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本と中谷宇吉郎に関するmshkhのブックマーク (7)

  • イグアノドンの唄 ――大人のための童話―― (中谷宇吉郎)

    twitter の代替サービスとして半年ほど前に話題になったものとして,「マストドン」 (https://mstdn.jp/ 等) がある.このマストドンは,少なくとも日の一部では,未だにそれなりに支持されているようだ.そこで当時書こうと思ったのが,今回の記事である.例によって,遅きに失しているけれども. 中谷宇吉郎の随筆に,「イグアノドンの唄」というものがある.これを読むと私はいつも寺田寅彦(中谷の師)のまさに名随筆である「団栗」を思い出して,そちらの方が傑作だとは思うのだけれども,それはさすがに酷な比較であって,この「イグアノドンの唄」も掛け値なく傑作であると言っていいだろう. 中谷宇吉郎一家は,第二次世界大戦終戦前後のころ,北海道の羊蹄(ようてい)山麓に疎開していた.そこは,有島武郎の「カインの末裔」の土地であり,中谷一家は,過酷な自然と,糧不足に苦しめられていた. そんな状況で

    • 中谷宇吉郎と寺田寅彦

      中谷宇吉郎(なかや うきちろう)は,昭和初期の物理学者で,雪の結晶や人工雪の研究で知られている.また,随筆家としても知られ,多くのすばらしい随筆を残している.現在として入手しやすいのは,「雪」「中谷宇吉郎随筆集」(いずれも岩波文庫)くらいだろうか.いずれも名著であり,このブログで紹介したいと考えていたのだが,それらについてはネットでもいろいろな書評などがあるようなので,まずはこのブログらしく(?),「寺田先生の追憶」という作品を手がかりに,中谷宇吉郎と寺田寅彦のことを書いてみたい. 中谷宇吉郎は,当時の東京帝国大学理学部物理学科で,寺田寅彦に師事して実験物理学の研究に携わった.それから,中谷は生涯寺田寅彦を敬愛していく.もともと,寺田研究室に入る前から吉村冬彦(寅彦の筆名)の作品を愛読し,寅彦宅にも度々訪れていたというので,よほど馬が合うところがあったのだろう.こういった点は,漱石の「こ

      • ウェブリブログ:サービスは終了しました。

        「ウェブリブログ」は2023年1月31日 をもちましてサービス提供を終了いたしました。 2004年3月のサービス開始より19年近くもの間、沢山の皆さまにご愛用いただきましたことを心よりお礼申し上げます。今後とも、BIGLOBEをご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ※引っ越し先ブログへのリダイレクトサービスは2024年1月31日で終了いたしました。 ※10秒後にBIGLOBEのおすすめページに遷移します

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          • 「猫舌男爵」、中谷治宇二郎… - 黌門客

            一年に大体一冊ずつ出ていた、ミステリー文学資料館編『古書ミステリー倶楽部』シリーズ(光文社文庫)も、とうとう今月出た第三弾で終るらしい*1。最後の三冊めにも、宮部みゆき「のっぽのドロレス」や長谷川卓也「一銭てんぷら」、小沼丹の随筆など、珍しいものが入っている。乱歩の「D坂」も入っているが、なんと「草稿版」である。 一冊めには、清張の「二冊の同じ」が入ったので、以前ここで紹介した。 二冊めに収録されて、とりわけ嬉しかったのは、皆川博子「舌男爵」である。千街晶之、日下三蔵など実在の人物による、虚構(つくりごと)の往復書簡(またはメール)を挟みながら、「ヤマダ・フタロ」(山田風太郎であることは容易に予想できるだろう)に「眷恋(けんれん)する」*2ヤン・ジェロムスキ(おそらくは架空の人物)の孤軍奮闘、いな独り相撲を軸に話が展開する。ジェロムスキが作中で、ポーランド語訳に取り組んだのが「ハリガヴ

            「猫舌男爵」、中谷治宇二郎… - 黌門客
            mshkh
            mshkh2015/05/19非公開
            宇吉郎に比べれば治宇二郎は言及されることは少ないですが,この人は興味深いですよね.ちなみに,治宇二郎は岡潔先生の親友でもあります(春宵十話参照)
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