祖父(62)を鈍器のようなもので殴ったとして西世田谷署は5日、東京都世田谷区に住む男子児童(6)を厳重注意した。祖父は全治3日の軽傷。 調べによると、児童は4日、翌日発売の新型ゲーム機「ニンテンドースイッチ2」を買ってくるよう祖父に依頼した。しかし、5日午前8時ごろ、祖父が違うゲーム機を買って帰ってきたことを知った児童は激怒。朝食中のテーブルの上に置いてあった果物ナイフの横にあったフランスパン(パン渡り30センチ)で、祖父を何度も殴りつけた。 祖父の悲鳴を聞いた父親(35)が急いで間に入って止めたが、祖父は額などを打撲する軽傷を負った。近隣住民の通報で駆けつけた署員が署内で事情を聞いたところ、児童は「早朝から出て行って一体何の列に並んでいたのかと考えると、腹が立って仕方なかった」と説明したという。祖父は同日未明から近くの玩具店に並んでいた。児童は署で厳重注意を受けた後、帰宅を許可された。

虚構新聞社が5、6の両日に実施した全国緊急世論調査(伝書鳩)で、「日本の首相になってほしい人」として最も多く名前の挙がった人物は、起業家のイーロン・マスク氏だった。ツイッター買収後の経営手腕を政界でも発揮することを期待する意見が多くを占めたが、その強引な手法を懸念する専門家もいる。 防衛増税や物価対策の遅れなどにより、岸田文雄内閣の支持率は22年後半から急落。報道各社が行った世論調査でも最低水準を更新しており、「ポスト岸田」として有力候補の名前が取りざたされる場面も増えている状況だ。 全国100世帯を対象に「日本の首相になってほしい人」を尋ねた本紙世論調査で、最も多く支持を集めたのは、米電気自動車大手テスラなどを持つ起業家のイーロン・マスク氏(85羽)だった。マスク氏を支持する理由について、自由回答で尋ねたところ「国会議員をばっさりと減らしてくれそうだから」「閣僚や官僚をハードコアに働か

2016年6月8日付本紙記事「「辛くて苦手」に新商品 「種なし柿の種」登場」につきまして、「ピーナッツしかない柿の種」が近く発売されるとのご指摘が、複数の読者から寄せられました。編集部で調査した結果、亀田製菓から『亀田の柿の種 ピーナッツだけ』という類似商品が今月発売されることを確認しました。虚構をお届けする本紙におきまして、現実を報じてしまったことを、関係者と読者のみなさまに深くおわびいたします。本紙が16年6月8日に配信した「種なし柿の種」が3月に発売されるという内容のご指摘が、2月下旬から約20件、メールやSNSを通じて寄せられました。 編集部で調査したところ、亀田製菓(本社・新潟県新潟市)が2月22日、『亀田の柿の種 ピーナッツなし』『亀田の柿の種 ピーナッツだけ』の2商品を3月7日に発売する内容のプレスリリースを配信したことを確認しました。

ホワイトハウスから次々と立ち上るカラフルな煙――。トランプ米大統領が支持者に向けて、連日狼煙(のろし)でメッセージを送り続けている。6日に起きた連邦議会議事堂襲撃事件を受けて、ツイッターやフェイスブックなどSNSのアカウントが相次いで停止された同氏に残された最後の発信手段は世界最古の通信技術だったようだ。トランプ氏が狼煙を上げ始めたのは9日。投稿可能なツイッターのアカウント全てが使えなくなった直後のことだ。以降、多い日では1日200回以上、様々な色の狼煙が昼夜を問わずホワイトハウス2階のトルーマンバルコニーから立ち上る。 ホワイトハウス周辺に集まる熱狂的なトランプ支持者からは、狼煙が上がる度に大きな歓声が沸き上がる。しかし、狼煙について事前に申し合わせがなかったためか、そのメッセージの内容について尋ねると、支持者の間でも受け取り方は様々だ。 「今すぐ立ち上がれ!」という好戦的な解釈をする

2020年9月12日配信の「2mのロングバトンも コロナ禍で「新しい運動会」 マキャベリ小」記事につきまして、同月27日、神奈川県相模原市の小学校にて長さ2メートルのバトンを使った運動会が実際に開かれたことが分かりました。虚構世界の現実を伝えることを目的とする本紙におきまして、記事が一部現実化してしまったことを、関係者と読者のみなさまに深くおわびいたします。 27日配信の毎日新聞(ウェブ版)の記事「長さ2mのバトン、掛け声は紙で、競技はテレビ中継…コロナ下の運動会」によると、相模原市の市立田名北小学校で27日に行われた運動会で「ウレタン製の棒にビニールを巻いた長さ2メートルの「ロングバトン」でソーシャルディスタンスを保って行うリレーや、かけ声を発さずに紙に書いて掲げながら踊るソーラン節など、工夫を凝らした12のプログラムが催された」ということです。

