中国政府公認のプロテスタント教会を牧会していた宗永生(ソン・エイシェン)牧師(54)が、教会の5階から飛び降り、自殺していたことが分かった。残された遺書には「身体的にも精神的にも疲れ果てた」などとつづられていた。中国の迫害情報サイト「ビター・ウィンター」(日本語版)によると、宋牧師は7月17日、河北省商丘市にある公認教会「聖同心教会堂」の5階から飛び降りて自殺した。宗牧師は、同市建設路にある同教会堂と、同市曹荘村にある双愛堂の2つの教会を担任していた。聖同心教会堂は2012年、千万人民元(約1億5千万円)余りを投じて建設されたが、政府は正式な許可を出し渋り続け、宋牧師は多くの心労を抱えていたという。 さらに昨年8月には、政府は聖同心教会堂から十字架を強制撤去し、その1週間後には「許可を受けていない」として教会自体を閉鎖。また、双愛堂もその4カ月後に老朽化を理由に閉鎖を命じていた。 宗牧師

日立製作所が受注したプラント建設工事の現場監督だった男性(当時66)が過労自殺したのは、同社などが勤務時間などに配慮しなかったからだとして、大阪市内に住む遺族が10日、日立と下請け業者に慰謝料や逸失利益など計5500万円の支払いを求める訴訟を大阪地裁に起こした。 訴状などによると、男性は建設関係の会社を退職後、2017年4月から、茨城県の建設会社から個人で仕事を請け負う契約で、東京都内のプラント建設工事に従事した。この建設会社は2次下請け業者として工事に入り、男性は1次下請け業者や日立社員から指示を受けて働いたという。 同年7月以降、4カ月の工程を2カ月で終えるよう指示されて業務が増え、30日間休みなく働いた末、同年9月に自殺した。労働基準監督署は、亡くなる直前の男性の時間外労働は月138時間に上っており、過労で気分障害を発症して自殺したとして昨年6月に労災認定した。遺族側は日立や下請け業

(CNN) 米ミシガン州デトロイト近郊の幹線道路で24日、歩道橋から飛び降りようとしていた男性が道路上に落下するのを防ぐため、大型トラック13台が一列に並んで自殺を食い止める出来事があった。 ミシガン州警察によると、警察は州間高速道路696号線の上下線を通行止めにして、トラックに協力を要請した。 こうした状況でトラックに協力を求めるのは珍しいことではない。しかし大抵の場合、事態はすぐに解決し、トラック1台程度の協力で済むという。 だが今回は、男性が説得に応じて歩道橋から降りて来るまでに、およそ3時間を要した。 警察に通報があったのは24日午前1時ごろ。「誰かが自殺を図ろうとしているのかもしれないと判断した時点で、車両は通行止めにして脇道へ迂回(うかい)させた」と警察は説明する。 一方、大型トラックに対しては、迂回せずに歩道橋の下に停車するよう要請。これに応えて13台が上下車線をふさぐ形で、

思想家と言うべきなのか評論家というべきなのか、考えてみると少し困惑するが、そうした形容が当てはまるだろう西部邁が1月21日に死去した。78歳であった。天寿に近いだろうとも思うが、その死が自死であったことは、少し重く心に残った。 西部邁の評論はいくつか読んだことがあるというか、文春系の評論誌などを読むと必ずといってその名前が添えられている。思うに、そうしたポプリを編む編集者はほいと西部の名を挙げ、呼ばれた西部もほいほいと書いていったのだろう。そうした文章はしかし、教養の裏付けと修辞をもってそれなりの散文の体をなしているので、まさにポプリを鮮やかにする。というくらいが、私の西部の印象で、その思想と呼べるものを受け取ったことはなかった。彼の主著も知らなければ、保守と言われるわりにその主義も理解できないし、なにより、その感覚が合わない人であった。対して、私が好む著作家はまずもって自分の感覚が合う。
自死という生き方 (双葉新書) 作者: 須原一秀 出版社/メーカー: 双葉社 発売日: 2009/12/09 メディア: 新書 購入: 1人 クリック: 40回 この商品を含むブログ (9件) を見る 「もともと明るくて陽気な人間が、非常にサバサバした気持ちで、平常心のまま、暗さの影もなく異常性もなく、つまり人生を肯定したまま、しかも非常にわかりやすい理由によって、決行される自死行為がある」ということを今から立証しようとしているのである。 この「立証」は著者自身の「決行」が含まれている。それを含んでの一冊である。そして、その「決行」がなければ、あまりたいした本ではないのかもしれない、などとも思ってしまう。おれには昔から、自殺なら自殺、テロルならテロルで、やってしまった人間にはかなわない、というところがある。著者はやってしまったから、すげえのだ。 その著者が、上みたいなので死んだ人間として挙

