荷を引く獣たち: 動物の解放と障害者の解放 作者:テイラー,スナウラ 発売日: 2020/09/10 メディア: 単行本 版元による紹介はこんな感じ。 スナウラ・テイラーは、一人の障害当事者として、障害者運動と動物の権利運動の担い手として、そして一人の芸術家として、読者に問いかける。もし動物と障害者の抑圧がもつれあっているのなら、もし健常者を中心とする制度と人間を中心とする倫理とがつながっているのなら、解放への道のりもまた、交差しているのではないか、と。 彼女は考えつづける。デモに参加しながら、絵を描きながら、対話しながら、食べながら。いったい何が、動物たちから人間を、障害者ではない人たちから障害者を、区別しているのだろうか、と。 彼女は考えつづける。身体的・精神的な能力の有無や高低(世界の中でどのように動いたり、動けなかったりするか)を基準にして、私たちは、自分を「人間」として意識し、他

コンテンツブロックが有効であることを検知しました。 このサイトを利用するには、コンテンツブロック機能(広告ブロック機能を持つ拡張機能等)を無効にしてページを再読み込みしてください。 ✕

** 時代が締め出すこころ 精神科外来から見えること 青木省三 ** 著者の青木省三氏は、雑誌『こころの科学』(日本評論社)の監修者として、お名前は知っていました。著書を読ませていただくのは、おそらく初めてではないかと思います。 精神科医として仕事を始めてから30年あまりなのだそうです。あとがきにありました。 この30年、日本の経済は高度成長期からバブル期へ、そして、長い低成長期へと変化し、家族のありかたは、大家族から核家族へそして単身世帯の増加へと変化し、労働環境は年功序列から成果主義へと変化した、と、書いておられます。確かにその通り、私たちはそのような時代を生きてきました。 それらの変化が日本人のありかたに影響していることを診察室で感じつつ、精神科医として、それにどう関わっていきたいかということを、率直につづっておられます。うつ病やパーソナリティ障害、統合失調症などと時代の関係につ

1リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く