「女の子というキャラクターになりたいんです」――ロングヘアのかつらをかぶり、スカートをはいた男性が、目をキラキラさせて話す。フリーライターで“男の娘”のノトフさん(26)だ。「日本を代表する女装アイドルのひとり」とブログで自称している。 男の娘とは、女装した人に限らず、「女の子にしか見えないような男性」を指す言葉。“2次元”では、例えばライトノベル「バカとテストと召喚獣」のキャラ「木下秀吉」がそうだ。今年4月に男の娘情報の専門雑誌が創刊されたり、NHK-BSの番組「MAG・ネット」で特集されたりと、注目が高まっている。 「かわいいと言われるのが好き」というノトフさんは化粧もお手の物。「ほうれい線が消えなーい」と嘆きながらファンデーションを塗る姿は女子顔負けだ。 男の娘として活動を始めたのは1年半ほど前。きっかけはライブ配信「ニコニコ生放送」(ニコ生)だったという。 制服のスカートにあこがれ

コミックマーケットに全てのオタクが参加しているわけではないが、コミックマーケットに参加している男性は、やはりオタクであることが多いだろう。そういう意味で、コミケの行列というのは、日本全国の「同人に触れることがあるぐらいの」オタク男性の標本を抽出するうえでは優れたサンプル(の一形式)と言うことは出来る。そこで今回、自分自身が同人誌を購入するついでに、そして行列中の暇つぶしとして、行列しているコミケ男性一般参加者の表情や、服飾についての特徴を確認してみることにした。 せっかちな人の為に、最初に結論を書いておこう。コミケ三日目行列についていた男性オタクの人達は、 ・表情筋の発達状況から察する限り、顔面の表情をコミュニケーションで意図的に用いるノウハウが浅い傾向にある ・服装はお洒落な人からみすぼらしい人まで様々だが、服の色の選び方には特徴がある というのが今回の調査から得た私の結論である。詳し

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