西アフリカの3か国でエボラ出血熱の感染が過去最悪の規模で拡大するなか、感染国の1つ、シエラレオネは30日、感染の中心となっている地域を隔離して人の動きを制限すると発表し、感染の拡大を防ぐため懸命の闘いが続いています。 エボラ出血熱は、エボラウイルスが引き起こす致死率が極めて高い感染症で、ことしの3月以降、西アフリカの3か国で感染が拡大し、WHO=世界保健機関の最新の調査では感染またはその疑いで729人が死亡するなど、過去最悪の規模の被害となっています。 このうち233人の犠牲者が出ているシエラレオネのコロマ大統領は30日夜、「わが国は決して負けられない戦いを続けている」として国家の緊急事態を宣言し、感染の中心となっている地域をすべて隔離すると発表しました。 隔離は60日から90日間実施し、隔離された地域では人の動きが制限され、保健当局が住民一人一人の健康状態を確認するなど、必要な公衆衛生上
コレラの予防について、地域住民へ説明する赤十字ボランティア (c)Sierra Leone Red Cross 【日本赤十字社】 西アフリカに位置するシエラレオネ共和国では、今年7月よりコレラが急速に拡大しており死者は224人、感染者は12,456件に上っています(8月24日WHO)。早期に感染拡大を防ぐために国際赤十字・赤新月社連盟は基礎保健チームの派遣を決定、日本赤十字社の大津聡子医師(和歌山医療センター)が、8月31日より現地入りします。 大津医師はフィンランド赤十字社のチームと合流して、コレラ患者を専門に治療する「コレラ治療センター」を立ち上げる予定です。コレラは激しい嘔吐・下痢といった症状があらわれますが、脱水症状を抑える適切な治療がされれば、死亡率の低い病気です。現在雨季を迎えている現地では大雨・洪水によるコレラ菌の拡大が懸念され、治療センターの増設と、適切な知識の普及
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