円安とインバウンドによるホテル価格高騰、観光地の混雑で日本人の国内旅行者が減少し、海外旅行者数は驚くことに30年前の水準に逆戻り。日本人から旅を楽しむ余裕を奪う深刻な現状をデータを交えて考える。 日本人の「旅行」が今、危うくなりつつある。円安の影響で費用がかさむ海外旅行者だけでなく、国内旅行者も減っているのだ。主な要因は、ホテル価格の高騰や観光地の混雑などが挙げられるが、果たしてそれだけなのだろうか。All Aboutガイドで旅行ジャーナリストの筆者が、国のデータなどをもとに分析してみた。 【画像】外国人旅行者に人気の観光地 ◆増え続ける訪日外国人、だが今後は?日本を訪れる外国人旅行者の数が増え続けている。日本政府観光局(JNTO)の発表によると、2025年10月の訪日外国人者数は389万6300人。10月は紅葉シーズンの始まりで欧米、オーストラリアや中東を中心に、東アジアからも連休に合わ

13年連続で修学旅行先ランキング1位を誇る京都。 しかし、今その不動の地位に異変が起きています。物価の高騰とオーバーツーリズムによる混雑が深刻化し、いま、行先を京都から変更する動きが出てきています。 【動画で見る】「市バスに乗れない…」バスを見送る中学生 “オーバーツーリズム”で修学旅行の“京都”離れ加速 修学旅行の「京都離れ」の実態を調べました。 6日、京都を訪れた東京都江東区南砂中学校の3年生。この日は班に分かれて市内を散策。密着した3人組のしおりには分刻みで予定がびっしりです。 【生徒】「(予定は)たぶんパンパンな方です。やばいかもしれない」 午前中、伏見稲荷大社へ向かおうと駅を出ると、平日にも関わらず大混雑... 京都といえば懸念されているのが「オーバーツーリズム」。 渋滞や駐車場不足が深刻なためこの学校でもここ数年、貸切バスでの移動を控え、公共交通機関を使うようになりました。 し

ゆじゅく金田屋 @kanetaya_onsen 連泊をされるお客様が年々増えており、6月の連泊率は全体の33%に。異常値かと思いましたが7月は48%に達しました。『ゆっくりしたい』『一泊では足りない』という声が反映された数字と思料。温泉の役務は「観光」から「療養」へ。時代の変遷を見ているようです。未経験の方は是非連泊チャレンジを! pic.x.com/yaQWwdj1Le 2025-08-03 06:49:00 ゆじゅく金田屋 @kanetaya_onsen 群馬県みなかみ町の小さな温泉宿です。加温加水濾過循環しない『100%かけ流し』に拘っています。 酵素玄米と地野菜中心の朝ごはん/若山牧水投宿の宿/鄙びた温泉/ひとり旅歓迎/湯宿温泉/石畳の温泉街/月曜火曜定休/日帰り入浴 水~日 15時~19時(18時受付終了) yujuku-kanetaya.com

黄色いじゅうたんのように一面に広がる「ヒマワリ畑」。 外国人観光客が殺到する人気の“映えスポット”が突然消えてしまいました。 【画像】伐採された“ひまわり回廊” 千葉・習志野市にある菜園では、地域住民に喜んでもらうため、7月18日から野菜畑の一角に“ひまわり回廊”をつくり無料開放していました。 取材班が現場に訪れると、驚きの光景が広がっていました。 畑の方を見ると、ヒマワリが全て刈り取られている状態で、更地となったヒマワリ畑。 夏の日差しの中で咲き誇っていたヒマワリは1本残らず刈り取られていました。 多くの人が詰めかけた“映えスポット”の面影はどこにもありません。 一体、何があったのでしょうか。 畑に立てられた看板には「7月27日をもちまして終了いたしました」と書かれていました。 まさに見頃を迎える中、菜園を営む農家が自らヒマワリを刈り取り、イベントの中止を発表したのです。 理由は、観光客

