いろいろなところで話題になるJASRAC=一般社団法人日本音楽著作権協会。人によっていろいろなイメージを持っているのでは……とも思いますが、JASRACがどんな団体であり、何をしているところなのか、なかなか捉えにくいのも事実です。また一般人からすると、遠い存在のようにも思えるJASRACですが、実はDTMユーザーにとって遠くはない存在、というよりも積極的に関わるべき団体だ、というような声も聞こえてきます。 そうだとすると、DTMステーションとしても、JASRACについて一度しっかり確認して、DTMerにとって敵なのか、味方なのかなど、見解をまとめていったほうがいいのでは……と思っていたのです。そうした中、たまたま知人を介して、JASRACの広報を紹介してもらい、連絡をとってみたところ、いろいろ話を聞かせていただけることになったのです。東京・代々木上原駅の近辺にJASRACと書かれたビルがあ

先日から大きな話題になっていたJASRAC対音楽教室裁判の最高裁判決が本日出ました(参照記事)。 最高裁における争点は、音楽教室における生徒の演奏に著作権者の演奏権が効いてくるかということでした。今までの流れを簡単にまとめると、地裁判決は音楽教室における先生の演奏も生徒の演奏も著作権法上の演奏に当たり演奏権が効いてくる、知財高裁判決は音楽教室における先生の演奏は著作権法上の演奏に当たるが、生徒の演奏は当たらない、そして、最高裁判決は知財高裁の結論を踏襲し、生徒の演奏は当たらないと判断しました。判断の具体的ロジックについては、判決文の公開後に追記します。 最高裁では生徒の演奏分についてしか議論していなかったので、知財高裁判決における音楽教室における先生の演奏は著作権法上の演奏に当たるという結論が最高裁でひっくり返るという話は元より想定し難い話でした。音楽教室において先生が演奏しないというこ

音楽教室のレッスンで生徒が演奏する楽曲にも著作権の使用料はかかるのか。最高裁判所が初めて判断を示す見通しになりました。 楽曲の著作権を管理するJASRACが5年前、ピアノなどの音楽教室から楽曲の使用料を徴収する方針を示したのに対し、ヤマハ音楽振興会など、およそ250の音楽教室の運営会社などは「音楽文化の発展を妨げる」として訴えを起こし、JASRACに使用料を請求する権利はないと主張しています。 1審の東京地方裁判所は音楽教室側の訴えを退けましたが、2審の知的財産高等裁判所は先生と生徒の演奏を区別して検討し、先生の演奏については「生徒に聞かせる目的があるのは明らかだ」として、使用料を請求できるとした一方、生徒については「みずからの演奏技術の向上が目的だ」と指摘して、請求することはできないと判断しました。 判決を不服としてJASRACと音楽教室側が上告していましたが、最高裁判所第1小法廷の深山

クリプトン・フューチャー・メディア株式会社(本社:北海道札幌市、代表取締役:伊藤博之、以下クリプトン)は、自社が管理・運営する作品投稿サイト『ピアプロ』(https://piapro.jp/)において、2021年10月19日(火)より、一般社団法人日本音楽著作権協会(以下JASRAC)に著作権の管理が委託された楽曲を投稿できるようにいたしました。これにより、今後はJASRACが著作権を管理している楽曲に関して、営利目的での作品利用と『ピアプロ』を通じた非営利目的でのインターネットユーザーによる二次利用の両立が実現可能となります。 そもそも『ピアプロ』は、2007年12月に「インターネットを活動の場とするクリエイターが、自らの得意なコンテンツ(音楽、歌詞、イラストなど)を投稿し合い、協業して、新たなコンテンツを生むための"創造の場"」として誕生いたしました。『ピアプロ』では投稿作品に「原則と
","naka5":"<!-- BFF501PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

