2週連続で行われた石破首相激励デモに行ってきました。 いきなりですが、タイトルでは私自身について「自民党支持者」としましたが、実際には立憲など別の党に投票することもあります。 なので正確には、「自民支持者と無党派の間くらいの人」が書いた文章だと思って読んでいただければ幸いです。 デモ参加者は本当に左派ばかりだったのか このデモの存在を知ったのは、たしかはてなブックマークだったと思います。 その時点では、 「こういうのをやるのは左翼だ」 みたいなことがSNSで言われてました。 なので私自身も、初めは自分に無関係だと思ってました。 しかし次第に、 「別に行ってもいいじゃないか。行ったところで失うものは交通費ぐらい」 ということに気づき、どうせ行くならということで、プラカードをいくつか持って出かけました。 右とか左とかそんなことより、ときめきみたいなものが圧倒的に優ってた。 で、行ってみたわけで
妻の郷里であるオデッサ州の某村にひと夏里帰りした。その日記。(※完結済み) 期間:2024年7月14~22日(移動日含まず) 登場人物:私、妻、太郎(4歳児)、義父母、義兄 ※渡航の経緯については「盗む」の記事参照 7月15日ウクライナは異常な暑気に見舞われている。これ書いてる今は15日の正午だが玄関の水銀柱は38度を指す。オデッサの緯度が北海道・稚内と同じであることを思え。 わたしの当地入りは昨14日昼で、妻と子に遅れること七日。この時間差は、妻としては帰郷するからには二週間くらいはゆっくりしたい、が私は仕事をそんなに休めない、それで妻と子を先に行かせる(帰りは一緒に帰る)という選択をした。妻と子のウクライナ入りの日の前日にゼレンスキーがオデッサを電撃訪問していて、ゼレの陸上の移動経路と妻らの動線が重なる可能性があり、その日は大変に気を揉んだ。また、私の到着は本当は一昨日の夜のはずだ

最近では、閉鎖された組織内でのハラスメント体質が告発されたり、オンラインサロンの参加者が詐欺まがいの搾取を受けるといったニュースは特に珍しいものではありません。このタイプの「嗜虐的な」リーダーに追従する人たちは、自分の不利益をすすんで受け容れ、対等な関係を結んでくれないリーダーに対して献身的に尽くしますが、外部から見ればこれは不思議に見えて仕方ありません―――なぜ、自分を対等に扱ってくれる人よりも軽視する人のほうが、利益をもたらしてくれる人よりも搾取する人のほうが「カリスマ的」な崇拝を受けることになるのでしょうか? このような関係を紐解くためにたったひとつ、アンナ・フロイトが防衛機制のなかで特に重視した「攻撃者との同一視」という概念を導入したいと思います。フロイトは「攻撃者との同一視」を、幽霊を恐れる子どもが幽霊の格好を真似てその恐怖から逃れようとする態度にたとえます。自分に恐怖や不安を感

世代分けって楽しいですよね。 無意味に「第3世代の特徴はこうだ!」などとレッテルを貼ったり、「第1世代の素晴らしさと比べて最近の世代は」「第7世代の面白さを理解できない老害は消えろ」なんてワイキャイと言い争いたいものです。 というわけでライトノベル作品の世代分けを考えてみましょう。 第1世代 ソノラマ・コバルト世代 1977年 高千穂遙『クラッシャージョウ』 1979年 栗本薫『グイン・サーガ』 1980年 新井素子『星へ行く船』 1982年 田中芳樹『銀河英雄伝説』 1983年 菊地秀行『吸血鬼ハンターD』 1984年 氷室冴子『なんて素敵にジャパネスク』 ラノベ史のスタンスは「ソノラマ・コバルトから始める」か「スニーカー・ファンタジアから始める」かで大きく分かれる気がしますが、ここではとりあえず「スニーカー・ファンタジア以前」をひと括りに「第1世代」として位置づけようと思います。 ソノ
どうも、篠です。 今回の更新は先日の山繋ぎライドの話をしたいと思います。 全部で287km、8863mアップ。 結果的に1日での走行距離も獲得標高も過去最高を更新することになりました。 かなり長文なので、 ライドの内容だけ読みたい方は目次から飛んでください(-人-) 今回のライドに至った経緯 下準備期間 当日の朝 楽しい山繋ぎライドの始まり ライド画像で振り返る 最後に 今回のライドに至った経緯 白状しますと、今回のライドに至った経緯はSTRAVAのエベレスティングチャレンジ。 身近で一番最初にこなしたのはろーたすのマスターさん?ですかね…ときがわの大東坂?その後にGOCHIメンのおおにしくんだったかな…だいぶ前?去年の春かな?昔よく走った半原越でのチャレンジだったから、あそこで何十往復もするのか頭おかしい(褒め言葉)と思っていました。 その後も色んな方がチャレンジしているのを陰から見守っ

