正恩氏に焦り=「非核化」でジレンマも-北朝鮮 【ソウル時事】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は26日の南北首脳会談で、6月12日の米朝首脳会談開催へ強い意欲を示した。トランプ米大統領による突然の米朝会談中止表明を受け、急きょ韓国の文在寅大統領との会談に臨んだ背景には、経済再建に向けて米国との対話ムードを何とか継続したいという正恩氏の焦りがうかがえる。 〔写真特集〕北朝鮮の核実験~豊渓里の施設を爆破~北朝鮮国営メディアは26日、東部・元山で建設中の「葛麻海岸観光地区」を正恩氏が現地指導したと報道。同地区では正恩氏の肝煎りで、外国人観光客誘致を念頭にした大規模なリゾート建設が進む。「経済再建」路線を掲げる正恩氏は「世界に二つとない海岸都市に立派に整える」と檄(げき)を飛ばしたが、米国との対話が頓挫すればすべて「絵に描いた餅」になりかねない。 文氏によれば、正恩氏は25日に突然韓国側に会談を要請

トランプ米大統領による突然の変わり身が、世界に驚きとして伝わった。「ロケットマン」と非難してきた北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長との史上初の米朝首脳会談を、即決で受け入れた。ただ、北朝鮮は非核化への期待を裏切り続けてきた歴史があり、今回も核開発の時間稼ぎとの見方がいぜん根強い。 「韓国から重大発表があるぞ」。8日夕、メディア嫌いのトランプ米大統領が突然、めったに近づかないホワイトハウスの記者会見室に顔を出すと、満足げにこう記者団に告げた。 大統領執務室で、韓国大統領府の鄭義溶(チョンウィヨン)国家安保室長らとの会談を終えたばかり。韓国大統領府によれば、鄭氏が米朝首脳会談を望む正恩氏のメッセージを伝えると、トランプ氏は「良いだろう。会おう」と即答したという。米側の同席者たちを振り返り、「ほらみろ。対話が良いということだ」とも語った。史上初となる米朝首脳会談を決めたという高揚感

あまり国内での議論に目をとおしていないので突飛な意見になるかもしれないが、これまでのこのブログでの延長的な課題でもあるので、現下の朝鮮有事の可能性について印象程度の話だが触れておきたい。 端的に朝鮮有事はありうるかというと、まず、ないと断言できる要素はない。むしろ断言できないということが確実だろう。表面的な対立の構図は北朝鮮対米国である。ここで最終的な、軍事的な選択は排除されない。ではその場合、どのような有事となるのか。3つあるだろう。 1つめは、北朝鮮のミサイルや核兵器関連とみられる施設を奇襲空爆することである。10年前になるがシリアに対してイスラエルが実行した(参照)こともあり異常な作戦とも言えないが、現状の対北朝鮮となると規模は拡大するだろう。この議論については、3月24日付けのロイター「コラム:トランプ大統領、北朝鮮に「禁断のカード」切るか」(参照)にくわしい。 2つめは米軍が韓国

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