本日、はてなは一般社団法人日本音楽著作権協会(以下JASRAC)が管理している楽曲のはてなブログでの利用について包括的利用許諾契約を締結いたしました。これにより、はてなブログのユーザー様がご自身のブログにJASRAC管理楽曲の歌詞を掲載することが可能となります。 ただし、契約の対象ははてなブログのみで、はてなの運営する他サービスは含まれませんのでご注意ください。 また、はてなブログにおいても無制限に歌詞を掲載できるものではなく、掲載にあたっては一定の制約がございます。下記の注意事項をご確認の上、ご利用いただきますようお願いいたします。 注意事項 対象となる歌詞はJASRACの管理楽曲のみとなります。JASRACの管理していない楽曲については本契約にて掲載が許諾されません。楽曲の著作者または著作権管理者を確認し、直接許諾を得て掲載してください。 JASRACの管理楽曲は、下記サイトにて検索が
日本音楽著作権協会(JASRAC)は、平成元年から31年までの著作物使用料分配額TOP100を発表しました。 このランキングは、「平成」期にJASRACが作詞家、作曲家、音楽出版社などの権利者へ分配した著作物使用料の合計額の上位100曲をまとめたものです。CDや配信による売り上げだけでなく、コンサート、カラオケ、放送などあらゆる利用が反映したものです。 1位はSMAP「世界に一つだけの花」(作詞:槇原敬之/作曲:槇原敬之)、2位は五木ひろし・木の実ナナ「居酒屋」(作詞:阿久悠/作曲:大野克夫)、3位はアニメ「エヴァンゲリオンBGM」(作曲:鷺巣詩郎)となりました。 分配の傾向・特徴等については、別紙のとおりです。 JASRACは、今年創立80周年を迎えますが、「令和」の時代においてもクリエーター・権利者への対価還元を通じて、音楽産業および音楽文化の発展に努めてまいります。 (参考資料) 1

JASRACは、作詞・作曲者から著作権を預かり、テレビやラジオ、CD/DVD、カラオケ、ライブ、配信などで信託楽曲が使われた際に使用料を徴収。作詞・作曲家に分配している。分配額の合計は、平成元年は518億円だったが、平成30年度には1126億円と、30年間でほぼ倍増した。 分配額ランキングの傾向を見ると、平成初期は、テレビドラマの主題歌が上位に入る一方で、昭和に生まれた楽曲もカラオケを中心に全国で歌われ、中期は「世界に一つだけの花」をはじめとしたヒット曲のほか、アニメなどの映像作品への利用が上位に入った。後期は動画投稿サイトでの利用やライブでの使用が増えた、とJASRACは分析している。 利用分野別構成比の推移からも、「CDから配信」への流れが見て取れる。平成元年度(1989年度)・10年度(98年度)はそれぞれ、「CD等」が4割以上を占めていたが、平成20年度(08年度)には18.3%、

自分で作詞・作曲した楽曲なのに、使用許諾を拒まれて、ライブが開けず、精神的苦痛を受けたとして、シンガー・ソングライターの、のぶよしじゅんこさんら3人が、JASRAC(日本音楽著作権協会)を相手取り、計385万円の損害賠償をもとめる訴訟を東京地裁に起こした。1月11日、第1回口頭弁論が開かれて、JASRAC側は請求棄却をもとめた。このあと弁論準備に入るが、ミュージシャンによる提訴は異例ということだ。はたして訴訟のポイントは何だろうか。 ●ライブを開けなかったミュージシャン 訴状によると、のぶよしさんは音楽出版社を通じて、自分が作詞・作曲した楽曲の著作物管理契約をJASRACと結んでいる。のぶよしさんが2016年5月、東京・八王子市のライブハウス「X.Y.Z.→A」でライブを開催するために、オリジナル曲6曲を含む12曲の演奏申し込みをおこなったが、JASRACに拒否されて、ライブが開けなかった

日本音楽著作権協会(JASRAC)が音楽教室内での楽曲演奏から著作権料を徴収する方針であるのに対し、音楽教室側の「音楽教育を守る会」が反対している問題。音楽教育を守る会は12月21日、文化庁長官宛に裁定申請を行い、2018年1月1日から予定されていた徴収が延期になる可能性が濃厚になりました。音楽教育を守る会によるリリース JASRACは今年2月に教室からの著作権料徴収の方針を発表。教室側から当初から強い反発があり、JASRACも「話し合いなど、利用者側と協議する必要があると思っています」とコメントしていました(関連記事)。こうした状況を受け、音楽教育事業を営む7つの企業・団体が中心となり音楽教育を守る会を発足。加盟法人は現在では300以上に上ります。音楽教育を守る会の要求はJASRACの徴収方針取り下げ、もしくは司法判断が確定するまで当該使用料規程の変更の保留でした。両者間での協議は7

