ユニットテスト 基礎講座 Jun. 7, 2025 @JJUGCCC 2025 Spring Takeshi Yonekubo

エディタ上でテストのエラーを表示することができるLSPサーバとその周辺ツールを作りました。 ⚠️ Notice この記事に記載したツールの使用方法はアップデートに追従しておらず古くなっているため、使用する場合は適宜リポジトリのREADMEを参考にしたりIssueを立ててください。 動機 数ヶ月前にこの記事を見ました。 Wallaby.jsを使ってフロントエンド開発のテストを効率化しよう - FindyTechBlog https://tech.findy.co.jp/entry/2024/04/15/100523 エディタ上でリアルタイムにテスト結果が反映される開発体験が大変魅力的に見えます。 私は普段Neovimを使用しているので、この記事を見てすぐ、Neovimでも同じようなことがやりたい、と考えました。Wallaby.jsはNeovim用の拡張は用意していないようだったので、その

プログラマ、テスト駆動開発者 和田卓人 学生時代にソフトウェア工学を学び、オブジェクト指向分析/設計に傾倒。執筆活動や講演、ハンズオンイベントなどを通じてテスト駆動開発を広めようと努力している。『プログラマが知るべき97のこと』(オライリージャパン、2010)監修。『SQLアンチパターン』(オライリージャパン、2013)監訳。『テスト駆動開発』(オーム社、2017)翻訳。『事業をエンジニアリングする技術者たち』(ラムダノート、2022)編者。テストライブラリ power-assert-js 作者。 講演や執筆などを通じ、日本におけるテスト駆動開発のエバンジェリストとして知られる和田卓人さん。 TDDとは何かを改めて言語化してもらった前回の記事では、「テストを書かずに進むのが合理的といえるときはある。でも、後からテストを書くのって難しいしつらい」とのお話がありました。 テストが書かれないまま

はじめに 以前からユニットテスト/単体テストという言葉は使いづらい、と感じており今回も旧Twitterで「テストを実行時間ベースで分類する良い言葉ないかなー」と呟いていたところ、「テストサイズのSMLって考え方があるよ」と教えて戴きました。 だいたいは教えてもらったt_wadaさんの記事にすべて書いてあるのですが、自分の整理も含めて動画にしたので、その補完記事となります。 TL;DR 単体テストのバベルの塔は既に崩壊 CI/CDでの継続的テストには時間ベースのテスト分類が重要 UT/IT/E2EではなくSMLによるテストサイズがCI/CDには合う それは単体テストか結合テストなのか? 自動テスト、手動テストに関わらずテストの分類として単体テストと結合テストという言葉は一般的です。ITQBではTest Levelsという言葉で定義されていますし、以下のようなV字モデルの対応表はみんな知って

本記事では、1日目におこなわれた『龍が如く7 光と闇の行方』(以下、『龍が如く7』)のデバッグに関するセッション“「龍が如くスタジオ」のQAエンジニアリング技術を結集した全自動バグ取りシステム”をリポート。 セッションには、セガのQAエンジニア・阪上直樹氏と、ビルドエンジニアの粉川貴至氏が登壇した。 バグをハグしたくなる自動システム! まずは阪上氏が開発者たちへ向けて、「バグは好きですか?」という質問からセッションがスタート。最初に龍が如くスタジオの各タイトルで、バグを発見した数の推移が公開された。ゲームの規模が大きくなるにつれ、バグも増加傾向にあるという。 そして全自動バグ取りシステムを運用した『龍が如く7』では、なんと25000ものバグが発見されたという。こう見るとネガティブな印象を受けるかもしれないが、バグ発見数が多ければ多いほど、ゲームクオリティがアップするということだ。 バグとい

僕自身は龍が如くシリーズは、クロヒョウ2、極1、極2、0、3、4、5、6、0とやって、7はRPGだし主人公違うしなぁと思って、買うだけ買って後でやろうと積んでいたところ、CEDECのすごいテストの話を聞いて、(オリジナル版を積んでいたのに)インターナショナル版を買って始めてしまうぐらいインパクトがあり(そして積んでたのを後悔したぐらいよかった)ました。それ以降、維新極、7外伝、8は発売日に買ってプレイしてます。 こちらにその講演の詳細なレポートがこちらにあります。 https://www.famitsu.com/news/202009/11205564.html その8の発売前に龍が如くスタジオの技術責任者の方がXのアカウントを開設して、C++のコードを投稿されていたのですが、それに対してエンプラ開発目線で意見しているようなツイートを見かけて、「いや、システムの特性全然違うから」と思い筆を

