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哲学に関するobsvのブックマーク (90)

  • ジョセフ・ヒース「病気は社会的構築物である」(2025年7月26日)

    社会構築主義は近年、評判が良くない。その大きな理由は、セックスとジェンダー・アイデンティティを巡る議論で社会構築主義が利用(そして誤用)されてきたためだろう。これは残念なことだと私は思っている。なぜなら、構築主義的な分析は、適切になされるならば、世界に関する重要な洞察を与えてくれるものだからだ。どんな人間も、社会環境の「自然らしさ(naturalness)」をひどく高く見積もり、実際には社会的な取り決めでしかないものを実体化(reify)して、客観的に存在するもののように扱ってしまう傾向を基的に持っている。構築主義の古典的な仕事の多くは、私たちが自然なものとナイーブに受け止めがちな社会的世界のある側面を取り上げて、それがいかに、特定の時期の特定の文化的文脈において形成されたものであるかを示すものだ。思想史や他文化の研究に真剣に関心を持っている人なら誰でも、学びを深めるほどに社会構築主義者

    ジョセフ・ヒース「病気は社会的構築物である」(2025年7月26日)
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    obsv2025/09/14非公開
    セックス・ジェンダーアイデンティティで近年評判の悪い社会構築主義の有用性と限界は、病気のアナロジーを用いれば分かりやすくなると言う話。
    • 物理学者らは未だ量子力学の奇妙さに困惑しており、その真の意味について合意できていないことが『Nature』の調査で判明 | XenoSpectrum

      量子力学の誕生から100年。その方程式はスマートフォンから医療機器まで、現代文明の根幹を支えている。しかし、その理論が描き出す「現実」の当の姿は、いまだ深い霧の中だ。この奇妙な状況を裏付けるように、科学誌『Nature』が実施した史上最大規模の調査が、物理学界の根深い意見の対立を白日の下に晒した。なぜ専門家たちは、この世界の根について、これほどまでに意見が割れているのだろうか? 100年の節目に露呈した「量子世界の深刻な分裂」 事の発端は、ちょうど100年前の1925年7月。若き物理学者Werner Karl Heisenberg(ヴェルナー・ハイゼンベルク)が、同僚のWolfgang Ernst Pauli(ヴォルフガング・パウリ)に「燃やすべきか、完成させるべきか」と逡巡しながら送った一通の論文草稿だった。この論文こそが、現代量子力学の礎を築いた「再解釈」論文であり、その誕生の瞬間

      物理学者らは未だ量子力学の奇妙さに困惑しており、その真の意味について合意できていないことが『Nature』の調査で判明 | XenoSpectrum
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      obsv2025/08/02非公開
      “つまり物理学者たちは、完璧な精度で動作する「ブラックボックス」を手にしているが、その箱の中で一体何が起きているのか、その本当の意味を誰も知らない、というパラドックスに陥っているのだ。”
      • ジョセフ・ヒース「ジョン・ロールズと西洋マルクス主義の死」(2024年8月25日)|経済学101

        その昔,まだ私が学部生だった冷戦末期に,政治哲学で最高に熱い事態が起きていた.それは,英語圏でのマルクス主義の力強い再興だ.その仕事の大半は,「分析マルクス主義」という旗の下で進められていた(別名「たわごと無用のマルクス主義」ともいう).その発端となったのは,ジェラルド・コーエン『カール・マルクスの歴史理論:その擁護』の出版だ(あと,同書出版後にコーエンがオックスフォード社会政治哲学のチェリ講座教授に就任したこと).一方,ドイツでは,ユルゲン・ハーバマースの素晴らしく小さくまとまった『後期資主義における正統化の問題』が出て〔1975年〕,マルクスによる資制のさまざまな危機の分析を現代のシステム理論の言語に翻案して新たな息吹を吹き込む期待が高まった.若い急進主義者にとっては,実に熱い時代だった.誇張抜きに,こう言ってもいい――当時,政治哲学に携わっていたきわめて聡明でとりわけ重要だった人

