Microsoft Copilot Studio でカスタムのエージェントを最近作り始めた方は、システムとの連携にMCPを利用したり、APIも利用することもあると思います。ありがちな勘違いが、APIをそのままMCPにすればいいじゃないか?という考えを持つこともありますが、MCPの本質を理解し、何が違うのかを理解することで、より良いエージェントを作れるようになります。そこで今回はMCPとAPIの違いについて、触れたいと思います。 MCP ってそもそも何? MCP(Model Context Protocol)は、Anthropic が 2024 年末に公開したオープンプロトコルです。狙いは、大規模言語モデル(LLM)が外部サービスをもっと自然に扱えるようにすることです。 基本的には 3 つの要素があります。 ツール― LLM が実行できる“アクション”。 リソース― ツールが扱う対象物や I


郵便番号・デジタルアドレスAPIの特徴1つのAPIで、郵便番号とデジタルアドレスのそれぞれから住所取得できる公式APIとして、2025年5月より無料提供を開始しました。 デジタルアドレスは、住所を7桁の英数字に変換できるサービスです。 デジタルアドレスについて郵便番号から住所を取得郵便番号から都道府県・市区町村・町域を取得できます。 日本郵便から公式郵便番号データAPI登場1. マスタメンテナンス更新にかかる手間・コストを削減郵便番号データCSVをデータソースとしたAPIが無料でご利用いただけます。 マスターデータの更新にあわせてタイムリーに反映します。 2. ローマ字返却により在日・訪日外国人向け海外事業にも対応可能本APIは、住所データを漢字・カナに加えてローマ字でも返却、またフリーワード検索が可能です。 越境ビジネスや、外国籍の方向けのサービスにもご利用いただけます。 ※事業所個別

国立国会図書館サーチのAPIとは? 国立国会図書館と全国の図書館の蔵書情報にアクセスできるAPIです。 主に3つのAPIが提供されています。 検索用API ハーベスト用API 書影API 今回は検索用APIと書影APIを使ってみたので、その知見を共有します。 利用申請について と、その前に簡単に利用申請について触れておきます。 非営利利用の場合は申請不要ですが、営利利用の場合は利用申請が必要な場合があります。 営利利用の判断基準については以下の通りです。 データを利用することにより、なんらかの収益を得る場合(例:サイトの運営による広告収入等)は、営利目的にあたるため、利用申請が必要です(希望されている利用方法が営利目的に該当するか判断に迷う場合は、NDLサーチAPI利用申請フォームからご相談ください)。 特に検索用APIでは検索対象のデータプロパイダ(データソース)を指定できるため、利用す

みなさん、こんにちは。Togetterを運営するトゥギャッター社の代表のyositosiです。2023年も年末で仕事納めということで、今年を振り返るコンテンツを残しておこうと思います。主にXとネットメディアを取り巻く話題を中心にお届けします。 1月:サードパーティー製Twitterクライアントの一斉締め出しTwitterが他のSNSに比べて、圧倒的に優れていた点に、機能の大部分をAPIという形で解放して、多くの開発者が優れた関連アプリを作れたことにあると思います。特に、その初期においては、ガラケーやスマホ向けのアプリはTwitterオリジナルではなく、第三者が作ったアプリで支えられていました。 その後、公式のアプリとして買収されたものもありましたが、引き続き多くの非公式アプリが、ユーザのTwitter体験をそれぞれに最適化していたのは間違いないと思います。 とはいえ、本体の機能追加とともに

2023年7月25日更新 openBDプロジェクト(カーリル・版元ドットコム)は書誌情報・書影を、だれでも自由に使える、高速なAPIで提供することを目的にスタートしました。出版社団体である版元ドットコムの会員社が提供するデータだけではなく、版元ドットコムが受信している、出版情報登録センター(JPRO)のデータを含めることで、網羅率の高い書誌・書影情報の配信が実現しました。 2017年から始まったサービスは今年で7年目を迎えました。 現在、高いデータ網羅率と、高速で使いやすいAPIが評価され、毎日500万リクエスト以上のAPI要求を処理しており、書誌・書影情報へのニーズの高まりとともに利用が増加しておりました。2023年6月5日から、JPROから版元ドットコムへのデータ配信が停止され、版元ドットコム会員社以外のopenBDのデータ更新が停止しました。openBDが提唱する「書誌情報・書影を
現在、ChatGPTなどのジェネレーティブAIを活用した新サービスが活発に提案されています。カーリルでは、ChatGPTと図書館が提供する一般的な蔵書検索サービスを連携させる方法について検討しました。 蔵書検索サポーターの実装 利用イメージを体験するために、カーリルでは学校図書館支援プログラムで提供している学校図書館向けの蔵書検索サービスにChatGPT(OpenAIAPI)を組み込み、「蔵書検索サポーター」を実装することにしました。例えば、ユーザーが検索キーワードにヒットする本がなかった場合に、別のキーワードを提案したり、自然文の質問から適切な検索キーワードを提案することを想定します。カーリルが提供する検索サービスもAPIでアクセスできるため、OpenAIAPIと接続するプロセスは驚くほど簡単でした。ChatGPTと直接チャットする場合との大きな違いは、個別の図書館の蔵書情報を回答
どういうもの? このように関数を使ってデータを取り込めます。 背景 元々は「インターネット上のWebAPIのデータをExcelに取り込みたい」と思ったのがきっかけです。VBAマクロを使えば簡単ではありますが、マクロは使いたくないという方も多いのではないでしょうか。かくいう私も勤務先が属人化を防ぐためにマクロの使用を推奨していません。 そこで、関数を使用する方法を選択しました。ExcelにはWEBSERVICE 関数という指定したURLの応答データを取り込む関数があります。 しかし、この関数は大変便利な関数ですが、ExcelはHTMLやJSONのパーサーを用意していません。結局取り込んだHTMLやJSONの処理にはVBAマクロが必要になります。 また、欲しいWebAPIが存在しない問題もありました。 そこで、Excelでデータを編集するのではなく、元々のWebAPIをExcel用に作れば