このコースでは、ウェブ用のテストの概要と探索について説明します。 このコースで学習する内容は次のとおりです。 テストの基礎 自動テストと手動テスト テストを実施する場所と方法 ベスト プラクティス 何をテストすべきか、誰に責任があるのか、目的そのものとしてではなく、目的を達成するために手段をテストすることを検討する方法など、テストの理念。 このコースには、学習に役立つ簡潔で実用的なサンプルコードも含まれています。 コースのスコープには、Node.js などの環境で実行される、フロントエンドのJavaScript とドキュメント モデル、バックエンドでのライブラリ テストが含まれます。テストの経験はありませんが、JavaScript の基礎知識と Node.js などに関する経験が必要です。初心者にも経験豊富なデベロッパーにも適しています。 ほとんどのテスト フレームワークとツールは共通の

新規開発の設計支援や古いコードベースを甦らせて欲しいという相談をもらったときに、最初にちょろっとコードだけお手本的なコードを書いてから引き渡しているのだが、そのときに必ず結合テストを書くようにしている。 3, 4年前から僕と付き合いがある人からすると、 「「「あの sadnessOjisan がテストを書くだと!!!」」」 という感じだと思うのだが、最近はテストに思うところもあってちゃんと書いている。 そしてそのテストコードだが、基本的にはアプリケーションから分離して書いている。その話をしたい。OGPOGP は野方ホープで海苔が分離されて出てきた時の画像だ。 アプリケーションから分離したテストとはどういうことか 最終的にはテスト対象のサーバーをDocker コンテナで固めて、そのコンテナに対して HTTP リクエストを投げてその結果やDB の中身を検証するコンテナをdocker

こんにちは、SWETグループの田熊です。 現在SWETグループでは書籍「単体テストの使い方/考え方」の輪読会を実施しています。 輪読会ではメンバー同士で活発に意見が交わされていますが、著者の主張に疑問を感じる箇所もあり、一度グループ外の方とも意見を交換したいと考えていました。 そこで、t_wadaさんをお招きし「単体テストの使い方/考え方」についてディスカッションする機会を設けました。本記事では、SWETメンバーとt_wadaさんとのやりとりを紹介したいと思います。 ディスカッションの流れ ディスカッションは事前にSWETグループのメンバーが書籍を読んで疑問に感じたテーマを挙げてもらい、t_wadaさんの意見を聞くという流れで行いました。 今回は次のテーマについて話をしました。 「退行に対する保護」があるテストとはなにか 「リファクタリングへの耐性」のトレードオフはあるのか 統合テストの
https://toruby.connpass.com/event/286678/ の発表資料です。

MIXI(旧社名ミクシィ)は5月8日、同社の新入社員向け技術研修で使用した資料を無償公開した。分散型バージョン管理システム「Git」とテスト・設計研修の資料をスライド共有サービス「Speaker Deck」で公開中。動画も後ほど公開するという。 Gitの研修資料は約470ページあり、Gitを使ったチーム開発の進め方やGitの内部構造などを記載している。テスト・設計研修の資料は約40ページ構成で、テスト技法やコードレビューのコツなどを紹介。いずれの資料も同社の社員が作成した。 同社は2021年から新入社員向け研修の資料を一般公開しており、22年はUnityでのゲーム開発やAI、セキュリティ研修など全12種類の資料を自社ブログに掲載していた。同社の公式Twitter(@mixi_engineers)は「今後も随時資料や動画を公開していく」としている。 関連記事 ミクシィ、技術カンファレンスを初

プロジェクト全体のテストを組み立てる際に重要な課題になるのが、テストレベル設計です。テストレベル設計は、ユニットテスト、結合テスト、システムテストといったテストレベルを、どのような責務・段取りで行うか分析・設計する活動です。 このテストレベル設計ですが、ここ10年程度の間に望ましいアプローチが変わってきたと感じています。今回はこの変化と、変化後のモダンなテストレベル設計の原則について、考えていることを書き出したいと思います。 旧来のテストレベル設計のアプローチ 旧来、このテストレベル設計では、Vモデルをベースしたアプローチや、自工程完結・品質積み上げをベースとしたアプローチがよく見られました。 このうち一つ目のVモデルをベースとしたアプローチは、要求定義から設計までの上流工程への対応を観点に、テストレベルを設計するものです。 (Vモデルが必須と明言しているわけではなく、極端な例ですが)例え
TDD(テスト駆動開発)を体験しながらGo を学べる学習コンテンツ「LearnGo with Tests」を紹介する❗️全てのコンテンツを実施してみて,非常に良かったのでまとめることにした💡Go に入門できる TDD のサイクル (Red /Green / Refactor) を体験できる コンテンツは "35種類" もある 無料で学べる GitBook (GitHub) に公開されている 日本語対応英語版 📚 quii.gitbook.io 日本語版 📚 andmorefine.gitbook.io コンテンツ一覧 なんと「35種類」もコンテンツがある❗️Go fundamentals 🚢 21種類 InstallGo(Go をインストールする) Hello, world(Hello, World) Integers(整数)Iteration(反復、繰り返し) A

