ことしのノーベル物理学賞の受賞者に、大気と海洋を結合した物質の循環モデルを提唱し、二酸化炭素濃度の上昇が地球温暖化に影響するという予測モデルを世界に先駆けて発表した、プリンストン大学の上級研究員でアメリカ国籍を取得している真鍋淑郎さん(90)が、ドイツとイタリアの研究者とともに選ばれました。 日本人がノーベル賞を受賞するのはアメリカ国籍を取得した人を含めて28人目で、物理学賞では12人目になります。 真鍋さんは現在の愛媛県四国中央市の出身で、東京大学で博士課程を修了後、アメリカの海洋大気局で研究を行いました。 そして、大気と海洋を結合した物質の循環モデルを提唱し、二酸化炭素が気候に与える影響を世界に先駆けて明らかにするなど地球温暖化研究の根幹となる成果などをあげてきました。 真鍋さんは現在、アメリカのプリンストン大学で上級研究員を務めていて、アメリカ国籍を取得しています。アメリカのノーベ

宇宙から地球を撮影しようと、長野県飯田市の高校生がカメラやスマートフォンを積んだ気球を飛ばしたのは8年前。 行方不明になっていた気球が埼玉県で発見され、連絡を受けた当時の生徒たちが母校に集まり再生すると「思い描いていた映像」が撮影されていました。 長野県南部の飯田市。旧飯田工業高校(現飯田OIDE長姫高校)に卒業生たちが集まり、8年ぶりに再会した少し汚れて傷だらけになった箱を開けました。 「懐かしい!すげー。スマホだ、無事だ」という声が上がります。 箱からは、スマートフォンやカメラなどの電子機器が出てきました。 2012年、当時の機械科に所属していた生徒8人が、研究課題として約3万メートル上空の成層圏から地球の姿を撮影しようと、気球に2台のカメラをつけて、福井県内から空へと飛ばしました。 関東地方の平地に落下することを狙い、落下後にカメラを回収できるように気球にはGPS発信器を搭載していま
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