        ジョセフ・ヒース「ジョン・ロールズと西洋マルクス主義の死」(2024年8月25日)|経済学101
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        obsv2024/08/27非公開
        “20世紀政治哲学でも屈指の頭脳たち数名が,20年近くもマルクス主義理論という岩塩坑で労苦に耐えながら資本制の「搾取」批判を機能させようとつとめたすえに,一人残らずこれを放棄して平等主義者になった”
        • 「マナー、道徳、常識、暗黙の了解」で人を叩く行為が気に入らない。

          功利主義に向き合う いきなりだが、どうもおれは功利主義者らしい。反出生主義などの持論を述べていたら、そう指摘された。 なるほど、反出生主義論者のベネターの考え方は功利主義的かもしれない。 とはいえ、おれは功利主義をよく知らない。「最大多数の最大幸福?」くらいのものだ。なので、おれはを読んでみることにした。 たとえば、有名なJ.S.ミルなどはなんといっているのだろう。『功利主義』の冒頭はこんな文章で始まる。 正と不正の判断基準をめぐる論争は、解決に向けた進展が少しも見られない。人間の知識の現状を作り上げている環境要因のうちで、これほど期待はずれなものはほとんどない。 最も重要なテーマに関する思索でありながら、長いあいだ立ち後れたままであり、期待はずれという点でここまで際立っている環境要因はほとんどない。 哲学が誕生して以来、最高善に関する話題、あるいは同じことになるが、道徳の基礎になる問題

          「マナー、道徳、常識、暗黙の了解」で人を叩く行為が気に入らない。
          • 哲学者の永井均さん、M・ヴェーバーを精読したこともない人が社会学を叩くのは自分が馬鹿であることを喧伝しているようなものであるとの見解を示す

            永井均『「純粋理性批判」を立て直す-カントの誤診1』絶賛発売中! @hitoshinagai1 哲学をやっています。2014年からツイッターを始めました。私が何を言っているのか理解したい方は、まずは近年の主著である『世界の独在論的存在構造-哲学探究2』(春秋社)からお読みください。これら拙著における議論を前提にしたことを呟きますので、読まずにリプライ等をしないようにお願いします。 永井均 @hitoshinagai1 何故かは知らないが、社会学を「叩く」ことが流行っていると聞いた。私は、マックス・ヴェーバーを自家薬籠中のものとしており、折に触れて(例えば日の現況を説明する際に)それを使えるというだけでも、多くの社会学者に深い敬意を感じる。そういうことは奇跡的といえるほど素晴らしいことだと思う。2023-09-06 21:32:34 永井均 @hitoshinagai1 なぜ奇跡的といえ

            哲学者の永井均さん、M・ヴェーバーを精読したこともない人が社会学を叩くのは自分が馬鹿であることを喧伝しているようなものであるとの見解を示す
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            obsv2023/09/09非公開
            「権威にどれだけ近いか」でしかマウントを取れない学者が科学を理解するのは難しい。
            • 朝日新聞社編『危機の時代に読み解く『風の谷のナウシカ』』(徳間書店)取材原稿完全版 - shinichiroinaba's blog

              朝日新聞の連載企画を基に先般刊行された朝日新聞社編『危機の時代に読み解く『風の谷のナウシカ』』(徳間書店)に寄稿した拙文(インタビューのフォーマットに合わせて編集者に合いの手を入れてもらった以外は当方の書下ろしである)は、紙面でもまた単行でも大幅に縮減されたものである。徳間書店のご厚意によってここに原型を復元し公開する。 =================== ――研究者としての著書も多数あるなかで、稲葉さんの最初の著書は『ナウシカ解読 ユートピアの臨界』(1996年刊、2019年に増補版を刊行)です。稲葉さんは、今この作品をどう評価しますか。 宮崎駿のまんが『風の谷のナウシカ』はすでに古典になっています。古典になっている、ということの意味は色々ありますが、ひとつには後進にとっての模範、ベンチマークを提供している、というところです。これについては後に詳しく述べましょう。もうひとつは、もう

              朝日新聞社編『危機の時代に読み解く『風の谷のナウシカ』』(徳間書店)取材原稿完全版 - shinichiroinaba's blog
              • 哲学者は物理学者の本気の拳をどう受け止めるか…谷村省吾「一物理学者が観た哲学」を読んで|R. Maruyama