はじめに 最近「単体テストの考え方/使い方」を読みました。 普段フロントエンドエンジニアとして実装をしている中で、自分が作っている単体テストについての言語化をサポートしてくれました。 この記事では、フォームUI の実装を通して、コンポーネントに対する効果的な単体テストについて考察し、具体的なテストの書き進め方の一例を提示してみます。 最終的な成果物 この記事で実装するフォームUI の最終的な成果物は codesandbox で確認できるようにしています。右のペインの「Tests」をクリックするとテストも実行できます。 注意 この記事は「単体テストの考え方/使い方」(以下、本書)の内容に触れていますが、読んでいなくても理解できるように補足をしているつもりです。それぞれのトピックで、文中に本書の該当ページの番号を「(p123)」のように表示しています(いずれも初版のものです)。react

Developers Summit (デブサミ)2023で、「テストを学んでみたい開発者のためのソフトウェアテスト読書マップ」という発表*1をしてきました。 event.shoeisha.jp 資料はこちらです。speakerdeck.com これまで、ソフトウェアテストとかQAの世界でばかり聴講やら発表やらをしておりまして、その外に出る機会があまりありませんでした。 今回、イベント主催者の翔泳社様から発表の打診をいただき、かなり腰が引けていたのですが、「これを機に、もうちょっと外に目を向けよう」という無理やりな動機付けで場を借りることにしました。 といっても結局発表はテストに関することですし、全然外に出ていないのですが・・・まあそれはこれからってことで。 今回は、ソフトウェアQAエンジニアの有志が一気呵成に作り上げた『ソフトウェアテスト読書マップ』を借りた発表であり、みなさんの成果を

世界中のITエンジニアが悩まされている原因不明でテストが失敗する「フレイキーテスト」問題。対策の最新動向をJenkins作者の川口氏が解説(後編)。DevOps Days Tokyo2022 世界中のITエンジニアが悩まされている問題の1つに、テストが原因不明で失敗する、いわゆる「フレイキーテスト」があります。 フレイキーテストは、リトライすると成功することもあるし、失敗する原因を調べようとしてもなかなか分かりません。GoogleやFacebookやGitHub、Spotifyといった先進的な企業でさえもフレイキーテストには悩まされています。 このフレイキーテストにどう立ち向かうべきなのか、Jenkinsの作者として知られる川口耕介氏がその最新動向を伝えるセッション「Flaky test対策の最新動向」を、4月21日、22日の2日間行われたイベント「DevOps Days Tokyo 2

世界中のITエンジニアが悩まされている原因不明でテストが失敗する「フレイキーテスト」問題。対策の最新動向をJenkins作者の川口氏が解説(前編)。DevOps Days Tokyo2022 世界中のITエンジニアが悩まされている問題の1つに、テストが原因不明で失敗する、いわゆる「フレイキーテスト」があります。 フレイキーテストは、リトライすると成功することもあるし、失敗する原因を調べようとしてもなかなか分かりません。GoogleやFacebookやGitHub、Spotifyといった先進的な企業でさえもフレイキーテストには悩まされています。 このフレイキーテストにどう立ち向かうべきなのか、Jenkinsの作者として知られる川口耕介氏がその最新動向を伝えるセッション「Flaky test対策の最新動向」を、4月21日、22日の2日間行われたイベント「DevOps Days Tokyo 2

Goでテーブル駆動テストを書いていると、書いているときは「すげー読みやすくテスト書けてるぞ!」と思っていても、落ち着いてから見てみると「なんだこれ...訳がわからん...」となることがあると思います。(自分はよくあります。) この記事は、このようなことを解決するのに役立つtipsについてまとめています。主にテストケースについて焦点を当てています。 テストしやすいコード設計に興味がある方は や を参考にしてください。 はじめに この記事はパーソナライズGopher道場で学んだことを元に書いています。 そして、この記事で紹介するテーブル駆動テストの書き方は主観に基づいており、 あくまでテストの1つの書き方にすぎないです。 なので、「この書き方をしないとダメ!」というものではないので、みなさんの考え方やプロダクトに合わせて、柔軟にこの記事で紹介するtipsを取り入れていただけると幸いです。 結論

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