コードベースでプリント基板を設計できるツール「atopile」が登場しました。atopileを使えば、必要な仕様を記述するだけでパーツを自動選択したり、GitHubを使用して複数人でコラボレーションを行ったりできます。 Code to Electronics - atopile https://atopile.io/ atopileの開発者がデモムービーをYouTubeにアップロードしており、atopileがどんなツールなのかを確認することが可能です。 atopile product demo - YouTube ムービーの冒頭でatopileの開発者が「論理回路学習キット」を取り出しました。 この論理回路学習キットの基板は「ato」という専用言語を使用してデザインされています。コードの中の「module」が基板のコンポーネントのそれぞれに対応しているとのこと。まず小さいmoduleを作成

ラズピッピAC17日目です。別にラズピッピじゃなくていいんだけど、絡めていく〜ッ。 adventar.org ダイソーのUSB人感センサーケーブルがすごい こないだ渋谷のダイソーをふらついていたら、電気小物コーナーに「人感センサーケーブル」なるものが売られていました。300円。 人が通ると1分間USBの通電するというものらしく、想定されているものは電飾系のようです。使用可能最大電流は1Aなので、それを超えるとだめとのこと。また、モーターが使われている機器とLEDドライバーが必要な機器がNG指定されています。が、まあ買いますよね。 中身はこんな感じで、いたってシンプル。 1Aに収まっていればOKということは、Raspberry Pi Picoとかなら多分OKだし、なんならPi Zero WもOKな気がしますね。ただし、Pi Zero Wの場合、起動完了が1分に間に合うかという問題はあります。

電子工作を始めたばかりの頃はわからない事がたくさんあって「本当にこれで動くのか?」と、不安に思いながら回路を組んでいく事が多いと思います。特に電子工作の場合、最も初心者の方が不安に思っている事は「部品を壊してしまう事」なのではないでしょうか。 私も最初に電子工作を始めた頃は、間違った回路を組んで「せっかく買った部品を壊してしまうんじゃないか」「回路が燃えたり爆発したりするんじゃないか」と不安に思いながら半田付けしていたのを覚えています。 最近ではプログラミングの方から始めて、その延長線上でプログラミングロボットやIoT関連の電子工作を始める方も多いと思います。PCやスマートフォン、またはWeb上で動作が完結するような純粋なソフトウェアプログラミングの世界と違って、マイコンやデジタル回路を使った電子工作の世界は「試しに動かしてみて、失敗したら改良する」という事が(比較的にですが)気軽にできな
ジャンパーワイヤー不要のArduino Nano搭載ブレッドボード「Jumperless」をArduino公式ブログが紹介した。 ブレッドボードは一時的な回路のセットアップに適しているので、電子機器のプロトタイプはまずブレッドボード上で構築し始めることが多い。しかし、配線にはジャンパーワイヤーが必要で、ボード上の絡み合う配線の中から問題がどこにあるのかを突き止めることが難しくなる点が課題だ。 Jumperlessの特徴は、アナログクロスポイントスイッチをまとめて1個の大きなスイッチに接続していることだ。ソフトウェアコマンド経由で、基板上の任意のポイント間や基板上部のArduino Nanoヘッダーとの間で実際にハードウェア接続を実行できるため、ジャンパーワイヤーを使用する必要がない。

ゲームボーイなどの携帯ゲーム機はいつでもどこでも遊べるのが利点ですが、乾電池や充電池で動作するため、定期的に電池の交換や充電をしなければいけないという問題がつきまといます。そこで、半減期12年以上のトリチウム(三重水素)を使った自作原子力電池を携帯ゲーム機に組み込む実験を、エンジニアYouTuberのイアン・チャーナス氏がムービーで公開しています。Building A Nuclear Powered Gameboy (Lasts 100 Years!) - YouTube 「原子力で発電する」というと、一般的にイメージするのは原子力発電所。 原子力発電所のシステムは「原子炉内で核分裂を起こし、その熱で水を沸かし、水蒸気でタービンを回して発電する」というのが基本です。 しかし、小型の原子力電池で原子炉を用意することはできません。そこで、用意するのがトリチウムを封入した蛍光カプセルです。 ト