米Twitterは1月26日(現地時間)、「TwitterAPI v2」の「学術研究」プロダクトトラックをリリースしたと発表した。昨年7月に予告していたものだ。このトラックは無料で、Twitter上のすべてのパブリックなツイートデータと、高度な検索やフィルタリングのツールにアクセスできる。また、従来の標準プロダクトトラックの20倍に当たる月間1000万件までのツイートを利用できる。 ただし、学術研究プロダクトトラックにアクセスできるのはTwitterが承認した学生あるいは学術機関の研究にフォーカスする従業員のみ。また、ドナルド・トランプ氏のアカウントのように永久凍結されたアカウントのツイートや削除されたツイートには、公開設定のものでもアクセスできない。Twitterは「2006年にTwitterAPIをリリースして以来、学術研究者は公開ツイートデータを使って国家による言論統制から新型

米Googleは10月8日(現地時間)、ソーシャルサービス「Google+」の一般ユーザー向けサービスを2019年8月に終了すると発表した。主な理由は「あまり使われていないから」としているが、その理由の説明の中で「Google+ PeopleAPI」のバグで、最高50万人のGoogle+アカウントを非公開設定にしている個人データ(氏名、メールアドレス、生年月日、性別などだが電話番号や住所は含まず)が影響を受けた可能性があることが分かったとも書いている。 このAPIを利用している可能性のあるサードパーティー製アプリは多くても438点で、このバグに開発者が気づいた証拠も、バグを悪用してプロフィールデータを悪用した証拠もないという。 この発表は、同社が今年の年頭に開始したプロジェクト「Project Strobe」の成果について説明する公式ブログの中で行われた(関連記事)。このプロジェクトは、

はじめまして、BASEビール部部長の氏原です。BASEのData Strategy Groupで機械学習エンジニアをしています。 今回初登場ということで、暑いときにいいサワーエールのお話でも......といきたいところですが、ここは開発ブログということなので仕方ありません。開発のお話をしましょう。 現在私は商品の画像に基づいて、その商品に似た商品を類似商品として提示するAPIの開発を行なっています。今回はこのAPIをYahoo!さんのNGT(Neighborhood Graph and Tree for Indexing)を使って作成したことについて書いてみようと思います。 背景 BASE株式会社はネットショップ作成サービス「BASE」を運営しています。ここで作成されたショップはそれぞれ別のWEBサイトとして公開されていますが、ショッピングアプリ「BASE」では作成されたショップを横断して

Googleの画像認識APIを基に、好きな画像を学習させて認識機能を簡単にカスタマイズできる「Cloud AutoML Vision」発表Googleは、Googleが提供する学習済み機械学習APIを基に、ユーザーが自分のデータを学習させることで認識機能をカスタマイズできる「Cloud AutoML」を発表しました。 「Cloud AutoML」に対応したAPIの第一弾として、ユーザーが独自の画像を学習させられる「Cloud AutoML Vision」を発表しました。 学習済みの機械学習APIに対して追加で学習可能Googleは、機械学習を用いた画像認識APIとして「Cloud VisionAPI」を以前から提供しています。 Cloud VisionAPIはあらかじめGoogleによって学習済みであるため、画像を読み込ませるだけで、人間の顔の検出や猫や犬といった動物、船や飛行機、

米国の二大音楽著作権管理団体であるASCAPとBMIが両者の作品データベースを統合するというプレスリリースを行ないました。JASRACの独占に近い日本の音楽著作権管理とは異なり米国ではASCAPとBMIが拮抗しています(たとえば、ビヨンセはASCAP、レディー・ガガはBMI)。さらに、ボブ・ディラン等の楽曲を管理するSESACという団体もあります。 複数の団体が競争することで独占の弊害を防げるという利点はありますが、楽曲を利用する立場としては、どの作品がどの団体の管理下にあるかを知ることが面倒であるという弊害があります。作品データベースを統合することで、この弊害が大きく軽減されると思われます。 フェーズ1のシステムは2018年末までにローンチされる予定であり、将来的にはウェブAPIの提供や他のデータベースの統合(少なくともSESACのデータは統合して欲しいですね)が予定されています。また、

