イタリア・カンパニア(Campania)州ナポリ(Naples)県カイバーノ(Caivano)の教会に貼られた、ナポリで行われる不法廃棄物に抗議するデモのポスター(2013年11月14日撮影)。(c)AFP/MARIO LAPORTA 【11月24日 AFP】イタリア・カンパニア(Campania)州の州都ナポリ(Naples)近郊のがん発症率増加の原因が、同地を拠点とするマフィア「カモッラ(Camorra)」が不法投棄している有害なごみの可能性があることが明らかになった。大規模な健康被害の恐れを政府は無視しているとして、地元住民は怒りをあらわにしている。 同地では、カモッラが当初考えられていたよりはるかに広い土地を、年間数百トンに上るごみの焼却や埋設に使用しているという証拠が相次いで明らかになり、地元住民数千人が抗議デモを行った。 ごみから上がる煙が立ち込めるナポリ北部は「死の三角地帯(

イタリア・ナポリ(Naples)で、住民が放火した未回収ごみが燃え上がるなか、警察(左)の警護のもとごみを回収する清掃業者(右、2008年5月19日撮影)。(c)AFP/MARIO LAPORTA 【5月19日 AFP】(写真追加、一部訂正)ごみの未回収問題が混迷を極め数か月もごみが放置されたままのイタリア南部ナポリ(Naples)で18日、業を煮やした住民らが未回収ごみで築いたバリケードで道路を封鎖し抗議活動を行った。地元テレビが報じた。 また別の市民らが悪臭を放つごみの山に放火する事件も発生。駆けつけた消防隊員らは、市民が投石するなか、警察官に守られながら消火作業を行った。 同地域のごみ収集問題に端を発したごみ未回収問題で、最新の統計によるとナポリ市内で5000トン以上、南西部カンパニア(Campania)州では4万5000トン以上のごみが路上に放置されたままとなっている。 カンパニア

2008年3月7日、ナポリ(Naples)市内のホテル「グランド・ベスビオ(Grand Hotel Vesuvio)」のレストラン「カルーソ(Caruso)」でテーブルをセットするウェイター。(c)AFP/MARIO LAPORTA 【3月9日 AFP】国王や大統領など各国元首も食事を楽しんだナポリ(Naples)の老舗高級レストラン「カルーソ(Caruso)」が8日、市の未回収ごみ問題で観光客が減ったあおりを受け、無期限に閉店した。 ■ゴミ問題で観光客が激減 カルーソが入るホテル「グランド・ベスビオ(Grand Hotel Vesuvio)」の支配人は「ナポリを訪れたいと考える人はもういない。テレビに映し出されたゴミの山のせいで市のイメージは完全に損なわれた」と嘆く。 ナポリ湾とベスビオ山(Mount Vesuvius)の絶景を見ながら食事を楽しめるカルーソは、ビル・クリントン(Bill

イタリアのナポリ(Napoli)の学生らが作った地元マフィア「カモラ(Camorra)」による殺人事件の現場マップ(2008年2月28日撮影)。(c)AFP/MARIO LAPORTA 【3月3日 AFP】イタリア南部ナポリ(Naples)の美術学生らが、地元マフィア「カモラ(Camorra)」による近年の殺人事件の現場を記した「観光マップ」を作製し、同市のマフィアの激しい抗争が浮き彫りになった。 この地図を企画した1人、Orazio Manzoさんは前月29日、「われわれの街のマフィア支配を非難することが目的だ」とAFPの取材に答えた。 折りたたみ式のマップを広げると、2005-2007年の間に発生した「カモラ」の犯行とされる殺人事件約40件の現場、犠牲者の氏名、事件発生日・時刻や死亡時刻が記されている。 Manzoさんは「ナポリっ子に路上で無料配布するほか観光客にも配布し、ナポリがただ

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