<ホワイトカラー職では学費の元が取れない? これからは技能職が高収入な時代になるのか?──>人工知能(AI)の進化がこれまで安定していた職業を脅かすなか、ホワイトカラー労働者の62%が、より高い収入と安定性を求めて技能職への転職を検討していることが、求人情報サイト「フレックスジョブズ(FlexJobs)」の調査で明らかになった。 新卒者の就職競争が激化するなか、AIによる業界構造の変化も進んでおり、技能職が安定したキャリアの選択肢として再評価されている。 これまでは、大学に進学しホワイトカラー職に就くことが「より良い道」とされてきたが、いまアメリカでは多くの成人が技能職への関心を高めている。 調査では、3000人超のうち約62%の人が「現在の職よりも高い給与と安定性が得られるなら、ホワイトカラー職からブルーカラー職へ転職を検討する」と答えたという。 さらに、45%の労働者が「まったく別の
昨今のAI の進化を見ていると、自分が会社員のソフトウェアエンジニアとして仕事をできるのは、あと何年間だろうかと思う。 まだ 5 年はだいじょぶかもしれないけど、10年はもうもたないかもしれない。正直 15 年はかなり厳しい気がする。 いや、5年後ももはやわからない。 ここ 1,2 年の間に就職すれば、その会社で 5 年以上はまだ働けるかもしれない。 しかし 5 年後にソフトウェアエンジニアとして自分が就職できる働き口はほとんどない可能性は十分にある。 正直今までのぼくの考えとしては、ソフトウェアエンジニアという職種は、AI が進化していっていろんな職業がなくなっていっても、そのAI を作るのはソフトウェアエンジニアなのだから、他職種よりかは相対的に安泰だと思っていた。 でもここ半年くらいは、自分のキャリアの最後までソフトウェアエンジニアとして生きることはないだろうと思い始めている。

ここのところ新卒採用を中心に取り上げてきました。特段シリーズ化するつもりはなかったのですが、こういった情報を発信していると追加で情報が入ってきたり、当人である26新卒就活中の方々と話す機会も増えてきました。 一定の条件を満たせないと就職氷河期世代のようになってしまうように見えます。ここ数年かけて徐々に就職氷河期世代に類似したキャリアを選択する新卒が増加しており、諸々の条件が重なって26新卒でははっきりと情報系でも見られるようになりました。 テーマは26新卒ではあるものの、情報をつなぎ合わせていくと将来的なITエンジニアに対する懸念が大きくなってきたので、それについても言及していきます。 良心的な企業からなぜ内定が出ないのか求人倍率が高い26新卒市場ですが、就活生にとっては決して楽勝ではないようです。エンジニアバブル下では採用目標人数を追っていたので受け入れ間口が広かったものの、現状では下記

「変革への意思や体制強化計画が評価された。大変光栄に思うとともに、身の引き締まる思いだ」 9月1日、政府の10兆円ファンドの支援対象となる「国際卓越研究大学」の最終候補に選ばれた東北大学の大野英男学長は、記者会見で喜びを語ると同時にそう自己評価してみせた。正式認定にはまだプロセスが残るが、東京大学や京都大学を差し置いて事実上、卓越大の第1号に内定した。今後、長期にわたりファンドから年間数百億円の支援を受ける見込みだ。 政府からの覚えがめでたい 文部科学省が公表した審査結果の東北大学の箇所を読むと、若手研究者が挑戦できる機会の拡大に向けて若手の安定雇用を推進する「テニュアトラック制度の全学展開を図っていること」が、評価ポイントの1つとして挙げられている。 テニュアトラック制度とは、平たく言えば若手研究者をまず試用期間にあたる3~5年程度の有期雇用で雇い、公正な審査を受ける機会を与えて、それに

