エジプト・カイロ(Cairo)で開催された文化財の返還を求める国際会議で、発言するエジプト考古最高評議会(Egyptian Supreme Council of Antiquities)のザヒ・ハワス(Zahi Hawass)事務局長(2010年4月8日撮影)。(c)AFP/VICTORIA HAZOU 【4月9日 AFP】エジプト・カイロ(Cairo)で開催された、国外に持ち出され外国の博物館に収蔵されている文化財の返還を求める国際会議が8日、返還要求リストをまとめて閉幕した。具体的な行動計画の策定には至らなかった。 2日間の会議には、自国の文化財が「盗まれた」と主張する25か国の代表者らが出席した。その多くは、かつて植民地支配されていた国々だ。 エジプト考古最高評議会(Egyptian Supreme Council of Antiquities)のザヒ・ハワス(Zahi Hawass

大英博物館の至宝で、古代エジプトの象形文字解読の手掛かりになったロゼッタストーンについて、エジプトが返還要求を強めている。「エジプトの象徴」の早期返還の主張に対して、博物館側は拒否。論争の行方は、最近広がっている欧米美術館・博物館の収蔵品をめぐる返還運動に大きく影響しそうだ。 返還を迫っているのは、エジプト考古最高評議会のザヒ・ハワス事務局長。フランスのルーブル美術館が所蔵する古代エジプト期の「王の石柱」の返還に成功した“つわもの”で、近くロンドンを訪れ、エジプト研究者らから賛同を取り付ける意向だ。 ベルリンやボストンの美術館にも収蔵品返還を求めるハワス氏は、英紙タイムズに「盗まれた遺産は取り戻す」と宣言。一方の大英博物館側は「コレクションは全体として維持しなければならない」と断固拒否の構え。(共同)
イラク・バグダッド(Baghdad)の博物館から略奪され、その後取り戻された古代の遺品など(撮影日不明)。(c)AFP/IRAQI MINISTRY OF CULTURE 【9月23日 AFP】イラク政府は22日、5年前の米軍主導によるイラク侵攻後、同国から持ち出された古美術品など1000点以上について、米当局が返還する見込みであることを明らかにした。 イラクのQahtan Abbas国務相(観光・遺跡担当)は声明の中で、古美術品などはワシントンD.C.(Washington D.C.)の在米イラク大使館に引き渡される予定だとしている。一方、古美術品の詳細や引き渡し日時などについては言及されていない。 米軍侵攻後の2003年4月、サダム・フセイン(Saddam Hussein)政権が崩壊したことで、バグダッド(Baghdad)市内の博物館やイラク全土に散らばる史跡などから大量の古美術品が略

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