ロックバンド「GLAY」は10日、同バンド名義の楽曲を結婚式で使用する場合に限り、著作権料を徴収しないと公式サイトで発表した。 【写真】始球式を務める、ロックバンド「GLAY」ボーカルTERU JASRACの公式サイトによると、結婚式や披露宴などで音楽を利用する時、音楽の利用方法(演奏使用=生演奏、録音物の再生など/複製使用=BGM用の録音物の製作など)により、作詞者・作曲者など“音楽をつくる人”の権利である「著作権」と、レコード製作者・歌手など“音楽を伝える人”の権利である「著作隣接権」の手続きが必要になる。 発表は以下の通り。 GLAY及び有限会社ラバーソウルは、GLAY名義で発表しているGLAY楽曲をブライダルで使用する場合に限り、著作隣接権について使用者からの料金を徴収しないことを報告させて頂きます。 GLAYの楽曲を結婚式で使用したいという多くのお客様からのお問い合わせを受け、メ

アプリのゲーム開発に携わったとする人物のツイートはトータルで10万RTを超えるなど、大きな反響を集めました。ゲーム開発で日本音楽著作権協会(JASRAC)と楽曲使用料に関するやりとりを行った人物のツイートが注目されています。この人物のツイートでは「アプリがダウンロードされた時点で使用料がかかる」「周回クエストは周回数分支払う必要がある」などと使用料の徴収について強く批判し、トータルで10万RTを超えるなど大きな反響を集めました。 画像はJASRACのサイトより このツイート主は、アプリのゲーム開発に携わったとする人物。ツイートによると、管理楽曲のダウンロード数に応じて使用料がかかる仕組みになっているとの説明を受けたツイート主は、制作側の負担を少しでも減らすためにアプリそのものに楽曲を入れる仕様ではなく、クエストに入った時点で音楽をダウンロードする仕様に変更しました。 これにより楽曲の使用

すし1号@(。•́ωก̀。)こたつ難民 @straydrop420 JASRACってホントに作家にお金還元してるの?というのは常々思う。 その上 作家を守る為の制度改革もしていない訳だし、中抜きで私腹を肥やしてるクソ企業にしか見えないよね。 これからの作曲家はJASRACをやめて新しいシステムやサービスに乗り換えるべきだよ。 創作活動でも邪魔でしかない。twitter.com/08gou/status/9… 2017-11-10 18:59:54 8号 @08gou 現状「JASRACのおかげでお金が貰えて生活できてます!」という作家の声が無く 違法DLなんかは事実上野放しで、対応したとしてもJASRACではなく販売元の音楽会社という状態なわけで… ろくに何もしてなさそうなのに何故金取るの?と思われるのは自然の流れでしょう 2017-11-09 20:55:48

パーセンテージ制自体は合理的――JASRACは外国映画の上映使用料について、18万円の定額制から興行収入の1〜2%に変更し、これまで支払いを担ってきた配給業者ではなく、映画館から直接徴収したい意向を示しています。 興行収入によるパーセンテージ制自体は合理的だと考えています。大ヒット作でも18万円定額はさすがに安過ぎるでしょう。 舞台やコンサート、放送、ウェブなどほかの分野では、むしろ収入比例が原則になっているケースが多い。その際、個別に徴収するのは大変なので、団体が包括的な処理をしてその分安くする、ということも珍しくありません。 とはいえ、長年続いたルールには恐らく背景がある。それに基づいて様々なビジネスが組み上がっている以上、現場が混乱しないよう、導入するとしても段階的にする必要はあると思います。音楽教室とは 「問題の性質が違う」――6月に音楽教室での演奏について著作権料を徴収すると発

米国の二大音楽著作権管理団体であるASCAPとBMIが両者の作品データベースを統合するというプレスリリースを行ないました。JASRACの独占に近い日本の音楽著作権管理とは異なり米国ではASCAPとBMIが拮抗しています(たとえば、ビヨンセはASCAP、レディー・ガガはBMI)。さらに、ボブ・ディラン等の楽曲を管理するSESACという団体もあります。 複数の団体が競争することで独占の弊害を防げるという利点はありますが、楽曲を利用する立場としては、どの作品がどの団体の管理下にあるかを知ることが面倒であるという弊害があります。作品データベースを統合することで、この弊害が大きく軽減されると思われます。 フェーズ1のシステムは2018年末までにローンチされる予定であり、将来的にはウェブAPIの提供や他のデータベースの統合(少なくともSESACのデータは統合して欲しいですね)が予定されています。また、

リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く