最近「下手な大卒より高卒のほうが雇用市場で人気がある」という記事が出ていた1。この現象について、ある𝕏erは「日本は高卒で得られる程度の知識で足りるような産業しかなくなったということなんでしょうね。日本、終わっている」と日本特有の現象としている。 「大卒=負け組」の時代到来!? 超売り手市場で「高卒就職者」の需要が急増! https://t.co/qYzQoPqi5k 「下手に知恵を付けている大卒者より、高卒者の方が伸びしろが期待できる」もはや日本は高卒で得られる程度の知識で足りるような産業しかなくなったということなんでしょうね。日本、終わっている — 田口善弘 (@Yh_Taguchi) July 23,2023 しかしながら、「下手な大卒より高卒のほうが所得が高くなる」という話は、実はアメリカでも同じような現象が見られ、日本に限った話ではない。むしろ、アメリカでずっと言われていた現
モバイル事業の業績不振で楽天グループが苦境に立たされている。日本を代表するIT企業はどこで間違えたのか。企業アナリストの大関暁夫さんは「楽天の株価を引き下げているものは、楽天モバイルの業績不振に尽きる。その背景には、『基地局設置』『プラチナバンド問題』『官製値下げの影響』といった誤算がある」という――。 好調な事業の黒字をモバイルが一気に食いつぶしている楽天の株価下落が止まりません。2021年3月に上場来最高値の1545円を付けて以降、右肩下がり一辺倒。直近では四半期ごとの大赤字決算発表の都度株価を下げ、今や500円前後を行ったり来たり。最高値の3分の1以下になってしまった、という体たらくぶりなのです。楽天の株価を引き下げているものは、楽天モバイルの業績不振に尽きます。モバイル事業準備段階の19年決算からグループ決算の赤字化が始まり、サービススタート後の20年決算からは3期連続で100

大学や国立研究開発法人が若手への重点投資を進めている。10兆円の大学ファンドから投資を受ける国際卓越研究大学が稼働すると人材獲得競争は激しくなると想定され、その前哨戦が始まっているためだ。まずは国内の若手が恩恵を受けるが、世界から優秀な人材を集める仕組みとして機能するか注目される。(小寺貴之) 「10年間で計20億円を超える資金を投入する。大学としていかに力を入れるか分かってもらえると思う」と、九州大学の白谷正治副学長は説明する。「稲盛フロンティアプログラム」を創設し、年給1000万―1200万円の好待遇で准教授を募集する。想定年齢は35歳前後。九大の准教授は平均年齢47・6歳で、平均給与は880万円だ。同プログラムでは、10歳程度若い研究者に1―3割高い給与を払う。 年間5人ほどを採用する。研究予算や研究支援者雇用予算は5年間で3000万円以上。対象となった研究者は、教育や入試業務が原則

過日、岩波書店さんより『アカデミアを離れてみたら 博士、道なき道をゆく』と題する本が出版されました。この本は2020年春に始まったWEB上のリレー連載をまとめたもので、21名の博士の体験が綴られています。連載の初回を担当した私は、ポスドクを11年続けた末に研究の道を諦め、なんとか民間企業に転職したエピソードを寄稿しました。同じように就職に悩める博士の、何かしらの参考になることを願って書いた文章は、聞くところによるとずいぶん多くの方に読んでいただけたそうです。また、記事をきっかけに新聞に取り上げてもらう機会にも恵まれ、私なりにポスドク問題の認知向上に貢献できたのかなと思っています。(なお、出版にあたり連載の公開は終了しましたが、私の記事は試し読みとして全文ご覧いただけます。) そんな記事の公開から1年半ほどの間、他の博士の体験談やネットに流れる感想、そして新聞雑誌の書評などを拝読してきました

'Entry-level' jobs used to be the way for new graduates to enter the workforce. But many are now requiring prior experience. As anyone who’s graduated from university or applied for their first job in recent years can attest to, something new – and alarming – has happened to entry-level jobs: they’ve disappeared. A recent analysis of close to 4 million jobs posted on LinkedIn since late 2017 showe

