イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相(2025年9月15日撮影)。(c)Nathan Howard/POOL/AFP 【9月25日 AFP】国連総会での演説を控えるイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は25日、パレスチナ国家を承認した各国の指導者を非難した。米ホワイトハウスでの会談と国連総会での演説のため、米国に向かう前にベングリオン空港で声明を発表した。 26日に国連総会で演説する予定のネタニヤフ氏は「国連総会で語るのは、イスラエル市民の真実、イスラエル兵士の真実、わが国の真実だ」と述べた。さらに「殺人者、性的暴行犯、子どもに危害を加える者を非難する代わりに、彼ら(パレスチナ)にイスラエルの中心部に国家を与えようとする指導者を私は非難する。これは決して起こらない」と語った。 ネタニヤフ氏は24日、英国やフランスなどによる最近のパレスチナ国家承認の動きについて、「イスラエルを何ら義務付

(CNN) レバノン政府によると、イスラエルが21日にレバノン南部で行った空爆で5人が死亡した。うち4人は米国人で、3人は子どもだった。 イスラエル軍は、レバノンの武装組織ヒズボラの工作員1人を攻撃して排除したと発表した。この攻撃で「無関係な民間人数人」も死亡したことを確認し、「この事案については調査中」としている。 レバノン国会議長や外相によると、今回のイスラエルの攻撃によって米国人の父親とその子ども3人が死亡し、母親は負傷して重体となっている。 レバノン国営NNA通信によると、ドローンから発射されたミサイルでバイクと車が攻撃され、車に乗っていた父子が死亡。攻撃の標的だったと思われるバイクの運転手も死亡した。 レバノンのサラム首相は今回の攻撃を民間人に対する「虐殺」と形容。イスラエルによる「度重なる国際決議違反および国際法違反」を最も強い言葉で非難するよう、国際社会に呼びかけた。 国連児

国連人権理事会の調査委員会が16日に発表した報告書は、イスラエルがパレスチナ・ガザ地区のパレスチナ人に対してジェノサイド(集団殺害)を行っていると認定した。2023年10月にイスラム組織ハマスとの戦争が始まって以来、国際法で定義される5件のジェノサイド行為のうち、少なくとも4件が行われたとしている。 新たに発表された報告書が認定したジェノサイド行為は、「集団構成員を殺すこと」、「集団構成員に対して重大な肉体的または精神的な危害を加えること」、「全部または一部に肉体の破壊をもたらすために意図された生活条件を集団に対して故意に課すること」、「集団内における子どもの出生を防止することを意図した措置を課すること」。

スペインのペドロ・サンチェス首相(2024年11月5日撮影)。(c)OSCAR DEL POZO/AFP 【9月16日 AFP】スペインのペドロ・サンチェス首相は15日、パレスチナ自治区ガザ地区での紛争をめぐり、イスラエルの国際スポーツ大会への参加を禁止するよう呼び掛けた。サンチェス政権をめぐっては、イスラエルとの8億2500万ドル(1216億円)の武器調達契約も破棄していたことも明らかになった。 サンチェス氏は、14日にスペインで開催された世界最大級の自転車レースの一つ、自転車ロードレースのブエルタ・ア・エスパーニャの最終ステージを中断に追い込んだ数千人の抗議デモ参加者に対し、「深い敬意」を表した。 サンチェス氏は、ウクライナ侵攻したロシアと同様、パレスチナ自治区ガザ地区に侵攻するイスラエルも罰せられるべきだと主張し、スペイン保守派と同レースにチームを派遣していたイスラエルの怒りを買った

1 今年のアカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞を受賞した映画「ノー・アザー・ランド」の共同監督でパレスチナ人のバーセル・アドラー氏の自宅がイスラエル兵に襲撃されました。 アドラー氏がAP通信に話したところによりますと、13日、自身が住むパレスチナ自治区ヨルダン川西岸の集落がイスラエル人入植者らによって攻撃され、アドラー氏の兄弟2人といとこが負傷しました。 その後、アドラー氏が負傷した家族らを病院へ連れて行っている間にイスラエル兵9人が自宅に押し入り、アドラー氏の居場所を聞き出したり、妻の携帯電話を調べるなどしました。 家には生後9カ月の娘もいたということです。 13日夜の時点で、イスラエル兵が集落の入口を封鎖しているため、アドラー氏は拘束されるのを恐れ、帰宅できていないということです。 一方、イスラエル軍は、パレスチナ人の投石によりイスラエル人2人が負傷した後、集落に突入したと主張していま