オランダで開かれた音楽祭で歌うリンキン・パークのチェスター・ベニントンさん(2012年5月27日撮影)。(c)AFP/ANP/MARCEL VAN HOORN 【7月21日 AFP】(更新)人気ハードロックバンド、リンキン・パーク(Linkin Park)のボーカル、チェスター・ベニントン(Chester Bennington)さん(41)が20日、自宅で死亡しているのが見つかった。自殺とみられる。 リンキン・パークのギタリストで、作曲を担当しているマイク・シノダ(Mike Shinoda)さんはツイッター(Twitter)に「ショックを受けており、とても悲しいが、事実だ」と投稿した。 ロサンゼルス(Los Angeles)郡検視局によると、午前9時(日本時間21日午前1時)すぎ、ベニントンさんがパロスベルデスエステーツ(Palos Verdes Estates)にある自宅で首をつった状態

インターネット経由で洗脳されたティーンエイジャーたちが次々と自殺し、2015年11月から2016年4月の半年足らずの間に130人が犠牲になっている。 そのうち少なくとも80人はSNS上の死のグループによる自殺ゲーム「Blue Whale(シロナガスクジラ)」に参加していた。一体どこのサイバースリラー小説かと思うような話だが、これは現実に起きていることであり、ロシアでは法改正につながる程の社会問題となっている。 2015年11月23日、シベリアで16歳の少女が自殺をした。彼女の名はリナ・パレンコワ(Rina Palenkova)。線路脇で撮影したセルフィーをロシアで人気のSNS「VK」に投稿した直後、列車に飛び込んだ。彼女のセルフィーと首が切断された轢死体の写真は、その直後に始まった自殺ゲーム「Blue Whale」の参加者たちのグループでシンボルとして共有され、「リナのようになるまで追い込

A man has died after setting himself on fire on board aJapanese Shinkansen bullet train. Another passenger, a woman in her 50s, was also killed and more than 20 injured, two seriously. Witnesses said the man,reportedly aged 71, had poured fuel over himself in the first carriage of the train and used a lighter to igniteit. Most of the 1,000 people on board escaped the smoke-filled carriages when

伊ローマ(Rome)で映画『ビッグホワイト(The Big White)』のフォトコールに臨むロビン・ウィリアムズ(Robin Williams)さん(2005年11月15日撮影)。(c)AFP/TIZIANA FABI 【8月12日 AFP】(一部更新)米警察は11日、米オスカー俳優のロビン・ウィリアムズ(Robin Williams)さん(63)がカリフォルニア(California)州の自宅で死亡しているのが見つかったと発表した。自殺とみられるという。 同州マリン(Marin)郡保安官事務所によると、ウィリアムズさんの遺体は11日正午前に同州北部ティブロン(Tiburon)の自宅で見つかった。同保安官事務所検視局は声明で、現時点で死因は「窒息による自殺」だとみていると発表した。 ウィリアムズさんの広報担当者が出した声明によると、ウィリアムズさんは最近、重いうつ病と闘っていた。 同世代

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6%の医師が死や自殺について考える−。こんなショッキングな調査結果が2日、日本医師会が実施したアンケートで明らかになった。医師会は今年2月、会員の勤務医1万人を対象に調査を行い、3879人から回答を得た。「医療崩壊」が叫ばれる勤務医の過酷な勤務実態が改めて浮き彫りになった。医師らはメンタルヘルスの支援や休日増を求めている。 調査結果によると、回答した医師の年齢は40代と50代がそれぞれ約30%を占め、30代(18・5%)、20代(2・3%)と続いた。 1カ月の休日は、「4日以下」が最も多く46・3%、「5〜7日」が30・4%だった。「8日以上」の人が20・1%いる一方で、「なし」も8・7%いた。 「自殺や死について1週間に数回考えることがある」と回答した人は5・3%。「実際に自殺を計画したり、死のうとした」と答えた人(0・4%)と合わせると約6%いた。 72・3%が「メンタルヘルスを支援す
東北大は13日、大学院理学研究科で教員の指導に過失があり、担当していた大学院生の自殺につながったとする内部調査結果を公表した。 大学院生は2年続けての教員による博士論文の受け取り拒否などで修了できなかった。同大は懲戒委員会で処分を検討しているが、この教員は今月に入り辞職した。 同大によると、自殺したのは理学研究科で生物関係の研究をしていた博士課程の男性大学院生(当時29歳)。大学院生は昨年8月、研究のデータ集めをした滋賀県内で自殺した。遺書には指導法への不満などはなかったが、翌月、両親から男性准教授(52)の指導に問題があったのではとの指摘を受け、内部調査委員会を設置していた。 大学院生は2007年12月、博士論文の草稿を事前提出したが、准教授は大学院生と十分に議論せず、受け取りを拒否。准教授は06年11月ごろにも、論文提出を延期するように指示しており、大学院生は2年連続で博士号の取得に失
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