■13日、世田谷区の区民会館ホールで、南京・史実を守る映画祭というのが催されていて、ちょうど時間もあったので、観にいった。1937年12月13日というのが、旧日本軍が南京市を陥落させた日、つまりいわゆる「南京メモリアルデー」である。 というわけで今回のエントリーは南京映画と歴史観についてである。 ■南京映画を観て考えた 自虐史観は日本人的美意識? ■映画と映画の間に一水会最高顧問の鈴木邦夫(男?ちらしには夫という字で書かれていたけど)氏と「引き裂かれた記憶」を撮影した武田倫和監督をゲストにまねいたシンポジウムが行われた。 ■へぇ~、右翼と左翼の討論があるのか、とシンポジウムに一番興味をひかれていったのだが、鈴木氏は普通の右翼ではなくて「進歩的右翼」(主催者いわく)だったので、期待したほどにはがちんこ対決というふうにならなかった。残念。右翼も左翼も表現の自由は認めなきゃいけないね、映画を見る
『めちゃイケ』に限らず、ある世代のお笑い芸人は「権威を傘にしたいじめ」を肯定している - 昨日の風はどんなのだっけ? お笑いといじめ。この二つは、コアなお笑いファンほど切り離して考えようとしがちだが、実際のところ、切っても切り離せない関係にあることが事実だ。上記の記事では、そのことについて具体的に述べている。それと同時に、一つ、それに関連した非常におもしろいラジオの回があったのを思い出した。良いきっかけを得たので、それについて紹介し、解説を加えていこうと思う。 それというのは、2009年03月16日放送の「バナナマンのバナナムーン」での出来事である。実は、過去に「バナナマンのバナナムーンが最高におもしろかった。」という記事で紹介しているものだ。その記事にも概要は書いてあるが、ここでは引用などを駆使して一から説明して行こうと思う。また、この放送の最後では、「誰が悪いのか」という投票が行われて
池田先生がまたなんか小躍りしてられますなぁ、と思っていたらコロンビア大学の統計と政治学教授アンドリュー・ゲルマンのブログで物理学者のPhilという方(プロフがなくて、詳しい事はわかりません)がクライメートゲートへの感想を書いてられました。タイミングも良かったし、書いていることも同意できるので訳してみました。で、気候変動についての文章を訳してはいるんですが、人為的気候変動の問題について深い興味があると言うわけではありません。それ関係の学界が人為的気候変動が起こっているということでまとまっているのなら、専門家ではない人間としてはそう考えるのが妥当なんだろう、というぐらいです。実はこの問題についての個人的な興味は、その気候変動の問題そのものよりも、専門家でもないのに学界での主流派は間違っている、間違っているはずだ、と断言できる人たちの方に興味があります。なぜ彼らはそう信じるのか?それ関係について
■馮正虎成田籠城事件を日本の友達が意外に知らないことに驚いた。不謹慎だけど、映画みたいに面白いじゃないか。友人のマダム・チャンによると、実際、班忠義さんがドキュメンタリー映画をとるつもりらしい。班さんは、「ガイサンシーとその姉妹たち」などの作品で知られる映画監督で、中国のマイケル・ムーア?的な存在といったらいいか。マダム・チャンも「どうして日本のマスコミは報じないの?」と言っていた。そう、どうして日本のマスコミはあんまり騒いでいないの? ■で、調べてみたらけっこう報道されていた。当然だ。成田空港といえば立派な記者クラブがあり、記者がほぼ常駐している。取材しないわけがない。だが、その記事があまり目立たない。朝日新聞は大きく紙面をさいていたが、夕刊だ。夕刊ってあまりよくよまないから、朝日新聞をとっている友達も気づかないでいた。その内容もちょっと腫れものに触る感じだ。どうしてだろう。というわけで
有吉弘行は、以前から直接的・間接的に、吉本興業に所属する芸人に対して批判的な言動を繰り返してきた。 「お笑い学校でシステムだけ学んだようなやつら」「松本さんの名前を利用して気を引こうとしているやつら」という具合である。 もちろんガチで批判したら、ただの自殺行為になってしまう。有吉は、笑いというベールに包みつつ、「世間がイメージしているであろうこと」を、戦略として口にしていただけのことである(たぶん)。 しかし、先日ケンドーコバヤシのラジオ番組にゲスト出演した有吉は、吉本芸人への思いを、いつも以上に踏み込んで発言していた。 前回のエントリーに引き続き、そのあたりの「危険」なトークを書き起こしてみたい。 (最初に謝っとくと、無駄に長いです。あと、もし俺の解説がウザかったら読み飛ばしてください) なお、前回のエントリーはこちら↓です。 参考: 有吉弘行のケンドーコバヤシ論 その直前まで有吉にさん

