1989年、インドのアッサム州にある宣教者会の施設で、一般市民の歓迎を受けるマザー・テレサ。(PHOTOGRAPH BY RAGHU RAI, MAGNUM PHOTOS) 慈善活動に尽力した修道女の故マザー・テレサが9月4日、カトリック教会が認定する「聖人」の列に加えられた。ローマ教皇フランシスコが、その列聖式をバチカンで執り行った。(参考記事:「バチカンは変わるか? ローマ教皇の挑戦」) 1979年にノーベル平和賞を受賞したマザー・テレサは、以前から「貧民街の聖人」と呼ばれ、インドのコルカタ(カルカッタ)で病や貧困に苦しむ人々の救済に生涯を捧げたことで広く知られている。 カトリック教徒に限らず多くの人々の尊敬を集めていたマザー・テレサだったが、その列聖に関しては批判的な意見がなかったわけではない。 世界中から愛され、恵まれない人々への奉仕を象徴する存在として、米国のロナルド・レーガン元
キリスト教を信仰したため国外追放され、マニラで生涯を閉じたキリシタン大名の高山右近が、ローマ法王庁から敬けんな信仰を貫いた人を示す「福者」という称号を与えられることになりました。 日本のカトリックの団体はローマ法王庁に対して、高山右近は大名の地位を捨てて信仰に身をささげた殉教者だとして、カトリックで亡くなった信者に贈られる最高の位の「聖人」に次ぐ「福者」に列せられるよう要望していました。没後400年の去年6月にはローマ法王庁の神父が生誕の地の大阪を視察していました。 そしてローマ法王庁は22日、高山右近に福者の称号を与えることを発表しました。称号を贈る「列福式」の日程や場所は、日本カトリック司教協議会とローマ法王庁が相談して決めることにしています。 日本では平成20年に長崎で、江戸時代の殉教者188人に対して福者の称号を贈る列福式が行われています。
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