『破壊戦 新冷戦時代の秘密工作』著者、古川英治さんに緊急インタビュー【後編】ロシアの秘密工作の実態に迫った角川新書『破壊戦 新冷戦時代の秘密工作』の著者古川さんは、今現在、ロシアの侵攻が続くウクライナにいます。いったいなぜ戦争が始まり、どうしたら終わるのでしょうか。ロシア、ウクライナの視点に加え、欧米、日本、そして私たち一人一人ができること、考えられることをうかがいました。 ▼前編はこちら 日本人記者だからわかったウクライナの人々がとどまる理由 https://kadobun.jp/feature/interview/cveh79vcinwc.html プーチン氏がウクライナ支配に固執する理由 ――それにしてもなぜ急にプーチンはウクライナに攻め込んだのでしょうか。 日本での報道などに接していると「急に」と思われるかもしれませんが、ロシアは8年にわたりウクライナに侵攻し続けています。先ほど

『破壊戦 新冷戦時代の秘密工作』著者、古川英治さんに緊急インタビュー【前編】ロシアの秘密工作の実態に迫った角川新書『破壊戦 新冷戦時代の秘密工作』が刊行されたのは2020年12月のことでした。著者の古川さんは、今現在、ロシアの侵攻が続くウクライナにいます。武力による攻撃が始まり、1か月以上が経ちました。今、ウクライナはどんな状態なのでしょうか。前編ではその生々しい現状を紹介します。 鳴り響く空襲警報 ――古川さんは今、どこにいるのですか。ウクライナ西部の町、リビウというところにいます。もともとは首都のキーウにいたのですが、ロシアの侵攻が始まって2週間ほどしてからリビウに移りました。こちらでは先週(3月26日)、中心部に近いところがミサイル攻撃を受けました。夕方、空襲警報が鳴り始めると、爆発音が聞こえ、小高い丘の上にある通信塔の裏手から黒煙が上がり始めました。けたたましいサイレンを鳴らす

※記事中に残酷な描写があります。閲覧ご注意ください。 【マリウポリ(ウクライナ南東部)AP】砲撃が絶え間なく続く中、マリウポリの凍土に急いで掘られた狭いざんごうに、投げ込まれた子どもたちの遺体が横たわっていた。 生後18カ月のキリル君は、よちよち歩きの小さな体の頭部に砲弾の破片による致命傷を負っていた。16歳のイリヤ君の足は、学校の運動場でのサッカー中に爆発で吹き飛ばされた。6歳以下にしか見えない女の子は、一角獣の絵柄のパジャマを着ていた。ロシアの砲弾で死んだマリウポリの最初の子どもたちだ。 子どもらの遺体は他の何十体とともに市外縁部にあるこの集団墓地に積み上げられていた。道ばたの男性の遺体には明るい青の防水シートがかけられ、石の押さえが置かれていた。赤と金のシーツでくるまれた女性の両くるぶしは、白い端切れできちんと結ばれていた。作業員は次々と可能な限り素早く遺体を墓穴に投げ込んでいった。

ウクライナ、マリウポリに残った最後の国際メディアであるAP通信の記者が包囲下の街を脱出した際の記事全文訳です。 これで国際的なメディアのジャーナリストは全員マリウポリから去りました。 どんな経緯と手段で脱出に至ったのか、是非ご一読を。 (続↓

(CNN) ロシアのタブロイド紙「コムソモリスカヤ・プラウダ」のウェブサイトに、ウクライナでの軍事作戦で1万人近いロシア軍兵士が死亡したとの記事が掲載されたが、この部分はまもなく削除された。 記事にはロシア国防省からの情報として、ウクライナでの「特別作戦」で軍要員9861人が死亡、1万6153人が負傷したと書かれていた。 CNNの分析によれば、記事はモスクワ時間の21日午前0時9分(日本時間同日午前6時9分)に公開されたとみられる。 しかしこの記事は、ソーシャルメディアで注目を集め始め、CNNが閲覧した直後のモスクワ時間同日午後9時56分に更新され、死者数への言及は全面的に削除された。ロシアは今月2日以降、自国軍の死者数を公表していない。米国防総省の推定ではこれまでに最大1万人が死亡したとされ、同紙が報じた人数と一致する。 同紙はこの後、サイト管理者のアクセスがハッキングされたとする声明

街では市民が抵抗に備え、火炎瓶を作っている。ラベルには、プーチン氏の顔写真とともに「間抜けなプーチン」の文字も(撮影/佐藤和孝) ポーランド国境にほど近い、ウクライナ西部の街に入ったジャーナリストの佐藤和孝さん。これまでもアフガニスタンやボスニアなど様々な紛争地で取材を行ってきた佐藤さんに、AERAはインタビュー。ウクライナに入国した直後のこの街で彼が感じたのは、「平穏」に侵食する恐怖と孤立だった。 【写真】「プーチンと4回会った」と語る親ロシアの日本の国会議員はこちら * * * ――ウクライナ西部にある街、リビウ。美しい街並みはユネスコの世界遺産に登録され、歴史の深さを感じさせる。3月5日、ジャーナリストでジャパンプレス代表の佐藤和孝さんがリビウに入り、取材を続けている。 佐藤:日本で思っているよりも、ウクライナ全土が戦地になっているわけではありません。ロシアに近いハリコフやマリウ

「ウクライナでコロナ実験」 ロシア主張、侵攻正当化か2022年03月10日20時18分ロシア国防省のコナシェンコフ報道官=6日、モスクワ(AFP時事)ロシア国防省は10日、「(米国の支援を受けた)ウクライナの研究所が、コウモリのコロナウイルスのサンプルを使った実験をしていた」と主張した。ロシアは最近、ウクライナの「生物兵器計画」を宣伝。侵攻を正当化するための口実づくりと受け止められている。ロシアが生物・化学兵器使用も 米、「偽旗作戦」警戒 国防省のコナシェンコフ報道官は「米国側は今年、鳥やコウモリ、爬虫(はちゅう)類の病原体に関する研究も、ウクライナで計画していた」と発表した。ウクライナの研究所から入手した文書に基づく情報とし、米国防総省が資金提供したと決め付けたが、信ぴょう性は不明だ。 国際ウクライナ情勢 コメントをする

記者会見を行うホワイトハウスのサキ報道官=9日、米首都ワシントン/Patrick Semansky/AP (CNN) 米ホワイトハウスは9日、ロシアがウクライナで化学兵器を使用したり、攻撃を自作自演する「偽旗作戦」に化学兵器を使ったりする可能性があると警告した。 ホワイトハウスのサキ報道官はツイッターで、米国がウクライナで化学兵器を開発しているとのロシアの主張を「虚偽」と批判した。 同氏のツイートでは「ロシアがこうした虚偽の主張を展開し、中国もこのプロパガンダを支持しているように見える以上、われわれはロシアが化学兵器や生物兵器をウクライナで使用する可能性や、それらを使った偽旗作戦を警戒する必要がある」としている。 また、ロシアが化学兵器を使用したことを示す長年の記録や、「ロシア自身が行っている当の違反行為について西側諸国を批判」する過去のパターンにも言及した。 ブリンケン米国務長官は今年、

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