さて、このへんで再び、新聞電子化の現場をご紹介しましょう。本日の題材は、こちらのビデオ*1です。 以前、ちょろっとご紹介したように、書籍や新聞の電子化プロジェクトは、 すでにマイクロフィルム化されている場合はマイクロフィルムから電子化し、マイクロフィルムが無い場合は、紙面[ないしは原本]を直接電子化していきます。 http://d.hatena.ne.jp/denshikA/20090903 マイクロフィルムから電子化したほうが、数段、楽チンだからです。 その「マイクロフィルムから電子化」について、ちょっと前に、地味に、大幅な技術的な進歩があったので、ご紹介しておきましょう*2。 その名は、「リボン・スキャニング」です。その他にも、別称がいくつか存在していますが、おそらく、「リボン・スキャニング」が一番通じると思います。 「リボン・スキャニング」というのは、 マイクロフィルムのロール1本ま

さて、このへんで、新聞電子化の現場をご紹介しましょう*1。本日の題材は、こちらのビデオです。(出所が書かれていない写真は、全てこのビデオ内から取りました。) このビデオは、 Promotional video of the University of Kentucky methodology for newspaper digitization for the National Digital Newspaper Program というわけで、米国ケンタッキー大学が、彼らの「やり方」を紹介したビデオです。この米国ケンタッキー大学は、先日ご紹介したNDNPの一環として新聞電子化に関わっています。 ところで、新聞を電子化する場合、2つの方法が考えられます。すでにマイクロフィルム化されている場合はマイクロフィルムから電子化し、マイクロフィルムが無い場合は、紙面を直接電子化していきます。本日は、マ
前の記事 無人バイクと二足歩行ロボット:現実化する『ターミネーター』の世界 蓋に太陽電池:生分解性プラスチックを使った2万円のネットブック 次の記事 蟻の上を這う虫の動画:携帯型デジタル顕微鏡の楽しみ 2009年5月27日 William Gurstelle 幼い頃の私は、顕微鏡をのぞくことが大好きだった。特に、父が水槽の水を取って、その一滴をスライドに垂らしてくれた時のことはよく覚えている。その中には、水生菌や顕微鏡でしか見えない植物など、たくさんの未知の物体が潜んでいた。なんといっても、最大の楽しみはゾウリムシを探すことだった。ゾウリムシは透明で小さい単細胞生物で、体中を覆う繊毛を使って動く。 私は先日、新しいタイプの携帯型光学デジタル顕微鏡を試してみる機会に恵まれた。この新世代のデジタル顕微鏡は、家の中や庭にあるものに大接近して見るのに最適な小型機器だ。それをノートパソコンにつなぎ、
はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です -はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて -はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28
・和本のコピーなどを、所蔵先に依頼する。自分の所属図書館に依頼するだけで淡々と送ってくれるところもある。少しハードルのあるところ・書籍だと、複写願いを提出することになる。そこには大抵、複写物請求者のみの利用に限定するむね、注記されている。請求者を介しての二次利用をふせぐためである。 ・つい最近、申し込んだところでは逆だった。一個人の利用では困る、提供できない。そちらの図書館(岐阜大学附属図書館)に寄贈する形でなければ、と。どういうことなんだろう…… 二次利用はいたしかたないが、その分、(個人ではなく)図書館(という管理機構)で制御してほしい、ということか。 ・こういう対応が区々なのは、ちょっと面白い。厄介と見る向きもあるでしょうが、個々の館の自主性・主体性が守られている、と評価すべきところ。しかし、むちゃくちゃガードの堅いところはなんとかしてほしい、というのも本音。 ・とある私大。マ
1936年8月に発行された雑誌“Modern Mechanix”に、「缶詰図書館が読者に新たな眺望をもたらす(Canned Libraries Open New Vistas To Readers)」と題された記事が掲載されています。これは、当時最先端のマイクロ写真などの技術を使って、本をマイクロフィルム化し、膨大な蔵書を書類整理棚に収まるようなコンパクトなサイズに縮小するというアイディアでした。それぞれの書籍はフィルム化され、12ゲージのショットガンの弾よりも小さなカートリッジに格納されます。読書するときは読みたい本のカートリッジを投影機に差し込み、スクリーンに投影し、自分の好きな文字の大きさに調節して読むことができる、と記事は伝えています。記事にはこの技術を使った新しい読書のイメージ写真も掲載されています。 Canned Libraries Open New Vistas To Rea

1リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く