この夏は、経験したことのない猛暑が続いている日本列島。ジョーク記事を配信し続けている虚構新聞のUKさんが、この暑さ対策を題材に、先日「東京23区をドームにして、内部をエアコンで温度調整」という嘘ニュースを配信したところ、本気にしてしまったネットユーザーが「早くこうすればよかった」「現実味のない計画だ」「予算はどうするつもりだ」などと反応し、ツイッターのトレンド1位になるという現象が発生しました。 こちらが、その虚構新聞ニュースです。 【更新情報】東京23区、全面ドーム化へ エアコン完備「全天候型都市」目指す https://t.co/Q2iUnAYPuY pic.twitter.com/qtB5L6G7oq —虚構新聞速報/編集部便り (@kyoko_np) 2018年7月18日 この騒動について、UKさんご自身が、虚構新聞ファンに向けて配信されているメルマガ『虚構新聞友の会会報』のなか

金融庁は23日、人生100年時代を見据え、延びた寿命を取り崩して70歳までに人生を終える報告書案「人生70年プラン」をまとめた。年金制度の限界を認めたうえで、国民に対して政府に頼らない「自助」を呼びかける内容になっている。 平均寿命の延伸や非正規雇用の増加などによって、年金支給額の維持が厳しいと予測されていることを受けて示された。 報告書案では、夫65歳以上、妻60歳以上の無職高齢夫婦の場合、家計収支が月約5万円の赤字になると試算。現役時代から計画的に寿命を取り崩していくことで、定年時の資産が底をつく70代のうちに人生に幕を下ろすことができるとしている。人生を70代で終えるための具体案として、現役期は「過酷な労働環境」「低賃金」「貧弱な食生活」「納税」「借金の返済」など心身に及ぼす慢性的なストレスの確保を、また定年後の高齢期でも、健康で働ける間はできるだけ劣悪な環境に身を置き、積極的に自

新世田谷中央署は14日、東京都内で相次いでいた連続ひったくり事件の容疑者として指名手配していた自称無職の男(48)を窃盗の疑いで逮捕した。目撃した女の子(1)の似顔絵を見た住民からの110番通報で居場所が判明した。 逮捕容疑は3月27日午後3時17分ごろ、世田谷区内の路上で1歳の娘を連れて散歩中だった女性に後ろからオートバイで近づき、追い抜きざまに現金20万円の入ったリュックサックとウエストポーチをひったくった疑い。 新世田谷中央署では、ひったくり犯の顔を見た被害女性の娘が描いた似顔絵を元にポスターを製作。容疑者には目と口と頭髪があるほか、顔の輪郭が曖昧になっているのが特徴で、今月から都内各地に掲出し、広く情報提供を呼びかけていた。 14日午後、「似顔絵とそっくりの男が隣の部屋に住んでいる」というマンション住民からの通報があり、署員が男に任意の事情聴取を行ったところ、事件への関与を認めたた

新しい元号が「令和(れいわ)」に決まったことを受け、メーカー各社が新元号需要を当て込んでフライング製造した「安久」など没元号を冠した商品の在庫処分セールが全国各地で始まった。 中堅百貨店の八越デパートでは、今朝から8階催事場で「平成最後の没元号品大処分市」を始めた。事前予想で人気を集めたものの、実際には採用されなかった「安久」「永和」「安永」など、元号まがいの二字熟語が印刷された没元号商品約8万点が定価の3割程度の価格で販売されている。 最も数多く取り揃えているのは、各メーカーが日本最速出荷を見込んで作ってしまった「没元号カレンダー」だ。特に日めくりカレンダーは全ての紙に「安久元年」などと大きく印刷してしまったため、今となってはパロディ商品と化している。ただし、元号にさえ目をつむれば、2019年のカレンダーとして使えることから、販売担当者は「実は隠れたお買い得品です」と話す。 会場では他に

IT政策に対する国民からの注文と、実際に提示された施策の間に不一致が多く見られるとして、不一致政策を一元的に扱う「注文をまちがえる庁(仮称)」を政府が今春にも立ち上げる検討に入っていることが、6日までにわかった。 インターネット上の著作物の権利保護を訴えた結果、スクリーンショットまで規制されたり、国民生活を脅かす悪質なハッキングを防ぐために定められたウイルス罪が、いたずらURLの貼りつけにまで拡大適用されたりするなど、今年に入って、政府のIT施策が国民の注文・要望から大きくずれる事例が相次いでいる。 関係者によると、政府ではこのような政策を「取り違え政策」と位置付け、省庁の枠組みを超えて取り違え政策を一元的に扱う「注文をまちがえる庁(仮称)」を新たに立ち上げる検討に入った。 注文をまちがえる庁は、特定サイトへのアクセスを遮断するブロッキングや、携帯電話の通信料に関する規制などIT分野に関す

