に公開されていた千葉県教育委員会の「令和6年度千葉県公立高等学校入学者選抜における学習成績分布表等の公表について」において女子の内申点(評定平均値)は男子を上回る事が示されていた。数学や理科でさえ差が縮まるものの女子が男子をリードしており、全教科の評定合計平均値は男子29.4に対し女子31.4である。 また東京都もこの内申点の女子リードを「男女別定員設けたら内申点の(リード)分だけ女子の方が合格点が高くなる」として、都立高校入試における男女別定員制度(男女それぞれの枠を決めて合格させる)を廃止した。尚東京都のシュミュレーションによれば男女定員別から男女合同選抜(定員枠をなくして成績順に並べる)に変えたら女子の合格者が増えるという結果を確認しているらしい。 これは先進国全般の傾向であり、例え

By Felix Neumann数学のテスト結果と温度との間に強い相関関係があることが明らかになりました。「数学の成績が悪かったのは部屋が暑かったから」という言い訳が生徒たちの口から続出するのは確実です。Temperature and Human Capital in the Short- and Long-Run http://www.nber.org/papers/w21157 Paper finds a surprising link between warmtemperatures and math test scores - The Washington Post http://www.washingtonpost.com/news/energy-environment/wp/2015/05/12/paper-finds-a-surprising-link-between-

受験までの道のり 6月に入ると、フランスはバカロレアのシーズンに突入する。バカロレア、通称BAC(バック)はフランス人にとって重大なイベントである。フランスに住む人間でバカロレアを知らない人はいないと言っても過言ではない。バカロレアは高校卒業資格と大学入学資格を兼ねる全国共通国家試験だ。バカロレア取得の有無で、就職先にも影響が出る。フランス人にとってバカロレアとは一種のバロメーターであり、受かろうが落ちようが成人するのに避けては通れない関門なのだ。合格率は浪人、追試などを含め約70%。バカロレアの出来がその後の進学、就職を確定するので、中学入学時から「バカロレアがないと将来スーパーのレジ打ち以上に仕事には就けない。」と教師は口を酸っぱくして生徒に警告する。早いうちから、バカロレア取得は大きな重圧として学生に圧し掛かってくる。 共通国家試験である為、日本の大学受験の様に滑り止めもない。そ
「フラぷらぷら」は、フランスの日常、プラス日本、プラスその他の国、関心もったことをまとめた個人のブログです 日本人は全体的に知識があるのだけど、 なぜかそれが生かされない。 そう思いませんか? 特にフランス人相手には、 「圧倒的な言葉の嵐に負かされる」 それは何故か?と考えた時に、よく取り上げられるのは 哲学 フランスでは「考えること、自分の意見を持ち、発言すること」を重要視し、その勉強の一つに哲学を採用しているのです。 参照 「フランスと日本では学ぶ事が違う。それは哲学を勉強している?ディベート?」 そして、毎年、一般のバカロレアでも哲学の試験の問題が話題になりますが、フランス最高峰のグランドゼコールの哲学の問題は、 さらに、その上を行った!? ENSの哲学の問題 フランスでは大学と呼ばれるところはもちろんありますが、実はフランスの大学は医学部以外はそこまでレベルは高くないと言われていま

小論文や面接で総合的に評価することなど、中教審=中央教育審議会が先月答申した大学入試改革について、NHKが主な大学にアンケートを行ったところ、およそ6割が改革を「歓迎する」と答えました。 一方で、実施するには体制の整備や評価の公平性の担保が難しい、といった課題を指摘する大学も相次ぎました。 中教審の答申では、知識を覚えることに偏りがちな現在の入試から、知識の活用や思考力を評価する試験に転換させる必要があるとして、▽大学入試センター試験を廃止し、複数回受験できる新たなテストを導入することや、▽各大学の個別入試は小論文や面接などで生徒の能力を総合的に評価し、多様な学生を確保するよう求めています。 この答申を受けて、NHKは学部生が1万人以上の大学51校を対象にアンケートを行い、45校から回答を得ました。 答申が示した入試改革をどう受け止めているか尋ねたところ、「大いに歓迎する」と答えた大学が6
下村文部科学大臣は、政府の教育再生実行会議で検討している大学入試改革の参考にするため25日、大学入試センターを視察し、「学力一辺倒でない人間力を判断する入試のあり方について議論していきたい」と述べました。 政府の教育再生実行会議は、ことし6月から大学の入試改革などについて議論を進めていて、秋にも提言をとりまとめ、安倍総理大臣に提出することにしています。 こうしたなか、下村文部科学大臣は、大学入試改革の参考にするため25日、教育再生実行会議の有識者委員と共に、東京・目黒区にある大学入試センターを視察しました。 このあと下村大臣は記者団に対し「現在でも、センター試験に各大学の論文試験などを組み合わせて、合否を判断する工夫が相当されていることがよく理解できた。学力一辺倒でない人間力を判断する入試のあり方について、熟議を重ねながら議論していきたい」と述べました。
今週からフランスでバカロレア (baccalauréat =BAC) が始まった。大学入学資格を得るための全国統一国家試験のことだ。これを取得することで原則どの大学にも入学することができる。初日の哲学の試験は、どんな問題が出題されたかテレビのトップニュースになるくらい、毎年国民の関心を集めるイベントだ。前日にファビウス外相とフィリペッティ文化相が受験生時代に20点満点中18点を取ったことが報じられていたが(オランド大統領は忘れてしまったそうだ)、数年前に受験したばかりのフランス人留学生のMさんによれば18点はありえない点数らしい。 今年出題された文科系の問題のひとつは、”Le langage n’est-il qu’un outil ?”(言語は道具に過ぎないのか?)。まさにグローバリゼーションの波に抵抗しきれず大学の授業の英語化に舵を切ったフランスが自問しているかのような問題だ。 テ
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