みんなのお陰で『DTMで無料拡張プラグインを使うなと言うので逆に紹介したるわ』というエントリで「DTMやるぞ!」って反応を示してくれた人が多く観測できたから自分としては満足なんだけれど、極々少数の不満を示している人たちも観測した。 不満を示している人たちはおそらくは「有料プラグインの音の良さ、迷いのなさ」を実感してこのような主張をしているのだろうけれど、この不満を示している人たちの感情は十中八九DTM初心者に理解されてないってのを自覚したほうが良い。何なら「ドヤ顔で高価なプラグイン使うことを推奨しDTMの敷居を上げる害悪DTMer」くらいに思われてる。 わかっている。そんなの本意じゃないだろ?完全な誤解だろ?だから俺はそんなお前らに対しても格好付けようじゃねーか。 お前ら有料プラグイン派がそれを推す理由をDTM初心者へわかるように伝えるのがこのエントリだ。DTMerには大きく分けて2つの

どう考えても無料拡張プラグインを紹介してくれるDTMerの方が「カッコイイじゃねーか!」と思うので格好付けるため紹介する Dexed言わずと知れたYAMAHADX7のエミュレーター。 世の中にはYAMAHADX7オマージュやクローンと呼ばれるシンセサイザーは多数あるけれどDexedはエミュレーターとして扱われている。 その理由はYAMAHADX7をシステムレベルで再現することが開発目標となっており、DexedはDX7実機のSysExすらもサポートしていてDX7の音色拡張ROMデータを読み込むことができる再現度が強み。 欠点は、あまりにもYAMAHADX7へ寄り過ぎているためか内蔵エフェクターが搭載されておらず、DX7でもエフェクターを接続することが当たり前に行われていたことがDexedでも踏襲され、Dexedにエフェクタープラグインを接続することが前提となってしまっている。 そもそ

GS音源を再現するアプリ、KQ Sampei 昔の音源モジュールを今も大切に持っている人もいるとは思いますが、「故障してしまった…」なんて話もときどき聞くし、ヤフオクなどで中古を入手するのもいろいろリスクがあります。そんな中、iPhone/iPadをMIDI音源モジュールとして使おうというのが、今回紹介するKQ Sampeiです。 このKQ Sampeiには、デモデータとして、ホルスト作曲の木星(ジュピター)のMIDIファイルが収録されているのですが、それを再生した動画があるので、まずはこれをちょっとご覧になってみてください。 いかがですか?結構よさそうな音源であることが感じられるのではないでしょうか? 以前、「Sound Canvas for iOS徹底活用術[基本編] ~ ついに発売!僕らのGS音源が帰ってきたぞ!」といった記事で、RolandがSound Canvas for iOS

ウェブブラウザで音楽制作! 手持ちの音源からステム作成できる「音源分離」も――Soundmain StudioレビューDTM コラム 最新テック 機材 Soundmainはソニーミュージックによる、【サウンドパック(音源素材)】【ウェブブラウザで動くDAW】【ブロックチェーンを用いた著作権処理の仕組み】を一括して提供することを目指し開発中のプラットフォームです。このうち【ウェブブラウザで動くDAW】が先日ついに「Soundmain Studio」としてローンチしました。現在も改良を重ねている最中ですが、「ウェブブラウザでDAWの基本的な機能が使える」「ソニーの目玉技術である“音源分離”が使える」というコアの部分については体験いただけるようになりました。 【PR】AIの進化を作曲しながら体験できるSoundmain Studio。ブラウザで手軽に使える音楽制作ツールが、今ならお得に試せるキ

DTM歴が長い人でも、波形編集ソフトを使っていない、という方が結構いるようです。確かにDAWは万能で、さまざまなことができ、もちろん波形編集処理も可能なのですが、得意不得意があるのも事実。とくにファイル操作や細かな波形編集、そしてノイズ除去、さらにはマスタリングという操作は、DAWではなく波形編集ソフトに任せるのが圧倒的に効率的です。もちろん、波形編集ソフトと一言でいっても、AudacityのようはフリーウェアからWaveLab Proのように6万円近いものまでいろいろありますが、私がぜひお勧めしたいのはMAGIXのSOUND FORGE(サウンドフォージ)です。 基本的にWindows限定となってしますが、とにかく高性能で、高機能で、しかも軽くて、安く、持っていない理由がないといっていいほどのもの。個人的には、もう25年以上使っているなくてはならないソフトなのですが、7月2日に、また新バ

