書籍や雑誌の値上がりが加速している。出版業界を調査・研究する出版科学研究所(東京・新宿)によると、2024年の書籍1冊あたりの加重平均価格(消費税を含まない本体のみの価格)は1306円と5年で124円(10%)上昇。それ以前の5年間の上昇幅である66円(6%)を上回った。印刷用紙などの上昇や販売部数の減少が響く。文庫は新刊のみの試算で801円となり5年で101円(14%)上昇した。手軽さが魅力

主人公のモデルとなった幕末の武士・瀧善三郎。彼の生涯をめぐり、善三郎の顕彰活動や舞台化に取り組む後藤さんと熱く語りあっていただきました。

取次会社大手のトーハン(東京都新宿区)は10月22日、無料で読めるショートストーリーを印刷して頒布する「物語の自動販売機」を発表した。同日から東京の「世田谷文学館」を皮切りに各所で実証実験を行う。 高さ118cmの本体にタブレットと印刷機を内蔵。利用者が画面に表示される項目から一つを選ぶと、各項目に登録された物語の中から、ランダムに一つを印刷する。 登録するストーリーは、その土地にゆかりの深い作品の一部やイベントに関連する文章など、設置場所に応じて変更可能。字数は500~2500字程度のため、数分で読めるとしている。 トーハンの社内ベンチャー制度「Business Design Lab.(ビジネスデザインラボ)」から立ち上がった企画。若手社員が書店以外の場所で作品に触れ、物語の面白さに気づくきっかけを作りたいという思いで発案したという。 今後は公共施設やイベント会場などに設置し、地域文化や

弊社の展開見込みが不十分だった──ゲームブランドの「Key」などを手掛けるビジュアルアーツは10月20日、小説作品のコンテスト「キネティックノベル大賞小説部門」について声明を発表した。同コンテストは「受賞作品は書籍化を検討」などの触れ込みで開催。受賞作品もすでに決まっていたが、同社の都合により、一部受賞作品ではそれを取りやめると決めた。 このコンテストは、ヒナプロジェクトの小説投稿サイト「小説家になろう」とビジュアルアーツが共同開催しているもの。2020年から開催しており、25年1月には10回目の結果発表を行っていた。しかし、ビジュアルアーツは今回、一部受賞作品の翻案権(著作権の一つで、元の特徴を残した別の著作物を創作する権利のこと)を25年9月30日をもって解約すると発表した。 解約対象となった作品は全21作。コンテストの受賞時期はバラバラで、一番古いもので21年10月に受賞結果を発表し

アニメ化もされた人気マンガ「葬送のフリーレン」の休載が発表されました(再開時期は後日発表予定)。ネットでは作者の体調を心配し、休載への理解を示す声が目立ちます。かつては、マンガの連載休載には「悪いイメージ」があったものの、近年は社会的にQOL(生活の質)が重視され、マンガ誌でも作品の休載が定着しつつあります。作品の質を維持し、作家の健康を守るためにも、休載は必要な措置と言えるでしょう。そこで参考になる記事を挙げながら、マンガの休載について考えてみます。 ココがポイント『葬送のフリーレン』公式@FRIEREN_PR 2025年10月15日午前0時1分の投稿漫画雑誌の「休載」が問題視されなくなった理由 出版業界の働き方の変化と読者のニーズ 出典:Real Sound 2023/1/8(日) 全ての漫画編集部がそうというわけではないと思いますが、僕の場合は事前に申告すれば好きなタイミングで休載

漫画の実写化で1番やってはいけないことと言えば「大幅な原作改変」と思うかもしれないが、それ以上のギルティは「原作者の意向無視」である。 メディア化に対する原作者のスタンスは人それぞれであり、積極的に関わる人もいれば完全に任せるし、何だったらメチャクチャにしてやってくれ、という人もいる。 作品を借りる以上原作者の意向は絶対であり、作者がそういうなら責任を持ってメチャクチャにする必要がある。 だがそれが軽視されてしまったせいで、とてもこんなところでは触れられない事件も起こってしまった。 私の漫画のドラマ化決定はその直後だったため、おそらく相当気を使ったのだろう、関係者との顔合わせ、そして作品に対する要望の聞き取りなど、相当時間をかけてもらったのではないかと思われる。 しかし、それだけの気と時間を使った相手が全く自我を持たずにやって来たというのは相手にとっても不幸である。 もちろん「恋愛ドラマに
「週刊新潮」が7月に掲載したコラムで、作家の深沢潮さんらが「日本名を使うな」と名指しで差別を受けた問題で、深沢さんの代理人弁護士は30日、新潮社と結んでいたすべての出版契約が終了したと明らかにした。…