厚生労働省の「新型コロナウイルス接触確認アプリ」が公開された。 かねて話題になっていたように、ある程度匿名性を保ったままbluetoothで他のデバイスが近隣に留まったことを認識する方式らしく、割と安心できそうかと思う。 またITMediaの記事によればCOVID-19 Japanという有志によるオープンソースプロジェクトを元にしているそうだ。 ただし、記事を読む限りでは完全にオープンソースプロジェクトそのままというわけではなく「COVID-19 Radar」の技術を核として厚生労働省がベンダーに開発を委託したとある。 そうなると、いくつか気になる点がある。 「COVID-19 Radar」のソースは公開されているからプライバシー等への懸念がある場合にはそれを読んで確認すれば良い、というような意見もあるが、「COVID-19 Radar」と「新型コロナウイルス接触確認アプリ」がその点におい
疫病が流行しているので不要不急の外出が禁じられた。だから僕は僕の運命の男に会うことはもうないのだろうと思う。 色恋沙汰の話ではない。彼は僕の高校の同級生で、特段に親しいというのでもない。差し向かいで話したのは数えて十回ばかりである。でもその機会の多くが偶然を内包していて、やたらとドラマティックだった。具体的に言うと、話をしたのがぜんぶ旅先だった。僕の当時の彼女がそれをおもしろがり、「きみの運命の男」と名づけて、僕もそれを気に入ったのである。運命ということばだけが大仰な、実のところ些末な、どうということもない話。 高校が同じでもクラスがちがうと話をすることもない。僕と彼もそうで、最初に話したのはシドニーでのことである。高校に選抜枠があった夏休みの語学プログラムでのことだった。僕は彼に好感を持ったけれど、語学研修中に日本人同士でつるんでもろくなことはないので、意識して二度しか話さなかった。 若

※今日、書くことはエビデンスを踏まえたものではありません。感染対策に貢献するものでもありません。私のエッセイ、いや思いつきでしかないことをあらかじめ断っておきます。※ (※出典:『肥後国海中の怪』(京都大学附属図書館所蔵)) 人々は、新型コロナウイルス感染症と「呪術」や「アニミズム」で戦っていたのではないだろうか。 外出自粛やマスク、手洗い、医療機関や行政機関の努力の甲斐もあって、5月27日現在、この感染症は下火に向かっているようにみえる。実際にウイルスの拡散を防いだのは医療や防疫のテクノロジーであり、そうしたテクノロジーにもとづいて専門家が助言を行い、施政が行われたからだろう。 そのことを踏まえたうえで、専門家ではない私たちの大半がどのように感染対策を"体験"したのか、あるいは"解釈"したのかについて、所感を書いてみたい。 専門家ではない私たちのなかには、この、新型コロナウイルス感染症と