誰でも無料で使えるクラウド型の楽譜作成ツール、Flat。1年前に国内でのサービスを開始したFlatですが、この2月半ば以降、急にユーザー数が伸びているようで、1年前に書いた記事へのアクセス数も突然増えだし、読者からの質問などもいろいろ寄せられるようになりました。ふと気になって、国内での代理店に問い合わせてみたところ、新型コロナウィルスの影響か、学生を中心にユーザーが急に増えだしているのだとか……。 ただ、FinaleやSibelius、Doricoなどを含め、これまで楽譜作成ソフトなど使ったことがない方が大半で、最初からつまづいてしまう人も多いそうです。DTMステーションとしては、ぜひこうしたツールをきっかけにDTMの世界に多くの方が入ってきてくれるといいなと思っているところです。そこで、そのFlatの国内代理店であるアレグロマーケティングの代表取締役、野澤洋介さんにFlatの基本的な使い

ボーカルや複数の楽器で構成された音楽データを、機械学習を用いてそれぞれの音に分類したファイルとして出力する「spleeter」がGitHubで公開されています。ボーカルの声や伴奏の部分だけを抽出できるとのことで、実際に使ってみました。 deezer/spleeter: Deezer source separation library including pretrained models. https://github.com/deezer/spleeter 以下のURLにアクセスすれば、spleeterでサンプルの楽曲を分離することができます。 spleeter.ipynb -Colaboratory https://colab.research.google.com/github/deezer/spleeter/blob/master/spleeter.ipynb#scrollTo=

abcjs JSで楽譜を描画して再生までできる「abcjs」 あまり音楽の知識はありませんが、なんかすごい感じがします 関連エントリ 超カッコいいスクロールエフェクト実装「lax.js」 リッチでカッコいいカラーピッカー「iro.js」 ホバー時にボーダーをアニメーションさせる「Nicebord.js」
昨年「SONARが名称変更して復活!旧ユーザーは無料でアップグレード!?Cakewalkを買収したBandLabのCEOに聞いてみた!」や「シンガポールのBandLab社によりCakewalk=SONARが奇跡の復活、全ユーザーへ完全無料公開!インストール方法と、いくつかの注意点」という記事でも紹介したCakewalk(ケークウォーク)。先日のDAWシェア調査において、2018年の国内シェアは前年の12%から7%へと急降下してしまいましたが、今後については悲観するよりも、楽観視すべきなのかもしれません。 久しぶりに、最新バージョンをインストールして試してみたところ、昨年4月のリリース時に比較してかなり機能、性能ともに向上するとともに、とても安定して動作するようになっていることが分かりました。そして何よりも日本語に正式対応していたのも日本のユーザーにとっては嬉しいポイントです。そこで、Cak

音楽を演奏するためには楽譜が必要です。かつては五線譜の書かれたノートを使って手書きで行われてきましたが、最近ではデジタルで処理される方が多いでしょう。しかし、そのために専用のソフトウェアをインストールしたり、使い方を覚えるのは面倒です。 そこで使ってみたいのがHacklilyです。Webベースで楽譜の描けるソフトウェアです。 Hacklilyの使い方 左側がエディタ、右側に楽譜が描画されます。 楽譜用の記法として知られているLilyPondに沿って記述します。 設定から楽譜記号の指定もできます。 モードの設定など。PDFやMIDI出力もできます。 Hacklilyの面白いのはMIDI出力できることで、楽譜を共有してそれぞれファイルをダウンロードした上で実際の演奏を確認できます。LilyPondは昔から知られているので、音楽制作に関わる方であれば知っている方も多いでしょう。ぜひHackli
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