ローソンは店舗の駐車場を使った車中泊サービスを始める。1泊2500〜3000円とし、電源やトイレ、ゴミ袋を提供する。訪日観光客の増加を受け、国内のホテルの宿泊料は高止まりする。全国に広がるコンビニエンスストアの店舗網を生かし、地方や郊外でのイベント開催などに伴う宿泊客の受け皿になる。自動車1台につき駐車場2台分を開放、トイレも提供7月中にも千葉県内の6店舗で始める。近隣に温浴施設があり、周り

yoshihide asaco @asaco4 学生含め東京在住の10代20代に機会があるたびに万博について聞いているけれどほぼ全員冷淡で行くつもりもないという回答。そしてその理由の大半はSNSで批判されてるから。マジで上の世代に聞きたいけれどこんな状況をつくることが未来を良くすると思ってるんすかね。ほんとうんざりする。 2025-05-24 00:26:59


東京都内の大手ホテルを運営する15社が客室単価などの内部情報を交換していたのは、不正に価格を引き上げるカルテルにつながり、独占禁止法違反にあたるおそれがあるとして、公正取引委員会が再発防止を求める警告を出しました。 警告を受けたのは、都内にある「ホテルニューオータニ」や「帝国ホテル 東京」、「The Okura Tokyo」などの大手ホテルを運営する15社です。 公正取引委員会によりますと、15社の担当者らは毎月、ホテルの宴会場や会議室で持ち回りで開かれる「FR会=フロント・リザベーション会」と呼ばれる会合に参加し、客室の稼働率や平均単価、予約状況や将来の客室単価の設定方針などの内部情報を交換していたということです。 「FR会」は数十年前から開かれていて、実際に宿泊料金を一斉に引き上げるなどの行為は確認されませんでしたが、情報共有のフォーマットを作って一覧表で情報交換し、他社の情報を参考に

居合道発祥の地とされる山形県村山市で、観光客が日本刀の真剣を使って試し切りをする人気の体験プログラムが中止に追い込まれた。日本文化に触れるユニークな取り組みとして訪日外国人らに好評で、政府から表彰も受けたが、警察庁が銃刀法に抵触するとの見解を昨年示し、一転して開催NGに。地元は落胆しつつも、試し切り見学のみのプログラムに切り替えて誘客を図る。 居合道は戦国時代から江戸時代にかけて活躍した剣豪林崎甚助重信が始めたとされ、出身地の村山市内には、始祖をまつる全国唯一の林崎居合神社もある。 市観光物産協会は2017年、居合道の歴史や精神をより深く知ってもらおうと、道着を着て真剣で畳筒を切る観光プログラム「サムライ体験」を始めた。当時、市は山形県警に真剣の使用を相談し「問題ない」との回答を得たという。 しかし警察庁は昨年12月、観光客の試し切りは「原則として許容されない」との通達を警視庁や道府県警に

いま、国内各地と香港を結ぶ定期便に異変が起きています。 就航したばかりの徳島では、来月から減便に。仙台や福岡、札幌便などでも。香港からの旅行需要が減っているというのです。 インバウンドは好調なはずでは…。取材してみると、科学的根拠のない“災害のうわさ”が影響していることが見えてきました。 知事の肝いり事業が

京都で料理の提供を縮小する宿が静かに増えている。 素泊まりのみのプランを用意したり、朝食のみを提供したり、修学旅行生にのみ食事を用意したり、飲食店の予約代行をしたりと方法はさまざまだが、一般的な“1泊2食付き”プランからの撤退という点では共通している。 オーバーツーリズムが問題になるほどインバウンドが活況の京都でなぜ今、料理の提供を縮小するのだろうか。宿に話を聞いてみると、人手不足だけではない意外な理由が見えてきた。 「想像していた日本食と違う」 今回、匿名を条件に京都市内の4軒の旅館が取材に応じてくれた。 京都の老舗料理旅館Aは昨年の夏から夕食の提供をやめて、食事は朝食のみにした。旅館Aのインバウンドの宿泊需要は高く、客の9割以上が外国人観光客。その反面、食事つきプランの需要はほとんどなく、料理旅館として面目を保つべく粘ってみたものの、料理長が定年退職したのを機に料理の提供をやめることに

