Microsoftは2015年11月に、Microsoft Azure上からEthereum(イーサリアム)のブロックチェーンを提供する「Azure BaaS(Blockchain as a Service)」を発表した。その後、R3(日米欧43行が参加しブロックチェーン技術の開発や評価を行うコンソーシアム)と提携するなど、企業におけるブロックチェーンの利用を推進するための作業を顧客企業やパートナー企業とともに進めている。日本でも2月から、みずほフィナンシャルグループ、電通国際情報サービス、カレンシーポートと共同でBaaSの実証実験を開始している。 このような企業でのブロックチェーン活用促進に向けた取り組みをさらに強化するプロジェクトとして、Microsoftは6月、「ProjectBletchley」という構想を発表した。Bletchleyは、プライベートなブロックチェーン基盤上で、ス

ブロックチェーンは暗号通貨のBitcoinを支える技術だ。だが、それ以上の可能性を秘めている。ブロックチェーンは、暗号通貨だけでなく、他の記録についても完全な取引履歴を保存できる分散、共有型レッジャー(元帳)だ。そのため、銀行や金融関連を中心に多数の企業がブロックチェーンに関心を持っている。MicrosoftはAzure BaaSを2015年11月に発表し、2016年6月にBletchleyに関するホワイトペーパーを公開している。 9月20日にリリースされた「Bletchley v1」はブロックチェーンのテンプレートであり、「Azure Resource Manager」(ARM)を通じて利用可能だ。MicrosoftはBletchleyによって、顧客やパートナー企業がEthereumのプライベートなコンソーシアム型ネットワークを構築できるように支援したいと考えている。同社によると、世界

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