                こんなものが読めるとは思っていなかった。驚き、悲しみ、何度も頭に血がのぼった。そして、著者の気度に慄いた。 物理学者の谷村省吾先生(以下、谷村氏)による、『〈現在〉という謎』への「補足ノート」が公開された。書の発行時から、公開が予告されていた文章だ。 谷村省吾「一物理学者が観た哲学」(pdf) http://www.phys.cs.is.nagoya-u.ac.jp/~tanimura/time/note.html 書籍『〈現在〉という謎』に関しては、感想をブログに書いた: 同書で谷村氏と分析哲学者たちの応酬を読んだ私は、当初は谷村氏が「挑発者」の役を演じているのではないかと思った。裏ではお互いわかり合っていながらも、を面白くするために、敢えて対立点を強調したのではないかと。そうであってほしいとも思っていた。 しかし、違った。気だった。谷村氏は、物理学者としてのインテグリティを賭し

                哲学者は物理学者の本気の拳をどう受け止めるか…谷村省吾「一物理学者が観た哲学」を読んで|R. Maruyama
                • プーチンが心酔する哲学者2人の思想が最凶にヤバイ! 日本は今後大ピンチに…イワン・イリン、アレクサンドル・ドゥーギン完全解説! (2018年5月24日) - エキサイトニュース

                  最新鋭の核兵器を次から次へと開発し、第三次世界大戦も辞さない構えの露ウラジミール・プーチン大統領。次の一手に全世界の注目が集まっているが、プーチンの思想的支柱となっている2人の哲学者の思想を知れば、今後のロシアの動きが分かるかもしれない。 ■イワン・イリン 今年4月、米イエール大学の歴史学者ティモシー・スナイダー教授が、プーチン大統領について書かれた『The Road to Unfreedom』を出版した。すでに有名海外メディアから大きな賞賛を得ている同書だが、今回特に注目したいのは、プーチン大統領の政治思想に大きな影響を持つとされるロシア出身のファシスト哲学者イワン・イリン(1883~1954)に対するスナイダー氏の見解だ。 【その他の画像はコチラ→http://tocana.jp/2018/05/post_16969_entry.html】 同書をレビューしている英紙「The Guar

                  プーチンが心酔する哲学者2人の思想が最凶にヤバイ! 日本は今後大ピンチに…イワン・イリン、アレクサンドル・ドゥーギン完全解説! (2018年5月24日) - エキサイトニュース
                  obsv
                  obsv2022/03/18非公開
                  “外敵とフェイクニュースでロシア国民を操り、対外的にはロシアを中心にイラン・ドイツ・日本も含めた大きなユーラシア圏を形成し、アメリカやヨーロッパから成る大西洋主義に対抗できる国づくりを目指す”
                  • いかに良く生きるかは猫が知っている『猫に学ぶ』

                    生きる意味とは何か いまの自分に満足できない人生の価値が分からない 自分は何者かになれるのか、あるいは、何者にもなれないのか これらを考えている人に、「を見ろ」とそそのかす。人はにはなれないし、のように生きることもできない。 なぜこんな悩みを抱えているのかまで掘り下げると、超リアリスティックな解に行き着く。いかに良く生きるかは、に学べと。人は、のように生きることはできない。だが、が生きるように生きることはできるという。人生に意味を求める理由 そもそも人は、なぜ生きる意味を求めるのか? 自分自身の生活を超えたところに「価値」だの「生きがい」を探すことをやめられないのはなぜか? この疑問に、古今東西の哲学者や文学者を召喚する。プラトン、ピュロン、エピクロス、マルクス・アウレリウス、パスカル、スピノザ、モンテーニュ、ウィトゲンシュタイン、コレット、谷崎潤一郎、ゲイツキル……引き出

                    いかに良く生きるかは猫が知っている『猫に学ぶ』
                    • 「なぜ人を殺してはいけないのか?」に対するニーチェの答えが「すごい」と騒がれているが、実はもっとぶっ飛んですごい|ふろむだ

