でも、陸幕長は部隊の指揮権を持っていないのでは。 火箱:おっしゃるとおり、陸幕長は陸上自衛隊の部隊を指揮する権限を持ってはいません。自衛隊の部隊を指揮するトップは統合幕僚長(以下、統幕長)です。統幕長は、東北地方をカバーする東北方面隊の総監など、陸自に5人いる方面総監に命令を発する。陸幕長の役割は兵站、人事、教育、防衛力整備を司り、フォースプロバイダーとして統幕長の命令に応じて措置することです。 ちなみに、統幕長は海上自衛隊では自衛艦隊司令官に、航空自衛隊では航空総隊司令官に発令します。 また災害派遣時は原則的には、都道府県知事からの要請を受けて出動します。ただし、緊急時には自主的に防衛大臣から統幕長に災害出動命令を発することができます。しかし、それを待つこともしませんでした。 午後3時前という時間のことを考えました。3月ですから、すぐに暗くなります。それに、いったん隊員が帰宅してしまうと

2016年4月14日に熊本県で発生した大地震において、真っ先に離陸した自衛隊機はF-2戦闘機でした。これには阪神淡路大震災の教訓が活かされています。 地震発生、そのとき自衛隊は 2016年4月14日21時26分ごろ、熊本県において震度7の地震が発生。これを受けて熊本県知事は22時40分、自衛隊に対して災害派遣要請を行いました。自衛隊は、災害派遣要請を受諾する以前から自主的に情報収集活動を開始。地震発生から21分後の21時47分には航空自衛隊築城基地(福岡県)からF-2A戦闘機が2機、緊急発進(スクランブル)し、次いで九州北部の各基地・駐屯地から陸海空自衛隊のUH-1Jヘリコプター2機、UH-60/SH-60ヘリコプター5機、P-3C哨戒機1機、U-125A救難捜索機2機を相次いで発進させました。 航空自衛隊のF-2戦闘機(写真出典:航空自衛隊)。 真っ先に離陸した自衛隊機がF-2戦闘機で

東京都は31日、震度6強の首都直下型地震を想定した総合防災訓練を実施し、市民や自衛隊ら約1万5000人が参加した。多くの都民に防災意識を高めてもらおうと、今年は「防災の日」の9月1日から直前の日曜日に前倒した。 東京都中央区の聖路加国際病院救急救命センターには“緊急救急車”として初めて活用した都バスで、けが人が搬送された。銀座では警察や消防がロープやはしごで取り残された人を救出。自衛隊員も装甲車などで駆け付け、警視庁騎馬隊も登場した。 中央区晴海では、ソウルや台北のレスキュー隊が参加した救助訓練を実施。宮城や静岡県警の広域救助隊などが自衛隊輸送機で羽田空港や横田基地へ向かう訓練も行われた。 訓練終了後、石原慎太郎知事は「訓練は繰り返し行うことで身につく。肝心な時に大きな成果をもたらすことを信じて努力してもらいたい」と述べた。
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