貴乃花親方が「おじさん」から叩かれている。 連日のようにマスコミが取り上げる貴ノ岩暴行事件で、ウン十年もこの世界を見てきたと胸を張るベテランの相撲ジャーナリストや、著名な評論家、学者などのコメンテーター、果ては大御所芸能人というそれぞれの世界で社会的地位を築いた方たちがこぞって貴乃花親方批判を展開しているのだ。 その主張をザックリとまとめると、こんな調子である。 「理事のくせに協会に協力しないのは組織人失格」 「改革したいからって、飲み屋のケンカを大騒ぎしすぎだ」 「正義感からかもしれないが、なにもしゃべらないのは頑固すぎる」 なかには、「ファッションがヤクザみたい」「理事会でふんぞりかえって態度が悪い」など本筋ではないバッシングや、過去の「洗脳騒動」を引き合いに、「カルト」なんて誹謗(ひぼう)中傷をしている御仁もいる。 騒動が勃発してから次から次へとわいて出るこの手の「おじさん」たちの主

もし、あなたが読み書きや計算を学べないまま大人になったとしたら、そんなことを考えたことはありますか?「教育を受ける権利」は憲法ですべての国民に保障されています。しかし、いま、小中学校にすら通えず、義務教育からこぼれ落ちてしまった若者たちがいることが、NHKの調査で明らかになりました。「平方メートルやミリリットルの意味がわからない」。「30%オフや2割引の計算ができない」。「漢字が読めず薬の飲み方がわからない」。学べないまま大人になり、生活にも支障をきたす状態。それを私たちは「学びの貧困」と呼び、その実態を取材しました。 東日本に暮らす19歳のコウスケさん(仮名)は小学2年生以降、ほとんど学校には通っていません。文字を読むことはできますが、ひらがなを書くこともままならず、漢字で書けるのは自分の名前と住所だけ、かけ算や割り算はほとんどできません。 去年、コウスケさんは配送のアルバイトを始めまし

事件発覚後、不気味な沈黙を守り続ける貴乃花親方(45)。その背景には、八角理事長(54)および相撲協会への根深い不信感があるという。そして、完全決裂の先には、「第二相撲協会」設立というクーデター構想まであるというのだ。 「あなた方のことは信用できないので、お断りします」 11月22日、相撲協会の執行部が貴乃花親方を役員室に呼び出し、貴ノ岩に日馬富士暴行事件の事情聴取に応じるよう説得を要請すると、八角理事長らに向かって、こう言い放った。 この貴乃花親方の発言は八角理事長、ひいては相撲協会に対する事実上の「宣戦布告」と言っていい。角界関係者は、「もはや相撲協会に居場所はなくなった」と前置きし、続けるのだ。 「貴乃花は公益法人である相撲協会のいわば重役として、本来なら事情聴取に応じる義務があります。ところがそれを執行部の面々の前で拒否したということは、現執行部に対する三行半と言っても過言ではない

「三つのポリシー(方針)」という言葉をご存知だろうか。一般の方には馴染みがないとは思うが、今や大学関係者であれば、誰もが知っている。大学の理事はもとより、学部長や学科長といった多少ともマネジメントに関わる教員であれば、できれば神棚に奉っておきたいと思っているだろう。 なぜなら、それが「タテマエ」の領域を踏み越えて、大学教育の「現場」をかき回すようになると、相当に厄介な代物であることに気づいているからである。実際、近年の文部科学省による高等教育政策は、三つのポリシーを「ホンネ」として活用させることに躍起になっているので、事態はなおさら悲観的である。 さて、三つのポリシーとは、いったい何なのか。それは、大学教育にいかなる影響を与えるのか。今回の記事では、この点について論じてみたい。 三つのポリシー(方針)とは? 端的に言えば、現在、各大学が策定し、公表することを義務づけられている「ディプロマ・


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