                      「なぜ人を殺してはいけないのか?」に対するニーチェの答えが「すごい」と騒がれているが、実はもっとぶっ飛んですごい 『たまたま「これがニーチェだ(永井均)」を読んでいたら「なぜ人を殺してはいけないのか?」という問いにニーチェがどう答えたかという話があったので一部引用してみます。』 という小野ほりでいさんのツイートに対し、「ニーチェの答えがすごい」というコメントがいくつも寄せられています。 その小野ほりでいさんのツイートで引用されたのは永井均『これがニーチェだ』の以下の部分です: この問いに不穏さを感じ取らずに、単純素朴に、そして理にのみ忠実に、答える方途を考えてみよう。相互性の原理に訴える途しかないー きみ自身やきみが愛する人が殺される場合を考えてみるべきだ。 それが嫌なら、自分が殺す場合も同じことではないか、と。だが、この原理は、それ自体が道徳的原理であるがゆえに、究極的な説得力を持たない

                      「なぜ人を殺してはいけないのか?」に対するニーチェの答えが「すごい」と騒がれているが、実はもっとぶっ飛んですごい|ふろむだ
                      obsv
                      obsv2021/11/03非公開
                      “道徳というのは、嘘と欺瞞で作られた、便利で有益な装置なのだけど、それがそういう装置であることをみなが忘却することによって成り立つ装置なのです。”
                      • ジョセフ・ヒース「エンパシー(共感)では世界を救えない」(2021年4月9日)|WARE_bluefield

                        「エンパシー(共感)を“広めていって”も世界を救うことはできない理由」(2021年4月9日) 〔訳注:インタビューは。カナダのラジオメディアが行ったヒースのインタビューを中心とした気候変動問題への特集記事の意訳・要約である。ヒースのインタビュー部分のみ訳出している。〕 哲学者は言う「社会において最適に行動するためのルールは、その社会の規模にほぼ間違いなく左右されるのです」と。 キャンプ場でみんな仲良くなるのと、大規模な社会で市民が協力する方法とは根的に異なっている。そして、グローバルな協力は、完全に異なった競技ルールとなっている。哲学者のジョセフ・ヒースは「規模によって公益の論理は様変わりします」と主張している。 キャンプで、互いに協力する方法を把握するのは、あまりに当たり前で簡単だ。共通の目的に向かって作業する人間が一握りしかいないからである。 「ところが気候変動のような大きな課題に

                        ジョセフ・ヒース「エンパシー(共感)では世界を救えない」(2021年4月9日)|WARE_bluefield
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                        obsv2021/07/09非公開
                        “「協力を達成するは、関係者の数で変わってきます。集団が大きくなるにつれて、共通の利益に向けて一丸で取り組むのが困難となり、官僚的なヒエラルキーに頼るのが普通になるのです」”
                        • 20世紀の人間科学・社会科学を再考する ジョセフ・ヒース『ルールに従う』を訳して:オピニオン:Chuo Online : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

                          20世紀の人間科学・社会科学を再考する ジョセフ・ヒース『ルールに従う』を訳して 瀧澤 弘和/中央大学経済学部教授 専門分野 ゲーム理論、実験経済学経済学の哲学ページの英語版はこちら 先頃私は、ジョセフ・ヒースの『ルールに従う:社会科学の規範理論序説』の翻訳を上梓した。このをいずれかの分野に分類しなければならないとしたら哲学書ということになろう。私のもともとの専門分野はゲーム理論、実験ゲーム理論であるから、なぜ私が同書を翻訳したのかを訝しく思う向きもあろう。実際、以下でも述べるように書の議論は、哲学のみならず、社会学、心理学、進化生物学等々の分野をまたぐものであり、すべてではないにしても引用されている文献を理解しながら翻訳を進めることは、私にとって相当時間を要する作業であった。しかし、その後同書に寄せられたさまざまなコメント(その中には「ここ10年で最も重要な文献」という望外のも

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                          obsv2021/06/21非公開
                          “合理性の基礎には人間という生物に固有の模倣的な仕方で規範に同調する性向が存在しており、規範性なしには合理性も存在しえない”
                          • 何が狂っているのか分かる「フランス現代思想史」