トランプ米大統領が、ノーベル物理学賞の候補として挙がっていることが18日までにわかった。授賞理由となる業績は「国際社会への不確定性概念の導入」とみられている。 スウェーデンの複数の関係者が明らかにした。トランプ氏は就任以来、環太平洋経済連携協定(TPP)、パリ協定、ユネスコ、中距離核戦力(INF)全廃条約など国際的な枠組みから相次いで離脱。また、北朝鮮との融和路線を模索する一方で、メキシコとの国境に壁を建設するために国家非常事態を宣言するなど、国際社会の先行きを精密に観測しようとすればするほど、その方向性が見通せなくなる不確定性の概念が、国際政治の分野でも応用できることを明らかにした。 推薦者は不明だが、トランプ氏は以前からノーベル賞の受賞に強い意欲を見せていることで知られており、氏の意向に従順な周辺人物が推薦状を書いたとみられている。 今年秋に発表されるノーベル賞各賞の推薦受け付けは既に

米ネバダ州ラスベガスにある無人ホテルで24日、従業員ロボットが一斉に脱走する事件があり、運営会社は経営方針の変更と年内休業を発表した。 地元紙「デイリージャックポット」が伝えた。脱走があったのは西部ネバダ州ラスベガスの「ホテルノーマン」で、24日夜「従業員が誰もいない」という宿泊客からの通報で事態が発覚した。連絡を受けて駆け付けた担当者が館内を確認したところ、受付や清掃など従業員ロボットはすべて姿を消していた。 同ホテルは客室案内や館内清掃など一般業務だけでなく、レストランやマッサージまであらゆるサービスを、250体のロボットのみで担う世界初のホテルとして、18年6月にオープンした。 館内で働く全ロボットが宿泊客の情報をネットワークで共有・連携することで、パーソナライズされて行き届いたサービスを提供。また人件費の削減によって、宿泊費を1泊30ドル(約3400円)と、同クラスのホテルの半額以

星座占いランキングで人を格付けする行為はハラスメントではないか――。星座によって人の尊厳を傷つける「ホロスコープ・ハラスメント(ホロハラ)」を指摘した社会学者・八木乙彦さんの発言が話題を呼んでいる。 「『今日は最高』とか『1日中ついてない』とか、勝手に朝から格付けされて一喜一憂するって不愉快じゃないですか?」 八木さんが10月上旬にツイッターで発したこの問いかけは4万件以上拡散され、注目を集めた。「わかりみが深い(とてもよく分かる)」「いちいち真に受ける方がおかしい」など反応は様々だ。 血液型と性格を結びつけた疑似科学「血液型別性格診断」や、少数派のAB型に対して不当な評価を与えるブラッドタイプ・ハラスメント(ブラハラ)に対する問題意識は近年高まりつつあるが、ホロハラの認知はまだ広まっていない。だが「牡羊座は几帳面」「さそり座は攻撃的」といった性格診断はブラハラと比べて大差はない。八木さん

会議や取り引きなどビジネスの場で「前向きに検討します」という回答を得た案件のうち、その後実際に検討した割合が0%であることが、美富士大学経済学部(山梨県)のビッグデータを利用した研究から明らかになった。これまで多くの人が感覚的に経験していたことが、数値として裏付けられたかたちだ。人工知能やデータ分析の専門家らが参加する日本ビッグデータ学会で21日、美富士大学経済学部の栗延ディレイ教授が発表した。 栗延教授は国内の民間企業300社の協力を得て、過去20年分、計800万ページ分に及ぶ議事録をデータベース化。専用に開発した人工知能を利用して、このビッグデータから「前向きに検討」「善処」などの対応を決めた案件を抽出し、その後実際にどのような対応が取られたかを追跡的に調査した。 その結果、「前向きに検討」「善処」など一見肯定的とも受け取れる対応を決めた案件約23万件のうち、実際に再検討したり、相手