北海道と秋田県を除く、全国の民放AMラジオ局が2028(令和10)年までに、FM局に移行するという報道があった。 在京の民放AMラジオ局3局(TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送)もFM局移行とともに、2028年秋のAM停波を目指す予定だという。 AM停波については個人的に思うところはあるけれど、それはそれとして、数年後、本当にAMが停波するとしたら「塹壕ラジオ」が聴けるのは、あと数年しかないということになる。 「塹壕ラジオ」とは? 突然、塹壕(ざんごう)ラジオなどと意味のわからんことをいい出したが、この塹壕ラジオについて、説明しておきたい。 AMラジオの電波は、かなり簡単なしくみでも受信できるのが特徴で、特に鉱石ラジオと呼ばれるものは、電源がなくてもコイルや検波器やイヤホンやらがちゃんとつながっていれば、ラジオの電波を受信して聞くことはできる。 さらにいうと、AMラジオ電波の送信所近くだ

ICを一切使わず、MOSFET(金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ)とLEDを含むダイオードだけで構成されたフルディスクリートの「CPU1738」が、ロボットのシャーシと合体し、自動で方向転換して走り回るムービーがTwitterで評判となっています。 トランジスタを1738個はんだ付けしてCPUをまるごと作る地獄のキットを買われた方がいるようです.ありがとうございます! 自分が試作したときは7日間かかりました(他の仕事を何もしない場合). ぜひロボット部分のシャーシも組み立てて「走り回るCPU」を作ってください.https://t.co/wKYtabGXHO pic.twitter.com/2X6WYbc1mp— リニア・テック 別府 伸耕 (@linear_tec) April 18, 2021 このツイートはリニア・テック代表の別府伸耕さんによるもの。ツイートにもあるように、「CPU

こんにちは、無駄なものを作っている藤原麻里菜です。 みなさん、基板作っていますか? 私は作っていません。個人でもプリント基板を自作することができることは、なんとなく知っていたのですが、さすがに作りたい基板もないし……とスルーしておりました。 しかしです。急に目が覚めたらあるアイデアが降りてきたのです。 「はんだ付けで目入れするダルマがあったら、めっちゃよくね?」と……。 ダルマの目入れは筆と決まっていますが、願いが叶ったら片目にLEDを挿し込み、はんだ付けをする。それが目入れの儀式になるダルマ基板です。 思い付いてしまったので、プリント基板に挑戦してみます。もともと記事にするつもりがなかったのですが、こうしたデザイン基板の情報がなかなか少なく、けっこう初歩的なところでつまずきまくったので、この記事に私がつまずいたところを中心にまとめさせていただきます。デザイン基板作りたいな〜という方のお助

さまざまなハードウェアを自作しているLötlabor Jena氏がDVDドライブからレーザー顕微鏡を作り出し、その作り方や実際に撮影した画像を公開しています。 DVD-Drive based Laser Scanning Microscope [Lötlabor Jena] https://loetlabor-jena.de/doku.php?id=projekte:dvdlsm:start Jena氏は「近年、DVDドライブは大量に廃棄されています。そのため、ハードウェア愛好家はDVDドライブをほとんど無償で手に入れることができます」と語り、安価に手に入るDVDドライブを用いて何らかのハードウェアを作成することを計画。DVDディスクに780nm間隔で配置された440nmのピットの高さを識別できるほどの性能を持つレーザーセンサーを利用して、レーザー顕微鏡を作成することを思いつきました。 J

各ボードの詳細はこちらをご参照下さい。 この他にも、スイッチとLEDがそれぞれ4個以上搭載されているFPGAボードなら、ほぼ確実に動くと思われます。 いろいろな方への紹介文本書の主な想定読者は、電気や回路やCPU について何も知らない方です。 しかし回路に詳しい方々からも、「こんな考え方があるのか!」という驚きの声を多数いただいております。 筆者として、本当に嬉しい限りです。 様々なバックグラウンドの方に楽しんでいただくために、以下に10通りの紹介文をひねり出したので、興味のある項目に目を通してもらえると幸いです。 電気や回路を全然知らない方へプログラマーの方へ 情報学科の学生さんへ 論理回路を教えておられる先生方へFPGAに挫折した経験のある方へ ハードウェア記述言語に詳しい方へ アナログ回路に詳しい方へ 物理に詳しい方へ数学に詳しい方へ 人間の欲望を重視する方へ 電気や回路を
~重要イベント一覧 (2019/06/22から)~ 06/22 作成開始 06/29 32bit加算だけ実行する状態機械が完成 07/17 UARTの送信機を作る 07/18 8bit加算ができるようになる 07/19 ModRM, SIB周りのアドレシングを作り込む 07/20 加算命令がIntel x86の仕様を完全に再現 07/25 加算以外の命令を、一気に48個作る 08/13 Hello Worldが動いた (writeシステムコールの作成) 08/21 自作CPU上で自作OSが動いた 08/27 自作CPU上の自作OSにシェルを実装 09/21 自作CPU上の自作OS上でテトリスが動いた