東京都内でホテルを運営する15社が価格カルテルにつながるような非公開情報などを定期的に交換していたとして、公正取引委員会は近く、独占禁止法違反(不当な取引制限)の疑いで再発防止を求める警告を出す方針を固めた。関係者への取材で判明した。 関係者によると、「帝国ホテル」や「ホテルニューオータニ」などの高級ホテルを運営する15社の営業担当者らが毎月1回ほど集まり、各ホテルの客室の稼働率や平均単価、予約状況などの情報を共有していた。会合は「FR(フロントリザベーション)会」と呼ばれ、各ホテルの持ち回りで開き、数十年前から続いてきたとみられる。 独禁法は、複数の企業が価格などを話し合って決定するカルテルを「不当な取引制限」として禁じている。15社の会合では経営戦略や宿泊料金の設定に関わる機微な非公開情報もやりとりされており、公取委は、宿泊料金の引き上げや維持などを図る価格カルテルにつながる恐れがある

地方を訪れる外国人観光客を増やすため、政府は2031年までに全国に35カ所ある全ての国立公園で、高級リゾートホテルを誘致する事業を実施する方針を固めたことがテレビ東京の取材で分かりました。 政府関係者によりますと、今年の訪日外国人の数は、コロナ前の2019年の3188万人を上回って過去最多となる見通しですが、外国人観光客の訪問先は、東京や大阪などの3大都市圏に集中しています。 このため政府は、外国人の地方滞在を後押しするため、国立公園制度開始100年となる2031年までに全国35カ所全ての国立公園に高級リゾートホテルを誘致し、国立公園の魅力を高める事業を実施する方針を固めました。 岸田総理大臣が19日に開かれる政府の「観光立国推進閣僚会議」で表明する見通しです。 また、会議では外国の航空会社による新規就航などに関連し、航空燃料が供給できない事態が相次いでいることを受けて、 ▼空港ごとの燃料

「オーバーツーリズム(観光公害)」について、官民が連携してつくる団体「霊峰富士保存会」は23日、富士山を原寸大で描いた幕を全国に設置する対策試案を発表した。富士山とその周辺地域に殺到する外国人観光客の人流を分散させるだけでなく、各地の「ご当地富士山」を通じて観光資源に乏しい地域の活性化につなげたい考えだ。 新型コロナによる入国制限が解除されて以降、富士山周辺には登山や撮影を目的とする観光客が殺到。美しい写真が撮れる撮影場所の情報がSNSを通じて拡散されたことで、付近の住民が騒音など迷惑行為の被害をうったえる事例が相次いでいる。 コロナ禍以降の富士山観光について、団体では検討を重ねてきたが、20日に行われた会合で「富士山が日本に1つしかないことが問題だ」とする意見で一致。対策として、全国各地に富士山を設置して観光客の分散化を図ることを決めた。 実際に富士山を造成するには、膨大な予算と時間がか

全国的に好天に恵まれ、新型コロナウイルス感染症の5類移行後初めてとなった今年のゴールデンウイーク。人出が伸びたと思ったら、国内居住者に限ると全国主要都市の駅周辺60地点の88%に当たる53地点で前年に比べて減っていたことが、大規模なデータ分析によって明らかになった。 1ドル=150円台に及ぶ歴史的な円安に伴う物価高で、節約意識が強まったとみられる。円安はインバウンド(訪日客)の増加をもたらし、ホテル代が高騰して日本人からすると泊まりにくくなった。有識者からは物価高が長引くとの予測が聞かれ、家計の余裕が乏しい状況が続きそうだ。(共同通信=三好寛子、亀井淳志) ▽札幌、仙台、名古屋が2桁マイナス IT企業クロスロケーションズ(東京)が47都道府県から東京・新宿や大阪・梅田など主要な60駅を抽出した。駅周辺の半径500メートルにどれだけの人が来たのかを示す来訪数データを推計し、その速報値を共同通

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