「第 60 回NHK紅白歌合戦」に出演する歌手の陣容が発表になりました。 と同時に「出演しない歌手」も明らかになったわけです。 出演しない歌手の中には、CD リリース当時のインタビューで「紅白狙います!」なんて不遜な宣言をしている人もいました。 では、そこをネタにした「紅白出たかった芸人」という企画が、もしも「アメトーーク!」で放送されたら…? というのを妄想してみました。 (ナレーション) 今回は「紅白出たかった芸人」。本業歌手をさしておいて、芸人たちが「紅白狙う」と不遜に宣言。 その願いは叶わなかったけど、それでも僕らは歌うんだ。 南極の雪は白かった。白勝った…。「アメトーーク!」 宮迫 蛍原さん、今日は年末にふさわしい企画と聞いておりますが 蛍原 ちょっとこれまでに無い放送になると思いますよ 宮迫 さっそくご紹介しましょうか 蛍原 そうしましょう。今週はこの方たちです 宮迫蛍原
プログラマで、生きている: ググるな危険 http://el.jibun.atmarkit.co.jp/hidemi/2009/11/post-9d2b.html わたしが新人が検索に頼ってしまうことを危険視するのは、コピペの寄せ集めでもなんとなく動くコードが書けちゃって、それで自分は仕事を達成したという錯覚に陥ってしまうからです。 たいていの場合、新人プログラマには「きちんとしたコードを書くこと」は期待していません。先輩たちが期待しているのは「きちんとしたコードを書ける人になってくれること」です。 そこらへんの意識が行き違っちゃってるから、仙台に行くことよりも、新幹線に乗ることの方が重要事項になっちゃうんですかねえ。 最後に、わたしが新人の時に先輩から言われた言葉をご紹介させていただきます。 「自分で説明できないコードを1行たりとも書くな!」 間違うのはしかたありません。けれども、「自分
村上春樹の1Q84がでたとき、いろんな雑誌でところかまわず特集が組まれてたので、いちおう私もいくつか書評の依頼をいただいたんですよね。 ここぞとばかりに春樹バッシング総ざらいのような記事が横行していたので、私が何を書いても「AV女優にまで村上春樹は馬鹿にされてるぜ」というノリだったり「村上春樹を擁護する人なんてAV女優くらいしかいませんよー」的な雰囲気になってしまいそうで、普段はあんまり仕事の選り好みをしないのですけども、こればっかりは迷ったけどやっぱり断ってしまいました。 というかそもそも読んでないし。 ベタなエピソードかと思われますが、けっこう最近までIQ84(アイキュー84)だと思ってたから、きっとIQが84の足りない子といつもの「僕」がなんやかやする話なんだろうと思ってたし。 ほんとのとこのストーリーは今でも知らないし。 前に、女子がエロ本を買うときは、「エロ本読みますけど、何か?
百人組手NHK 総合「 SONGS 」の 7 月 29 日と 8 月 5 日放送分に矢沢永吉が出演していて、歌披露はもちろんのこと、矢沢が大勢の若者から「人生相談」を受けてそれにひとつひとつ答えていく、という主旨の企画もメインで放送されてました。 E.YAZAWA 流の自分語りにときおり話が大きく脱線しながらも、基本的にはとても真摯な姿勢で若者に向き合った上で回答に臨んでいて、紳士的でもあり、心を打つものがありました。 途中から録画しといたのと YouTube に上がってたのを参考にいくつか書き起こしてみましたが、何度も繰り返し聞いているうちに、けっこう自分にもグサグサ刺さってきて大変です。 ▼相談転職を期に上京してきた。 地元を離れて思うのは、なんでも話せる「親友」と呼べる人がいないこと。 人と深く付き合うというのがとても苦手です。 ぼくもそうですよ たぶん外から見たら、こうやって有

今でもはっきりとおぼえている、とても印象に残った夏の光景がある。それは鹿児島から沖縄行きのフェリーに乗った時。まばらな乗客の中に大学生くらいの女の子がいて、彼女は「しばらく八重山諸島を旅行したあと台湾に留学するんだ」と言っていた。学校の仲間たちが彼女を見送りに来ていた。ぼくは待合室で彼らの会話を聞きながら「うっせーなこいつら…」と思い煙草を吸っていた。やがてぼくは船に乗り込む。一人一畳ぶんもないような二等船室に荷物を置く。まったくのクソ部屋。クソ中のクソ。そして汽笛。デッキに出てみると、身を乗り出してさっきの彼女が港に向かって手をふっている。仲間たちがジャンプする。すると彼女もデッキの上でジャンプする。バカみたい。見送りに来た仲間たちはもう十人を超えている。ぼくはそれをぼんやりとながめていた。とつぜん、彼らのうちの一人が彼女の名前を叫んだかと思うと、港から海に飛び込んだ。クロール。追いつく
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