趣味の電子工作は楽しいよね 今日はちょっとしたTIP集です.ものを作ったら、発表をすることがありますね?筆者は高校生の時から電子回路を使った作品を展示会場に持ち運んで、展示する、来場者に体験してもらうといった経験がありました。その中で得られた知見を共有したいと思います。つまるところ自分の失敗談です. この文章は電子工作を趣味でやっている人が書くものです.間違いなどある可能性がありますが,ご了承ください.できるだけ役に立つように頑張ります. 会場に持っていったら回路が動いてくれなくなった。 ここに一例をあげます. 電源が入らなくなった. 回路が正常に動かなくなった.PCと通信ができなくなった. プログラムが書き込めなくなった. 電源を入れたら煙が立ち上った. 電源を入れたらフラックスの匂いがした. はい、あるあるです。ご愁傷様です.これらのトラブルは全て自分が経験したものです.最悪の場合,

概要 数年前の自分(高校卒業程度の物理は履修しているが、趣味で電子工作をしたことがない)が読んだときに学習をショートカットするための知識をまとめておこうと思ったので書きます。 同じように電子工作を始めようとして、躊躇している人が居たら、参考になるかもしれません。 ちょうど家にいる時間が増えているこのタイミングで、技術の幅を広げるのも楽しいと思います! この文章は趣味レベルの電子工作で遊んでる僕が独断で書いたものです 高周波回路や、高電圧を扱うような工作ではなく、ホビー用途を対象としています技術的な誤りがあったらごめんなさい… このエントリに書いてある程度の理解力でも、こんな感じの事は出来るようになりました。 初めまして。 Haritoraという下半身トラッキングシステムを作っています。 ベースステーションが結構高いので、フルトラを民主化出来たら嬉しいです('-'*)#vrchat pic

個性的な名刺作りには多くの人が知恵を絞っていて、「USBメモリとして使用可能な名刺」を作った人もいます。そんな中、CPUやメモリなど、PCに必要な最低限のコンポーネントを備えた名刺が登場しました。 My Business Card RunsLinux • &> /dev/null https://www.thirtythreeforty.net/posts/2019/12/my-business-card-runs-linux/Linux搭載PCの名刺を作ったのは、組み込みシステムエンジニアのGeorge Hilliard氏です。表面には、プロフィールと共に「This card runsLinux!(このカードはLinuxで動作します)」と記載されています。また、名刺の下部にはICチップが設置されており、名刺自体が1枚の基板として使われているのが分かります。 裏面はこんな感じ。カード

まずは必要なパーツを集めよう もはや日々の生活に欠かせない“きほんアイテム”となった液晶ディスプレイですが、大きさや解像度など用途に応じてさまざまな製品が販売されています。4Kディスプレイも価格がこなれてきましたが、取り回しがいい小型で高解像度の外付け液晶ディスプレイは市場にありそうで、なかなか見当たらないのが現状です。 ないのならば自分で用意しよう!! というわけで、今回は比較的安価で高解像度、しかも持ち運びができるお手軽液晶ディスプレイを作ってみましょう。取り回しがいいセカンドディスプレイとしてもお勧めです。実は数年前からさまざまな有志によって行われてきた、iPad用の液晶パネルを使った自作液晶ディスプレイ。それにしても、264ppi(pixels per inch:1インチあたりのピクセル数)の液晶ディスプレイを1万円以下で手に入れられるようになるとは、いい時代になりましたね。 用意

コタツでハンダ付け中、こてを落として布団を焦がしたあのときに、コレがあれば…。 MesoGlueは導電性ありな金属接着剤です。この分野は古くから「ハンダづけ」という熱で溶かして電子部品と基板を繋げて接着させる手法がありますが、慣れていないとハンダがまん丸になってあとからポッキリ折れやすかったり、基板の上をハンダが流れてショートしてしまったり、ハンダごてを押しつけすぎて回路を剥離してしまったり、スルーホールに突っ込みすぎて径を大きくしてしまったりと、それはモウ大変でして。 でも常温でパーツを接着できるMesoGlueがあれば、誰でもカンタンに電子工作を楽しめます。2.5mm径の4極プラグに電線つけるのも、ゲジゲジのようなICチップの実装も手軽にできるようになるかも。 Maker Faireやコミケで同人ハードを買ってみたい、でもハンダづけが難しそう...といった皆さま。さあ、お好きなキットを

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