2025年4月,岩波書店よりブックレットとして『性格診断ブームを問う──心理学からの警鐘』が刊行されました。今回は,この本の紹介です。 MBTI???最近,特に若い世代の間で,「MBTI」と呼ばれる「性格検査」が流行しています。しかし実はこれは本物の「MBTI」ではなく,「MBTI的な何か」と言った方が良いものです(16 Personalitiesと呼ばれています)。本物のMBTI©️というのは,Myers-Briggs Type Indicatorと呼ばれるもので,一般には性格検査として知られているかと思うのですが,実際にはアンケートに答えた後で専門家(認定ユーザー)が振り返るセッションを行い,結果に従って自分自身のことを解釈していく(その中で結果として出されたタイプから変わっても良い,とされる),いわば「自己分析ツールと自己分析セッションの一連のセット」のようなものを指します。 オン

CTRL+Xでカット、CTRL+Vでペースト。 ショートカットキーの使い方を覚えると、パソコンの達人になったような気分になりますよね。 しかし、実際にはショートカットキーを使用すると、マウスでメニューから「編集」「ペースト」を選ぶよりも平均2秒も遅いのです。 「そんなバカな」 と思いますよね。 しかし、これはTogことブルース・トグナッツィーニがAppleでMacintoshの開発を担当した際に行った膨大な実験の結果、解ったことなのだそうです。 これはTogのWebページでも詳しく紹介されています。 しかし2秒とはとても信じられません。 むしろ逆のようにさえ感じます。 しかしTogの主張によれば、我々ユーザはショートカットキーを選ぶのに2秒かかっているものの、ショートカットにたどり着くまでの時間を喪失している、つまりプチ記憶喪失状態になっているというのです。 こんな不思議な話が、慶應
TwistedSifter The Best of the visual Web, sifted, sorted and summarized Have you ever looked at an object orbuilding and thought, “hey that kind of looks like a face!”?It’s actually a psychological phenomenon known as pareidolia. Pareidolia involves a vague and random stimulus (often an image or sound) being perceived as significant;it’s a form of apophenia (seeing meaningful patterns or connec

昨日のカウンセリング話の続きのようなこと。離人症的な感覚のこと。以前も書いたと思うけど、まあいいや最近なんか自分の内面がリニューしているようでもあるし、どことなく、誰かに語りかけているような(ちょっとオカルトめいているが)感じもするし。 離人症的な感覚については、これが詳しい。 異常の構造 (講談社現代新書 331): 木村 敏 木村敏の他の著作や、ビンスワンガー、メダルトボスなどもその後いろいろ読んだが、ざっくり見るとこれが結局名著なのではないだろうか。ただ、木村の解説はそれほどでもなく、ようするにここにモデル化されているいくつかの事例を読むと、げ、これまさにそうだというぞくっと感があるかないかが重要で、今思うと木村は実感としてはこの世界を覗いたことはないのではないか。 この本だが、アマゾンの読者評に星一つがあるのでどんな憎悪が書かれているかと見るとボケだった。こういう星一つはどうしたも
先日、ネット系のニュース・サイトで、「アサヒる」という言葉がネット上で流行している、という話を知った。試しにGoogleで検索してみると、60万件超の検索件数があるではないか。なるほど、「流行している」というニュースは、まんざらデマでもないらしい。 『はてなダイアリーキーワード』によれば、「アサヒる」の意味は「捏造する。でっちあげる。執拗にいじめる」ということらしい。その起源は、2007年9月25日付の朝日新聞に掲載された、コラムニストによる次のようなコメントだ。「『アタシ、もうアベしちゃおうかな』という言葉があちこちで聞こえる。仕事も責任も放り投げてしまいたい心情の吐露だ。そんな大人げない流行語を首相が作ってしまったのがカナシイ」。この「アベしちゃう」に、ネットユーザーが敏感に反応した。コラムニスト氏のブログは炎上し、『2ちゃんねる』では即日、関連するスレッドが立ち「祭り」状態になる。そ

Beyond the Beginning: The Global Digital Library DYING FOR INFORMATION? AREPORT ON THE EFFECTS OF INFORMATION OVERLOAD IN THE UK AND WORLDWIDE PAUL WADDINGTON [34] Reuters, United Kingdom ABSTRACT Since 1994, Reuters has conducted three studies into issues of information in the business world. The first To know or not to know: the politics of information, revealed that despite the proliferation o
Copy your superhero results to your web page when finished. 35,752,996 visitors since August 31, 2005 Copyright © 2005 by Jeff Baker and Alex GrahamEmail: jeffsbaker@sbcglobal.net www.seabreezecomputers.com If you really are a superhero then you are able to read this. This super hero personality test, quiz, survey will help you to see which popular superheros you most resemble. Answer the questio

何千年も前の遺跡から「最近の若者は……」と書かれた出土品が出てきた、という話をご存じの方は多いと思います。でも、これって本当の話なんでしょうか? 今日は、「最近の若者」のルーツを追っかけながら、ネット社会と統一されない自己について考えます。 人の話す言葉のどれが正しいとするかは、なかなかむずかしいことです。それはどこに基準点をおくか、いつの時代、どこの言葉を基準とするかによります。どれが正しいかというところに踏みこむと、保守的な態度の人、新しいことを好む人、いろいろあって、その人の人生や世界に対する考え方が言葉の選択の上に出てきます。今から何千年も昔の楔(くさび)形文字を解読したところ、「このごろの若者の言葉づかいが悪くて困る」とあったそうです。言葉は人間の行為だから、保守的、革新的という相違があるのは当然です。 大野晋『日本語練習帳』より 日本語ブームの種火となった『日本語練習帳』です。
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