「IBMのサービス化やコンサルティング会社の買収で危惧されていたことが実際に起きた。それが今回のハードウエア営業組織再編の背景。つまりハードビジネスの退潮だ。IBMが過去15年で最大の組織変更だと位置付けたこともうなずける。要はハードの営業体制をガースナー以前に戻すことだ」。EMシステムコンサルティングの東山尚代表は、米IBMが2008年1月1日付で実施した、ハード製品事業部門「S&TG(システムズ&テクノロジグループ)」の事業再構築について、このように分析した。 同社は1月から(日本IBMは2 月)製品別を廃し、「エンタープライズシステム(大企業)」「ビジネスシステム(中堅・中小企業)」「インダストリシステム(小売り、通信、ヘルスケアなどIT組み込みシステムを必要とする顧客)」「マイクロエレクトロニクス(主にOEM顧客)」の4顧客別に再編したのである。 従来のIBMは、ハード製品営業をメ

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