「Googleは,ますます,私たちがそれを通して世界を見るレンズとなっている。Googleは,私たちが真であり,かつ重要であると考えるものを反映するというよりも,屈折させる。私たちがデジタル情報の世界全体を検索し,探究するとき,この検索や探究をフィルターにかけ,その焦点をどこに置くかを決定するのだ」 ――情報学者ヴァイディヤナタン(Siva Vaidhyanathan)は,このように述べる1)。 世界の検索市場シェアを見ると,Googleが92.35%と圧倒的である(2017年2月)2)。2017年2月現在,世界的にみると,検索=Googleといってよい状況であることがわかる注1)。 前出のヴァイディヤナタンの言を借りれば,私たちは検索という「レンズ」を通して,デジタル世界をのぞいているものの,そのレンズはある種のゆがみをもっているようなのだ。 2007年放映の「NHKスペシャル グーグル
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