「サンデー毎日」に不定期連載という欄を持っている。三月に一度くらい思い立ったことを書く。5000字ほど頂いているので、わりとややこしい話が書ける。今回3月29日号に寄稿したのは民主制論である。「存在すべきもの(ゾルレン)」が「存在するもの(ザイン)」を律するという、宗教や武道では当たり前の話は政治にも当てはまるよという話である。 統治機構が崩れ始めている。公人たちが私利や保身のために「公共の福祉」を配慮することを止めたせいで、日本は次第に「国としての体」をなさなくなりつつある。 誰かの怠慢や不注意の帰結ではない。過去30年ほどの間、日本国民一人一人の孜々たる努力の成果である。 私はこの現象をこれまでさまざまな言葉で言い表そうとして来た。「反知性主義」、「ポピュリズム」、「株式会社化」、「単純主義」などなど。そして、最近になって、それらの徴候が「民主主義をめざさない社会」に固有の病態ではない
IntroCookie は、ブラウザに一度保存すれば、次からその値を自動的に送ってくるという、非常に都合の良い仕様から始まった。 State Less が基本だった Web にセッションの概念をもたらし、今ではこれが無ければ実現できないユースケースの方が多い。 冷静に考えればふざけてるとして思えないヘッダ名からもわかるように、当初はこのヘッダがこんなに重宝され、Web のあり方を変えるかもしれないくらい重要な議論を巻き起こすことになるとは、最初の実装者も思ってなかっただろう。 そんなCookie が今どう使われ、3rd PartyCookie (3rdPC) の何が問題になっているのかを踏まえ、これからどうなっていくのかについて考える。Cookie のユースケース Web にあるAPI の中でもCookie はいくつかの点で特異な挙動をする 一度保存すれば、次から自動で送る 現

あのー、休みの日なんかにイオンモールなんかに行ったりするわけです。嫁さんと2歳半の息子なんかを連れて。 で、嫁さんと息子は平日に二人でイオンモール行ったりすることもあるのかな、あと、俺が土曜日ぐーすか一人で午前中寝倒しちゃったときに二人で行ったりとか。そういうわけで、だいたい主に息子には俺の知らないところで出来上がってる決まってるルーチンみたいなのがあって、家族3人でイオンモールに出向く時ってのは当然わざわざ出向く理由・目的とかがあって出向くわけなんですけど、そんなんお構いなしに彼には彼のルーチンがあるわけです。イオンモールに来たからにはこれをやらずにはおれない、みたいな。修学旅行では絶対木刀買うみたいな、修学旅行だからってもらったお小遣いを全部アイドルのブロマイド写真に注ぎ込まなくてはならないみたいな、彼なりのルールがいくつかあるんですね。 例えば、本屋さんの絵本コーナーで家にもあるはず
神聖かまってちゃんのちばぎんが今年いっぱい、というか、年明けのツアーファイナルで脱退する。 ちばぎんが、子どもが生まれることになり、バンドを辞めるということは、発表の直前に天野くんから電話で聞いた。 それ以前に、恥ずかしながら、私はちばぎんが一年前に結婚していたこともその時知ったのである。 ほんと、恥ずかしいじゃないか!? なんで本人含め誰も教えてくれないんだよ!Twitterでも全然見なかったってどういうことだろう。ハロプロのことばっかり見てたせいか。その時たまたまなのだろうけど。 奇しくもmonoくんの離婚のほうはしっかりネットで見たのに。 神聖かまってちゃんのスタッフをしていた頃にファンの人を大勢フォローしていたはずなのに、みんなどこへ行ってしまったのかという問題もある。 私がスタッフを辞めたから、もう関係ないとブロックされてフォロー解除でもさせられたのかしら。 ふと見ると、全く動

百田尚樹さんが大きな文学賞の候補になったのは、三回。 第30回吉川英治文学新人賞(2009年)、第12回大藪春彦賞(2010年)、第32回吉川英治文学新人賞(2011年)である。 第30回吉川英治文学新人賞(2009年) 吉川英治文学新人賞は講談社がやっている若手〜中堅向けのエンタメ文学賞で、「新人賞」と銘打っているが公募の賞ではない。文壇的には、デビューしたあとに着実に成績を残した作家が、直木賞のひとつ手前で引っかかる賞という感じか。 2009年の陣容はこれ(引用元は「直木賞のすべて」さん) 『新世界より』『カラスの親指』といった、ほかの文学賞を取っている傑作が落ちる粒ぞろいの年で、百田さんは『ボックス!』というボクシング小説が候補になった。正直、受賞にかすらなかった下位落選ではあるものの、吉川新人賞はノミネートされたがっている若手が山ほどいる大きな賞で、デビューから2年、わずか3作目で