イスラエル軍が、イスラム組織ハマスの幹部を標的に中東カタールで行った攻撃をめぐり、停戦協議を仲介してきたカタール政府は攻撃を強く非難する一方、停戦に向けた仲介の努力を続ける考えを示しました。 イスラエル軍は9日、カタールの首都ドーハで、イスラエルとの停戦協議に向けて集まっていたハマスの代表団を標的に攻撃を行いました。 攻撃のあと、ハマスは声明で、代表団は無事だったものの、メンバー5人が死亡したことを明らかにしたうえで「イスラエルは代表団を標的にし、合意を望んでいないことを明確に示した」などとイスラエルを激しく非難しました。 攻撃があった際、ハマスの代表団は、アメリカが新たに示した停戦案について検討していたということで、声明では、今後も協議を続けるかどうかは明言しませんでした。 攻撃が行われたカタールは、停戦協議の仲介国で、ムハンマド首相兼外相は9日、記者会見を開き「停戦案について最終的な協

イスラエルのイスラエル・カッツ国防相(2025年7月18日撮影)。(c)alex wroblewski/AFP 【9月4日 AFP】イスラエルのイスラエル・カッツ国防相は4日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派がイスラエルに対するミサイル攻撃を強化したのを受け、旧約聖書で神が古代エジプトもたらしたとされる10の災いをフーシ派にもたらすと表明した。 カッツ氏はX(旧ツイッター)に、「フーシ派が再びイスラエルに対してミサイルを発射している。暗闇で覆う災い、長子を皆殺しにする災い──われわれは10の災いすべてをもたらす」と述べた。 カッツ氏が言及した10の災いは、旧約聖書の出エジプト記で、奴隷状態にあったイスラエル人を解放するため、神が古代エジプトにもたらしたもの。内訳は、川の水を血に変える災い、カエルを放つ災い、ブヨを放つ災い、アブを放つ災い、家畜に疫病をはやらせる災い、腫れ物を生じさせる災い

この写真にはショッキングな表現、または18歳以上の年齢制限の対象となる内容が含まれます。 ご覧になる場合にはご了承の上、クリックしてください。 【8月15日 AFP】アラブ諸国は、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が「大イスラエル」構想への支持を表明したとみられる発言を激しく非難し、中東情勢が緊迫する中でのこの発言を自国の主権に対する脅威と呼んだ。 大イスラエルとは、ソロモン王時代のイスラエル王国の領土に関する旧約聖書の解釈を指し、現在のパレスチナ自治区ガザ地区とヨルダン川西岸だけでなく、現在のヨルダン、レバノン、シリアの一部も含まれる。 イスラエルの超国家主義者(ウルトラナショナリスト)たちは、これらの地域の占領を求めている。 12日にイスラエルのテレビ局「i24ニュース」のインタビュアー、シャロン・ガル氏から大イスラエル構想に賛同するかと問われると、ネタニヤフ氏は、「もちろん」「私

エルサレム(CNN) イスラエル治安閣議でパレスチナ自治区ガザ地区の戦闘をエスカレートさせる計画が承認されたことに抗議して、今もガザで拘束されているイスラエルの人質の家族が17日に全土でゼネストを決行するよう呼びかけている。 人質の家族らはテルアビブで「兵士と人質を救うために国を閉鎖する」と宣言。17日のストには数百社の企業や数千人の市民が参加して経済活動をまひさせると予告している。 イスラエル最大労組のイスラエル労働総同盟(ヒスタドルート)はまだ参加を表明しておらず、人質の家族らが同組合の委員長と11日に会って参加を促す方針。 人質の母親のアナト・アングレストさんは経済界や労組のトップに対し、「あなた方の沈黙が私たちの子どもを殺している」と訴え、「あなた方が心の中で私たちと同じように苦しんでいることは知っている。しかしそれだけでは足りない。沈黙は命を奪う。だから今、これまで思いとどまって

【8月12日 AFP】エルサレム旧市街にあるユダヤ教聖地「嘆きの壁」が11日、ヘブライ語で「(パレスチナ自治区)ガザ地区でホロコースト(ユダヤ人絶滅を目的としたナチス・ドイツ政権とその同盟国および協力者による国ぐるみの組織的な迫害および大量虐殺)が行われている」と落書きされた。当局が明らかにした。イスラエルによるガザでの軍事作戦継続を非難するものとみられ、イスラエルの宗教指導者や政治家ら幅広い層が非難した。 エルサレム市内の別の場所にある大シナゴーグの壁にも同様のメッセージが落書きされた。 イスラエル警察が、27歳の容疑者を逮捕した。 この事件はイスラエル国内で激しい怒りを呼んだ。 嘆きの壁のラビ、シュムエル・ラビノビッチ師は、「聖地は抗議を表明する場所ではない。警察はこの行為を捜査し、冒涜の犯人を追跡し、法の裁きを受けさせなければならない」と述べた。 嘆きの壁の管理事務所は、落書きは午前