DAILY FRESH LIVE(デイリーフレッシュライブ) DAILY FRESH LIVEは、ライブ配信サービス「FRESH LIVE」をより楽しんでいただくためのニュースメディアです。注目番組情報やインタビュー記事などをお届けします。 この度FRESH!は公開APIとしてOpenFRESHAPI(ベータ版)を公開しました。 OpenFRESHとはOpenFRESHはFRESH!の機能をAPIとして開放することで、より高度かつ便利にFRESH!を利用して頂いたり、独自のツール開発を促進していくためのプロジェクトです。 サードパーティツールに対する考え方既にコメント読み上げツールのような非公式のサードパーティツールが存在しております。 FRESH!は技術的にも開かれたプラットフォームを目指しています。そのため、公共・公益を害する性質のものでなければ基本的にこのようなサードパーティツール

OpenFRESHは生放送動画配信プラットフォーム FRESH! を便利に利用するための開発者向けプロジェクトです。 現在β公開中 ¶ 現在、OpenFRESHAPIはβ公開中です。一部のAPIにはアクセストークンが必要ですが、FRESH!の配信用アカウントを保持しているユーザーであればアクセストークンを取得することができます。 エンドポイントは https://openapi.freshlive.tv です。 更新履歴 ¶2017.05.05 ¶ FRESH!のアップデートにより、ユーザー名を記名したコメントの投稿ができるようなります GET /v1/comments のレスポンスに username(ユーザー名) を追加 POST /v1/comments のリクエストパラメータに isSigned(記名投稿フラグ) を追加 2017.03.13 ¶ OpenFRESHAPI 初稿
[速報]Google、動画になにが映っているかを自動的に判断する「Video IntelligenceAPI」発表。Google Cloud Next'17Googleは米サンフランシスコでイベント「Google Cloud Next'17」を開催。1日目の基調講演で、動画を分析して、いつ、なにが映っているかを判断する「Video IntelligenceAPI」を発表しました。 動画になにが映っているかをコンピュータが自動的に判断するGoogleのチーフサイエンティスト Fei-Fei Li博士によると、動画をコンピュータに理解させることはこれまで何年ものあいだ大きな課題で、実際、画像研究者にとって動画はデジタルな世界のダークマター(暗黒物質)だとされてきた、と。 そうしたなかで、Googleは機械学習による新しいAPI「Video IntelligenceAPI」を発表しまし
![[速報]Google、動画になにが映っているかを自動的に判断する「Video Intelligence API」発表。Google Cloud Next'17](/image.pl?url=https%3a%2f%2fcdn-ak-scissors.b.st-hatena.com%2fimage%2fsquare%2f994d9f75973f95b7a9ef29497be18f0ff7c5b628%2fheight%3d288%3bversion%3d1%3bwidth%3d512%2fhttps%253A%252F%252Fwww.publickey1.jp%252F2017%252Fgcnext01.gif&f=jpg&w=240)
私たちopenBDプロジェクト(カーリル・版元ドットコム)は書誌情報・書影を、だれでも自由に使える、高速なAPIで提供します。 個人が、SNSやブログで本を紹介するとき 書店が、仕入れや、販売のために本を紹介するとき図書館が、選書し、利用者に本を紹介するとき メディアが、本を紹介し評するとき 企業が、書誌情報・書影を利用したあらたなサービスを開発するとき こうしたときに、自由に使える書誌情報・書影を、高速なAPIで提供するopenBDの提供を開始します。 オープンな本のデータが、本の世界をますます豊かにすると考えるからです。 openBDは、カーリルがAPIシステムを開発します。 カーリルは、図書館蔵書・貸出情報を横断的に高速で検索するサイトを提供しています。 ここで培ったノウハウを活用します。 openBDに掲載する書誌情報・書影は版元ドットコムが収集します。 版元ドットコムは、会員出
2017/01/26 14:23修正: facebookのグループ,openBD 情報共有にて,語研の高島様から「JPコード」となっている部分は「JP-eコード」のことであること,また最後の質問者はリブライズの河村氏であることをご本人からご指摘頂きましたので,そのように修正いたしました. 2017/01/26 01:10修正: ゴケン(?) タカシマとなっていた箇所について,株式会社語研の高島利行氏ではないかというご指摘を頂きましたので,そのように修正いたしました. こんにちは,lumelyです. 最近,趣味の一環として漫画を集めているのですが,中々読む暇がありません.1,000冊は本棚からオーバーフローして現在床に平積みになっている状態なので,卒業・修了等で本棚を廃棄する予定の筑波大生がいれば是非ともお声がけください. 先日の2017年1月23日にNIIにて,「書誌情報・書影を自由に」と
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