あいちトリエンナーレ問題 過去1週間ほど、愛知トリエンナーレをめぐる問題がマスコミやSNSを賑わせています。多くの識者が発言をしているところですが、極々簡単に出来事の時系列を振り返っておきましょう。 話題になったのは、「表現の不自由」と名付けられ、過去数年の間に公共の美術展から排除された展示を集めた企画展でした。その中に、慰安婦像を髣髴とさせる作品、昭和天皇の御影を焼くという作品が含まれていたことで、反発が広がります。展示に対しては、一般国民から多くの抗議があったほか、河村名古屋市長をはじめとする政治側から企画の中止を求める具体的な要求もありました。結果的には、総責任者である大村知事の判断で、抗議の一部に観客やスタッフの安全を害する可能性があるものが含まれていたことを主な理由として、展示そのものを中止することとなりました。 一連の問題は、確かに多くの論点を含んでいます。中心にあるのは、表現

著名人による有料オンラインサロンが盛況だ。僕にはちょっと想像が出来ないけれど、そこでしか得られない有益な情報や有意義な交友関係がゲットできるみたいだ。オンラインなのでいつでもどこでも気軽に。率直にいって、スゴイ。今のところ僕には必要ないけれど、加入者の皆様が、料金に見合うサービスを受けられていると感じているのなら、それで良いんじゃないでしょうか、という感想しかない。素晴らしいことだ。 その一方で、オンラインサロンのトラブルもちらほら耳にするようになった。そのひとつひとつを検証して是正を促すほど僕は暇ではないし、その義理もない。世の中を良くしたいという正義感もない。ただただ野次馬精神から、オンラインサロンの功罪と、なぜトラブルが起きてしまうのか、僕の豊富なサロン経験から考察してみたい。なお、訴えられるのが恐ろしいので、少々抽象的に中傷的な内容になってしまうのは承知願いたい。 オンラインサロン
この前テレビをつけたら国会中継(衆院予算委)をやっていた。旅行の出発当日で荷造りしながらつけっぱなしにしていたら、途中で自民党の萩生田光一議員が質問者として出てきた。 萩生田議員は、日本会議と創成「日本」のメンバーで、国粋主義者で、安倍首相の追従者の筆頭、という漠然とした知識はあったけれど、実際に喋っているのをきちんと見るのは初めてだった。 萩生田議員の名前は、西村康稔議員とセットで「安倍首相の熱心な追従者」として覚えていた。 清和会の中で次期大臣の座を狙う二人だが、西村議員が、西日本豪雨の際に安倍首相や小野寺防衛相を含む自民党議員が宴会をしていた写真をTwitterにアップして大炎上させたり、総裁選で「石破の応援演説に参加すれば将来に差し障る」と神戸市議を恫喝したことがバレたりして、「失点」を重ねている中で、萩生田議員の方がリードしている、というようなニュースを去年に見て、この二人の名前
中学生の時、大幅に遅刻して先生に遅刻の理由を尋ねられ 「花を見ていました」 と答えた同級生がいました。 彼のこの返答に教室はざわめき、それまで怒りを浮かべていた先生も 「なにおまえその……風流なの……?」 と一瞬毒気を抜かれたようになったのが印象に残っています。 彼の名前はドウシくん(仮名)。ドウシくんには他にも楽しいエピソードがあります。 やはり中学の時のこと。理科の時間、先生がNHKのドキュメンタリー番組を見せたことがありました。 「驚異の小宇宙・人体 『生命誕生』」 というその番組は、精子と卵子の出会いや胎児の成長を克明に追ったドラマチックなものでした。 中学生たちはみなけっこう真剣に感動しながらその番組をみていました。特に三億という膨大な数の精子が卵子を求めながらもそのうちの99%までは死滅していくというくだりは、なかなか衝撃的なものでした。 番組が終了し教室に少しずつざわめきが戻
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く