カタールの衛星放送局アル・ジャジーラは10日、ガザ市のアル・シファ病院付近でイスラエル軍による攻撃があり、現場で7人が殺害されたと発表した。殺害された中には、同局の記者とカメラマンが計5人含まれるという。 アル・ジャジーラの報道スタッフで死亡したのは、記者のアナス・アル・シャリフ氏、モハメド・クレイケ氏、カメラマンのイブラヒム・ザヘル氏、モハメド・ヌーファル氏、モアメン・アリワ氏。5人は、病院の正門前に設置された報道用テントにいたところを攻撃されたという。

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は7日夜、パレスチナ・ガザ地区での軍事作戦に関する方針について治安閣議で協議した。閣議は8日未明、ガザ市制圧を含む計画を賛成多数で承認した。ネタニヤフ氏は閣議に先立ち、イスラエルがガザ全域を支配する意向を表明していた。ハマスはこれについて、ネタニヤフ氏がガザに残る人質を「犠牲」にしてでも「個人的利益」を追及しているあらわれだと反発していた。 イスラエル首相府は閣議承認を受けて、ガザ市の占拠計画と「戦争終結のための5原則」を記した声明を発表した。声明によると、これらの原則は閣議で多数決により採択されたという。

【7月31日 AFP】イスラエル人入植者数百人が30日、約1年10か月に及ぶ紛争で荒廃したパレスチナ自治区ガザ地区の領有権を主張するデモ行進を行った。 イスラエル国旗と共にかつてガザに存在したが2005年に解体された入植地群グシュカティフのオレンジ色の旗を振りながら、参加者たちはイスラエル南部の町スデロットから、ガザ北部ベイトハヌンの廃虚を見下ろすアサフシボニ展望台まで行進した。 イスラエル軍は1967年からガザを占領していたが、2005年に撤退。入植者約8000人が退避させられ、入植地21か所が撤去された。 だが、声高な少数派は帰還の夢を決して諦めなかった。そしてイスラム組織ハマスとの紛争と強硬派政権の台頭という状況の今、機は熟したと考える者もいる。 グシュカティフ出身のベテラン活動家に、イスラエル軍の邪魔さえ入らなければいつでもガザに移住する準備ができている新世代の入植希望者たちが合流

破壊されたパレスチナ自治区ガザ地区北部の建物=1月/Menahem Kahana/AFP via Getty Images (CNN) イスラエルの主要人権団体2団体がパレスチナ自治区ガザ地区の惨状をめぐり、「ガザのパレスチナ人に対するジェノサイド(集団殺害)を犯した」としてイスラエルを非難した。イスラエルの人権団体がイスラエルの行為をジェノサイドと断定するのは初めて。 人権団体のベツェレムは28日に発表した報告書で、「ガザ地区におけるイスラエルの政策とその恐ろしい結果を、この攻撃に関するイスラエル政府高官や軍司令官の発言と併せて検証した結果」、ジェノサイドと断定するに至ったと発表した。 イスラエル人権医師会(PHRI)は、ベツェレムに加わってガザに対するイスラエルの行為をジェノサイドと呼ぶと発表した。これとは別に、法的・医学的な検証を行った結果、「ガザの医療システムを意図的かつ組織的に殲

この写真にはショッキングな表現、または18歳以上の年齢制限の対象となる内容が含まれます。 ご覧になる場合にはご了承の上、クリックしてください。 【7月23日 AFP】国連は22日、米国とイスラエルの支援を受けてパレスチナ自治区ガザ地区で人道支援物資の配給を行う「ガザ人道財団(GHF)」が活動を開始して以来、イスラエル軍がガザで食料を受けとろうとしたパレスチナ人1000人以上を殺害したと明らかにした。 公式には民間団体となっているGHFは、イスラエルがガザへの物資供給を2か月以上遮断し、大規模な飢饉(ききん)の警告が出された後、5月26日に活動を開始した。 GHFの活動は混乱を招き、配給を待つ人々にイスラエル軍が発砲したと毎日のように報じられている。イスラエル軍はガザで、イスラム組織ハマスの壊滅を目指して活動している。 国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)のタミーン・アルキータン報道官はA

死亡したパレスチナ人の遺体を運ぶ人々=16日、ガザ地区南部ハンユニス/Hatem Khaled/Reuters (CNN) イスラエルと米国が主導するガザ人道財団(GHF)は16日、同財団が運営するパレスチナ自治区ガザの援助物資配給所で群衆雪崩が起き、少なくとも20人が死亡したと発表した。配給所で死者が出たことを同財団が認めたのは初めて。 GHFによると、配給所に集まった人たちが「群衆の中の扇動者にあおられて」混乱状態に陥り、19人が踏みつけられて死亡、1人は刃物で刺されて死亡した。 「武装した(イスラム組織)ハマスの関係者」が故意に混乱をあおったとGHFは主張。「運営開始以来初めて、GHF職員が群衆の中に複数の銃器を発見し、そのうち1丁を押収した」としている。 これに対してハマス側は、責任はGHFにあると反論。GHFがガザ南部ハンユニスの配給所で援助物資を受け取るよう住民に呼びかけ、「狭

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