先日、昔仕事で付き合いのあった携帯漫画産業の業界人からこんな話を聞きました。 『ガラケー市場の売り上げがひどい減少… ペイ(損益回収)するまでに時間がかかりすぎる』 との事で最近様々な企業が部署の縮小をしているそうです。 僕自身、最初に携帯漫画産業に作家として参入したときに一番驚いたのが、 編プロとのこんなやり取りでした。 僕「この産業の主な読者層ってどんなものでどんなものを好む傾向があるのですか?」 編「さー。実のところ私どももわからないのです。 何せ誰が読んでてその層が男か女か、はたまた何歳なのか知る方法が無いもので。 あ、でも今売れてる作品の事ならお話できますよ。 どうです?こういう今の売れ筋っぽい感じで漫画描いていただけませんか?」 僕「は?・・・はぁ。」 さて、ではまず根本的に携帯漫画市場とは何かからお話します。 携帯漫画産業は以下の3つの関係で出来ています。 ■漫画家 言うまで

── 昨今では携帯電話の販売シェアでスマートフォンが5割を超えるなど、これまでのケータイ、俗にいうガラケーが減りつつあります。ケータイコミックを出されている立場として、藤井さんはこの状況をどのように感じていますか。 藤井 わたしのジャンル(注:ボーイズラブ系)に関しては、ガラケーからの移行はしばらく掛かるかもしれないという認識です。ただ、ガラケーでポイントや会員制といった形でお金を支払って読むのが定着している方は、スマートフォンに移行してもお金は払ってくださると思うんですね。 ── ただ、スマホでうまい課金体系がないとも言われている。 藤井 そこですよね。課金体系と、本の品そろえがあればうまくスライドしてくれると思うんですけど、それが追いついていない。 小沢 グリーじゃないけど、スマホの中にガラケー的なシステムを誰か持っていけよという話ですよね。iPhoneじゃ難しいけどAndroidだっ

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