                            フランス現代思想に詳しい文芸評論家が社会問題等を語るのを見て、稚拙に感じた人は多いのでは無いであろうか。「脱構築」な聞きなれない単語を並べて来る一方で、歴史や制度や技術に関する知識が心もとない。一方で、論理が飛躍するし、矛盾した主張もされることがある。断片的な知識を入れると、言葉の端々から連想される結論に飛びついてしまう。ほんわかしていて批判に備える殺伐感が無い。 激しい教養の欠如を感じるわけだが、一体、何を学んだらこういう風になるのか疑問だった。ラカンやドゥルーズやデリダの文章を読めば分かるのかも知れないが、根的に間違っていそうな話を延々と読むのはつらい。放置していたのだが、新書なので手軽に読める「フランス現代思想史」と言う概説書が出てきた。著者はドイツ哲学が専門で、英米系哲学の講義もして来た人で、フランス現代思想のタコ坪に入っていない専門家になる。 タイトル通りの内容ので、良く参照

                            何が狂っているのか分かる「フランス現代思想史」
                            • ストア哲学の幸福論は現代にも通じるのか? - 晶文社スクラップブック

                              いまわたしたちが直面している社会的諸問題の裏には、「心理学や進化生物学から見た、動物としての人間」と「哲学や社会や経済の担い手としての人間」のあいだにある「乖離」の存在がある。そこに横たわるギャップを埋めるにはどうしたらよいのか? ポリティカル・コレクトネス、優生思想、道徳、人種、ジェンダーなどにかかわる様々な難問に対する回答を、アカデミアや論壇で埋もれがちで、ときに不愉快で不都合でもある書物を紹介しながら探る論考、そのシーズン2の開始です。 「幸福」「意味」とはどういうことか? 古代から、人間は「幸福」や「人生の意味」について悩んできた。どうすれば幸せで有意義な人生を送れるのか? そもそも、「幸福」や「意味」とはどういうことなのか? すこし前までは、こんな難しい問題について考えて答えようとするのは、宗教家と哲学者と文学者しかいなかった。とくに哲学においては、現代においても幸福論や人生の意

                              ストア哲学の幸福論は現代にも通じるのか? - 晶文社スクラップブック
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                              obsv2021/05/16非公開
                              “他者との結びつきや家族を築くことへの欲求は根深くて重要なものだ。それを充たすことができなければ、いくら心の平静を保てたり自己実現できたりしたとしても、人生には空虚さが残り続けるかもしれないのだ。”
                              • トロッコ問題について考えなければいけない理由 - 晶文社スクラップブック

                                いまわたしたちが直面している社会的諸問題の裏には、「心理学や進化生物学から見た、動物としての人間」と「哲学や社会や経済の担い手としての人間」のあいだにある「乖離」の存在がある。そこに横たわるギャップを埋めるにはどうしたらよいのか? ポリティカル・コレクトネス、優生思想、道徳、人種、ジェンダーなどにかかわる様々な難問に対する回答を、アカデミアや論壇で埋もれがちで、ときに不愉快で不都合でもある書物を紹介しながら探る論考、そのシーズン2の開始です。 どう向き合うべきなのか? 「トロッコ問題」についてご存知の方は多いだろう。 この思考実験は、日では2010年に翻訳されたマイケル・サンデルの『これからの正義の話をしよう』で取り上げられて、NHKの「ハーバード白熱教室」でもサンデル教授が学生たちにトロッコ問題を投げかける姿が放映されたことで、多くの人の印象に残ることになった。 哲学の論文というかたち

                                トロッコ問題について考えなければいけない理由 - 晶文社スクラップブック
                                obsv
                                obsv2021/05/15非公開
                                “トロッコ問題に対して投げかけられる批判の大半は、トロッコ問題に対して抱く嫌悪感に理屈を与えて正当化したものに過ぎないのではないか、とわたしは疑っている。”
                                • 結局、人文学は何の役に立つのか? - 晶文社スクラップブック

                                  いまわたしたちが直面している社会的諸問題の裏には、「心理学や進化生物学から見た、動物としての人間」と「哲学や社会や経済の担い手としての人間」のあいだにある「乖離」の存在がある。そこに横たわるギャップを埋めるにはどうしたらよいのか? ポリティカル・コレクトネス、優生思想、道徳、人種、ジェンダーなどにかかわる様々な難問に対する回答を、アカデミアや論壇で埋もれがちで、ときに不愉快で不都合でもある書物を紹介しながら探る論考、そのシーズン2の開始です。 2020年10月11日、橋下徹・元大阪府知事は「日の人文系の学者の酷さ」を指摘するツイートを行なった[1]。橋下によると、「"自分は賢い!一般国民はバカ"という認識が骨の髄まで染みている」日の人文系の学者は、「税金もらって自分の好きなことができる時間を与えてもらって勉強させてもらっていること」や「社会に対して何の貢献をしているのかわからん仕事」を