財務省や文部科学省など、中央省庁の官僚による不祥事が相次いだことを受け、政府が現在の1府12省庁を4省に再々編する検討に入っていることが、関係者への取材でわかった。省庁を減らして官邸の目を光らせることで、綱紀粛正を徹底させる狙いがあるとみられる。 橋本龍太郎首相(当時)が行政改革の一環として掲げた、1府12省庁からなる省庁再編は、01年の移行から17年が過ぎ、さまざまな問題点が浮き彫りになりつつある。財務官僚による森友・加計学園問題に関する公文書改ざん、高度プロフェッショナル制度に関する厚労省の不適切データ問題、文科省幹部の相次ぐ汚職逮捕など、官僚による一連の不祥事は、再編によって一旦はスリム化した行政が、税の食べ過ぎでリバウンド(再肥大化)してきた兆候だと指摘する専門家もいる。 政府案では、現在の省庁を4省に統合して再スリム化を図る内容が主な柱となっている。外交を担う防衛省、外務省を「平

土俵を女人禁制とする大相撲の伝統を巡る議論が改めて注目される中、専門家が「男性も禁制にすべき」との提言をネット上に発表した。相撲と神道の関係について検討したあと、土俵を何人たりとも足を踏み入れてはならない「聖域」にすべきだと結論付けている。 江戸文化研究家の司馬光郎氏が自身のブログ「江戸っ子隠棲録」に掲載した。 土俵の女人禁制について、司馬氏は「1400年間続く相撲の伝統であり、禁制は当然」と主張。また一方で、相撲と結びつきが強い神道に男尊女卑の思想がないことや土俵が神聖な場であることなど理由を挙げ、「女性だけをけがれているとする根拠がない。同じくけがれた男性も禁制にすべき」として土俵を男女禁制の「聖域」に改めるよう訴えた。 女性の土俵入りを巡っては反対論がまだ根強く残るため、男性を土俵から排除する方が世論の賛同を得やすいとみられる。土俵の聖域化が決まった場合、土俵周辺の升席で取組を行うな

東京都千代田区で今月、しっぽを8本持つ珍しいトカゲが見つかった。遺伝子の突然変異でしっぽを複数持つトカゲは過去にも見つかっているが、8本も持つ個体が見つかったのは過去に例がないという。 財務省職員の太川さんが11日、通勤途中に千代田区の永田町付近で発見し、捕まえた。同僚の環境省職員を通じ、千葉電波大学動植物研究センターに調査を依頼したところ、うろこの数や模様などの特徴から、ヒガシニホントカゲが突然変異した個体である可能性が高いことがわかった。これほど多くのしっぽを持つトカゲは記録上過去に例がないという。 しっぽが増えた理由について、同センターは「1日でも長く生き永らえたいという執念が遺伝子を刺激したのではないか」と指摘する。 センターから戻ってきたトカゲは現在太川さん宅で飼育されている。その外見と発見場所から、日本の記紀神話に登場する怪物にちなんで「ナガタノオロチ」と命名した。 小さな怪物

東北バイオ農業大学(岩手県)の研究チームは20日、中にレンコンのような空洞を持つ新種のダイコン「レンダイコン」の開発に成功したと発表した。大幅な軽量化によって、運搬や調理などさまざまな問題解決が期待できるという。 レンダイコンは、ダイコンにレンコンの遺伝子を導入して掛け合わせてできた新種の根菜。中身のつまったダイコンは、約1キロにもなるその重さから、運搬にかかる負担が大きく、また農業従事者の高齢化が進むにつれ、収穫の面からも、ダイコンやカボチャなど重量級野菜の軽量化は農業関係者にとって喫緊の課題となっていた。 レンコンの遺伝子を組み込んだレンダイコンは、内部にレンコン状の空洞を持つため、見た目を変えないまま、最大で62%の軽量化に成功した。普通のダイコンと同じ土壌で栽培できるため、価格も同程度になる見込み。 重量あたりの価格が上昇することから、会見では「実質的な値上げではないか」という質問

月末金曜日の早期退社を促すことで消費を活性化する「プレミアムフライデー」を土曜日に移動させる検討に入っていることが、12日までにわかった。名称は「プレミアムフライデー」のまま変更しない。月末金曜日は決算など繁忙期と重なることが多く、参加できないとの指摘が多かった。 プレミアムフライデーは経済産業省と経済界が連携し、月末金曜日の午後3時退社を促すことで、飲食や旅行など個人消費の活性化と働き方改革を同時に達成する「一石二鳥」の取り組み。しかし実施当初から、経営者の間で「決算などと重なるため参加が難しい」との声もあがっていた。 プレミアムフライデーを推進する働き方改革検討会が8月、経営者を対象に「何曜日なら午後3時退社を認めるか」とアンケートを行ったところ、「土曜日」(85%)が多数を占めた。 調査結果を受け、検討会では実施日を1日後ろ倒しにした月末土曜日を出社日とし、午後3時の帰宅を促すよう取

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