現在、報道されているニュースの背景では、必ず歴史がつながっています。世の中で何が起きているのかを読み解くには、日本史、世界史だけではなく、地理的要因も絡めた地政学の知識も必要になってきました。さらにビジネスにおいては、経済学や経営戦略などの知識も重要です。こうした歴史の知識や教養を身につけておくと、取引先や上司との雑談といった仕事上のコミュニケーションに役立つことはもちろん、組織や社会がどういう方向に向かっているのかを理解するときに大きなヒントを得ることができると思います。 1970年の大阪万博を企画・開催した作家の堺屋太一さんの著作に 『歴史からの発想――停滞と拘束からいかに脱するか』(2004年3月刊行、日経ビジネス人文庫) という本があります。そのまえがきには、次のような一文があります。 「賢者は歴史に学び、愚者は体験に従う」という。 賢明な人は、広く過去の事象を調べて原因を知り、多

コーディネータ:羽田 正 ナビゲータ:後藤 春美 皆さんの多くは、高等学校で「世界史」を学習したはずです。大学入試の科目として「世界史」を選択した人も多いでしょう。ですから、ちょうど数学の定理や物理の法則のように、高校生が世界中で同じ世界史を学んでいるのだと信じているのではないでしょうか。しかし、実はそうではありません。 世界史という名前の科目は、日本や中国など東アジア諸国に特徴的にみられ、欧米や中東などでは単に「歴史」と呼ばれる科目しかありません。また、大筋は同じだとしても、国によって、教科書の内容は微妙に異なっています。世界史は、決して一つではないのです。なぜでしょう。 世界史の理解は、自分たちの生きる世界をどう認識するかということ、すなわち世界観と深くかかわっているからです。現代世界でも、人々の世界観は同じではありません。まして、過去においては、地域や時代によって様々な世界観があり、

勉強しようとしない我が子を見て、「勉強しないとどうなってしまうか」という将来の話をし、なんとか勉強する気を起こさせよう、とする親は多い。気持ちは分かる。勉強しなければ損をする。我が子を思えばこそ、勉強しとけとアドバイスせずにはいられない、と。ただ。 「勉強しなければこうなってしまうぞ」という話は、子どもにとって脅しとなる。そうした脅しを聞いた子どもは勉強に対してどう思うかというと、「こんな脅しでもかけないと勉強しないと思われるくらい、勉強というのはつらくて面白くないんだ」という裏メッセージを受け取ってしまう。その結果。 ますます勉強するのが嫌になる。脅さなければ勉強するはずがない、という親の思いを感じ取って、ますます勉強に対して気が重くなる。ほとんどの子はこのためにますます勉強が嫌になり、なるべく逃げようとする。逃避しようとする。 ごくたまに例外がいる。もともと勉強ができる子。自分は良い成

SHOWROOM株式会社・代表取締役社長の前田裕二氏は、知的生産のためのメモ術を提唱しています。そこで今回は、前田氏のメモ術を「取り入れた場合」の効果を「取り入れない場合」と比べて検証してみました。 いつものメモ 前田裕二氏のメモ術について 「知的生産のためのメモ」の書き方 「知的生産のためのメモ」をやってみた いつものメモ 筆者は普段、なんでも書き込む自由なスタイルでメモをとっています。たとえば先日は、新潟大学脳研究所が2022年1月に発表した内容が気になり、執筆に活かせないかとメモ帳サイズの小さなノートに書き込みました。 (※ノート内参考:新潟大学脳研究所(脳研)|サルより遅いヒトの脳処理 -進化するほど脳の回転は遅くなる!?) ――ちなみに同研究によると、脳が最も進化した人間は、ほかの霊長類より認知や反応が遅いそうです。ほかの霊長類についても、脳が進化しているほど反応が遅くなるのだと

「なんだか勉強したくない」 「どうも勉強がはかどらない」 「いつも勉強が中途半端だ」 こうした勉強に関わる問題を解決したいなら、独学力に長けた地方出身の東大生に学んでみてはいかがでしょう。彼らによれば、問題解決のカギは「分別すること」なのだとか。詳しく説明します。 「怪物」と呼ばれる東大生たち 現役東大生が企画・執筆・運営を行なう「東大新聞オンライン」によると、東大に合格する生徒の大半は関東出身者なのだそう。地方出身者が少ない理由は、関東に比べて東大に関する情報が少ないことや、周囲に東大を目指す仲間が少ないことに加え、卒業生の進路実績にもそれが現れているから。地方の受験生にとって、東大を目指そうというモチベーションを維持することは難しいものなのです。 『ドラゴン桜2』の編集を担当した、現役東大生の西岡壱誠氏もそうした事実に触れ、関東のほうが塾や予備校が豊富であることも理由のひとつに挙げてい

※最終更新日2017年6月14日 これをするだけで格段に文章力がアップする 今日ブログをいろいろ見て思ったこと。 改行のはなし -はてな編集部ブログ「編む庭」 文法的には間違ってないのに違和感がある日本語とは - 脳内会議はてな編集部さんのブログでビビッと来たのはここ。 つまり、インターネットにおいて人にどう読まれるかを意識するのであれば、形式改行を積極的に利用するにせよ、排除するにせよ、その表示に対してより自覚的にならざるを得ず、レイアウトまでも含めた文章の「空間を編集する」ことが、現代のWeb編集者には求められているのです。 改行のはなし -はてな編集部ブログ「編む庭」 改行というのは文章を見やすくするための「空間を編集すること」だというんですね。なるほど奥が深い。確かにみっちり埋まっているような文章は言葉を拾いにくいし、適度に隙間のある文章のほうが分かりやすいしなんといっても白


こんな記事を読んだ。本文中に指摘がある通り、ただ板書を丁寧にコピーアンドペーストしたところで、何かの役に立つとは到底思えない。 まあ、コメント欄にあるとおり、『とりあえず手を動かしておく』ことには、多少なりとも効果はあると思うが、最近の学生(私の時代も先駆的な学生が実践していたが・・・)は板書をスマホでぱしゃりとして済ませることが多いようなので、ますますもって残念な状況である。 学生時代から今までずっと、自分で自分のことを、『勉強ができる』と思ったことはほとんどないけれど、『ただ、板書をコピペしても、ダルいし意味ねーよなー』と思いつつ、自分なりにノートの取り方は工夫してきた。 いつか、何かのタイミングでまとめようと思っていたが、良い機会だと思うので、整理してみたい。 おことわり本稿は、へっぽこITコンサル(見習)が、昔を懐かしんで『こんな風にしとってん』という思い出話をしたいだけであっ

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