                                  結局、人文学は何の役に立つのか? - 晶文社スクラップブック
                                  obsv
                                  obsv2021/05/15非公開
                                  “自分たちの存在意義を証明しなければならない「弱い」立場に追い込まれている人たちがそのような「逃げ」を選択することは、本人たちにとっても何のメリットもない戦略であるのだ。”
                                  • 「日本はスマホに支配された異常な国だ」天才哲学者がそう断言する理由 マルクス・ガブリエルは警告する

                                    「日人は共同体を重んじる」はウソ 日人は先進国の中で最も社会的に孤立しているというデータがあるそうですね(ミシガン大学による「世界価値観調査」)。社会的に孤立するとは、家族、友人、同僚以外の人と会う機会が少ないということです。 日人を含むアジア人は共同体を、ヨーロッパ人は個を尊重するという悪しきステレオタイプがありますが、この調査結果は、このステレオタイプを否定する社会学的証拠になり得ます。 データによるとドイツは全体で下位から5位、ヨーロッパ全体だと同じく4位のようですね。実際、ドイツ人は(日人よりも)群れで行動する傾向があると思うのです。ドイツ社会では、人と一緒にお酒を飲んだり、散歩をしたりすることが非常に重要な役割を果たしています。これをドイツ語では散歩を意味するSpaziergangと呼びます。このような文化ドイツ全土に見られます。 また、ドイツ人のソーシャメディアに対す

                                    「日本はスマホに支配された異常な国だ」天才哲学者がそう断言する理由 マルクス・ガブリエルは警告する
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                                    obsv2021/05/06非公開
                                    キャンセルカルチャーが吹き荒れてる欧米見てそれ言うか?全部マルクス・ガブリエルの個人的な印象論でしかモノを言ってない。正直この人が天才と持ち上げられてる理由がわからない。
                                    • yasuienv.net - このウェブサイトは販売用です! - yasuienv リソースおよび情報

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                                      • 読書メモ:『モラル・トライブズ:共存の道徳哲学へ』 - 道徳的動物日記

                                        きのうからはじまった某所での連載の次々回くらいの原稿の元ネタとして『モラル・トライブズ:共存の道徳哲学へ』を借りて読み直しているうちに、図書館からお怒りの電話が来てしまった。 しかし『モラル・トライブズ』は細部まで刺激と啓発に満ちたおもしろいであるので、原稿に使わないであろう部分についても、こちらにてメモ的に記録・紹介しておこう。 …生物学的適応である以上、道徳は《私たち》を《私》より優先させる装置としてだけでなく、《私たち》を《彼ら》より優先させる装置として進化した。 …(中略)…奇妙に思える第二の点は、道徳が《彼ら》を打ち負かすための装置であることだ。まるで道徳が「無道徳」か「不道徳」でさえあるように思える。しかし、どうしてこんなことがありうるのか? (p.32-33) 『モラル・トライブズ』では、全編にわたっていわゆる「進化論的暴露論法」が行われている。一見すると正しく素晴らしいと

                                        読書メモ:『モラル・トライブズ:共存の道徳哲学へ』 - 道徳的動物日記
                                        • ルールに従う ジョセフ・ヒース著 - 日本経済新聞

                                          「蟻(あり)のコロニーについては解明が進んでいるのに、人間社会がどのように機能しているかについては、良く分かっていない」。著者のヒースは40代半ばの気鋭の哲学者で、書は「ルール遵守(じゅんしゅ)」という人間の社会行動に焦点をあて、この問いに答えようとする。「道徳」という哲学の古典的なテーマを、経済学ゲーム理論、心理学、進化生物学など、最先端の研究成果を踏まえながら論じるアプローチは新鮮である

                                          ルールに従う ジョセフ・ヒース著 - 日本経済新聞

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