13世紀初期のキプチャク勢力圏。 『ルーシ年代記』で見られるポロヴェツ人の一家。 キプチャク[注釈 1](Kipchaks)は、11世紀から13世紀にかけて、現在のウクライナからカザフスタンに広がる草原地帯に存在したテュルク系遊牧民族。ルーシの史料[注釈 2]ではポロヴェツ(ポロヴェッツ)、東ローマやハンガリーの史料ではクマンと記された[1]。 現在のカザフスタンからモルドバにかけて広がる平原地帯は、当時キプチャクの名前にちなんでキプチャク草原(Dasht-i Qipchāq)と呼ばれた。またのちにキプチャク草原を支配したモンゴル帝国のジョチ・ウルスが通称キプチャク・ハン国と呼ばれるのはこのためである。 乞卜察兀惕、欽察兀惕…『元朝秘史』による表記。 欽察(Qīnchá)、欽叉(Qīnchā)…『元史』による表記。「キプチャク」を漢字転写したもの。 可弗叉…『西遊録』による表記。 克鼻稍…

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