石川雅之 @isk_ms 目が疲れたー。そういえばもやしもん+の発売日から毎月なのかな?順次2冊ずつくらい「もやしもん」の紙版全13巻を新装版として出していただけることになりまして、ようやく絶版野郎から脱出できそうです。ありがとうございますアフタヌーン! 2025-09-29 00:57:09 石川雅之 @isk_ms で、ひとまず1巻と2巻を念の為校正し直してみますね。問題は無いとは思いますが例えば今の時代ではコンプライアンスに引っかかる部分とかがあったら付箋入れていきますので。という話を聞いて数日後。なんなんこの付箋の量は。 平成も遠くなったものだな。 pic.x.com/BOh3X4Nw6k 2025-09-29 01:03:27

「週刊新潮」に連載していた元産経新聞記者・高山正之氏のコラム「変見自在」が、20日発売号を最後に終了することがわかった。高山氏のコラムを巡っては、7月24日発売号で「日本名を使うな」などと名指しで差…

7月24日発売の「週刊新潮」が掲載したコラムで、「日本名を使うな」などと作家の深沢潮さんらが名指しで差別を受けた問題で、発行元の新潮社は深沢さん側に対し、「差別的かつ人権侵害にあたるようなコラムを掲…

【評論】山中智省KADOKAWAのWEBマガジン「メクリメクル」創刊 2025年7月15日。KADOKAWAは新たなメディア戦略の一手として、エンターテインメント小説の読者に向けたWEBマガジン「メクリメクル」(https://mequrimequru.jp/)を創刊した。KADOKAWAのプレスリリースによると、「エンタメ小説&カルチャーメディア」を謳う「メクリメクル」では、ライトノベル(注1)、新文芸(注2)、キャラクター文芸(注3)など、同社が得意とするエンターテインメント小説とその魅力を紹介するだけにとどまらず、映像、音楽、イベント、タレントなどの周辺文化をも巻き込み、「雑誌的メディア」として様々な記事を発信していくという(注4)。また、「メクリメクル」の公式Xアカウントは創刊記念の各種ポストを行うなかで、その特徴を以下のようにPRしていた。ライトノベルなどのエンタメ小説をも

書き手に寄り添い良い作品を共に生み出すことは私たちの重要な責務であると考えております。今回、深沢潮様の心を傷つけ、多大な精神的苦痛を負わせてしまったことをたいへん申し訳なく思っております。深くお詫び申し上げます。 いただいた様々なご批判、ご指摘は重く受け止めており、今回の出来事につきましては、出版社として自らの力量不足と責任を痛感しております。 「言論や表現の自由」は極めて重要ですが、その自由の領域は、題材や社会状況によって異なり、また時代とともに変化していくものと認識しております。 まずは私たちの編集現場がそれを常にアップデートしていかなければなりません。そのうえで、そうした変化を筆者の皆様と考えていくことも出版社の役割です。 今後は執筆の依頼をする時点および原稿を頂戴した時点で、必ず世論の変化や社会の要請について筆者に詳しくお伝えしていく所存でおります。また、人権デューデリジェンスの観

このたびトゥーヴァージンズグループでは、株式会社秀和システムの出版事業を譲り受けました。今後は「株式会社秀和システム新社」として再出発することをご報告申し上げます。 長年にわたり多くの読者に親しまれてきた秀和システムの書籍を、今後も継続的に提供し、より一層の価値ある出版活動を展開してまいります。 これまで同社をご支援いただいてきた著者様、取引先の皆様、読者の皆様におかれましては、引き続きのご理解とご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。本件に関するお問い合わせにつきましては、下記までご連絡ください。 【本件に関するお問い合わせ先】 トゥーヴァージンズグループ 〒102-0073 東京都千代田区九段北4-1-3 TEL:03-5212-7442 FAX:03-5212-7889 E-mail:info@twovirgins-group.com
東京証券取引所のスタンダード市場に上場しているインプレスホールディングスは5月13日、上場廃止を予定していることを発表しました。 同社は傘下にインプレス、エムディエヌコーポレーション、リットーミュージック、山と渓谷社などを始めとする複数のWebメディアや出版社を持つ持ち株会社です。ITエンジニアにとっては、書籍の「できる」シリーズやPC WatchやInternet WatchなどのWatchシリーズなどでよく知られています。 発表によると上場廃止は株式併合と呼ばれる手段によって行われ、最終的には現時点で合わせて同社の57%を保有している同社の創業者である塚本慶一郎氏および同氏の資産管理会社であるT&Co.のみが残存株主となります。 それ以外の株主に対しては株式をインプレスホールディングスが買い取ることが予定されています。 上場廃止は6月25日に開催予定の同社株主総会において可決され、7月

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