5月9日、2007─09年の金融危機のさなかでも、米国では大卒者の失業率は5%前後だった。写真は米バージニア州リバティ大学の卒業式で、ひとり「アメリカを再び偉大に」のキャップを被った学生(2019年 ロイター/Jonathan Drake)
自分は美大の4年生だが来年から就職する事が決まった。 同級生は卒業後、作家として過ごす人が半数以上 美大に行っていた人は分かるだろうが 作家=ほとんどがフリーターをしながら、 あるいは親や応援してくれる人の金で創作活動を続けることを意味する 一方、自分は来年から設計系の仕事で働くことになる 専攻とはあまり関係の無い仕事だが、会社の人事になぜか気に入ってもらえて採用が決まった 興味が何もなかった訳ではないが、自由に制作をしていた学生時代とはまるきり違う 「就職決まっておめでとう」という親戚たちの声本心から言ってくれているのだろうが、自分にとっては屈辱だ 自分や身の周りの経済状況からいって、作家になれない事はわかりきっている これから奨学金も少しずつ返していかなくてはならないのだ 「作家になりたい」なんて贅沢言ってられない、ましてや美大に入った事自体が贅沢だというのに関わらず 「就職の決まっ

「40歳定年制」が政府の国家戦略室フロンティア分科会から提言されて話題になったのは、もう一昨年のことになる。 企業からは別として、働く側からの声は、賛否が割れているようだ。 僕は、まさに42歳で会社を辞めて、別の人生を歩みだしたので、ちょっと思うところがあるので、書いてみたい。 基本的に、賛成である。 正社員で勤めはじめても、ちょうど40歳頃には、その企業の中での先も見えてきており、企業側からはっきりと選別される。 そこから第2の人生を歩き始めることが、ごく普通になれば、より多くのひとの人生が輝くと思う。 どうせ企業には中高年を高給で雇用し続ける力はないのだから、変に飼い殺しにされて人生を錆びつかされたり、突然、解雇されて放り出されるよりは、皆が一様に、40歳の定年に向けて準備をするほうが、よほど健全だと思う。 しかし、40歳から、新たな次の人生を生きることができるのか、というところが、一

もともと中国では転職する人は珍しくないが、最近、とくに新入社員の離職が増加傾向にあり、企業側を悩ませている。 有名大学で修士号を取得した張林は、テレビ局に入社した3日後に、電話で辞職を告げた。彼女の両親は「何もできないのに、プライドだけ高い。いい仕事を辞めて何がしたいのか」と不満を漏らすが、張はこう言い返す。 「思っていた仕事と違ったの。つまらない仕事をずっと続けるなんて耐えられない」 ある人材派遣会社の調査によると、新卒の65%が最初の就職先を1年以内に辞めるのだという。また半年以内に辞める人は38%もいて、2年以上働く人は9%しかいないというのが現状だ。 高い離職率の背景には、若者たちの価値観の変化があるようだ。重慶科技学院の調査レポートによると、80年代には大学生の94%が「社会理想」の実現に燃え、84%が「道徳観念」を重視していた。だが2010年の調査では、それぞれ25%、9%と大

情報通信技術(IT)が仕事の内容を変えている。「そこそこの」中程度のスキルでできる定型的な仕事は、コンピューターに置き換えられている。急速な技術進歩の結果、コンピューターはますます複雑で高度な内容の仕事がこなせるようになり、人間しかできない仕事は減っていく。一方、ITを利用することで、これまで考えられなかったような仕事もできるようになっている。本稿では3回に分けて、技術と雇用の関係に焦点を当てながら、これからの仕事のあり方を考察する。第1回では技術進歩と働き方について、近年海外で話題になっている書籍およびITと雇用に関する海外の実証研究を紹介する。そこでは、ITの進歩により中程度のスキルの仕事が失われるとの見方とともに、技術が働き方やビジネスモデルを大きく変えている実態と将来展望が示されている。 第2回では日本でも同様の状況が生じていることを示す。第3回ではそれらを踏まえて、これからの仕

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