成績を上げるためにはよく寝ること――。そんな教訓が得られそうな実験結果を、渡辺武郎・米ボストン大教授らのグループが発表した。学習中に活動する脳の領域が睡眠中にも活動しており、その活動が活発なほど学習効果が高い傾向があることを、機能的磁気共鳴画像(fMRI)で脳の活動の様子を調べて確認した。米専門誌に発表した。 学習後に寝るほうが学習効果が高まるといわれているが、その仕組みはよくわかっていない。そこで、グループは、7人の被験者に、複雑な画像を素早く識別する訓練をしてもらった。 訓練中は、脳の視覚情報を処理する特定の場所が活動する。学習した後、fMRIの中で寝てもらったところ、その場所が活発に活動することがわかった。 寝ないで同じ訓練をすると識別の正答率は上がらなかったが、寝た後は正答率が上がった。睡眠中の活動が活発な人ほど、睡眠後の正答率が上がる傾向があることも明らかになった。睡眠中に
これは嬉しい研究だ♪ 科学的に、学習を怠けることを正当化できるな んて、全国の受験生も大喜びしそうなニュースだろう。朝日新聞・夕刊 (2009年8月26日)の社会面に掲載された記事(執筆は瀬川茂子)は、 見出しが「『寝る脳は育つ』確認」、「米ボストン大 睡眠中に『復習』」。 「睡眠学習」って言うと、かなりキワモノっぽくてトンデモ科学に聞こえるけ ど、「睡眠復習」って言うのは初めて聞いたし、十分あり得ることだろう。 と言うのも、私も日々行ってる身体的トレーニングの場合でも、訓練して 疲れた後の休養時間に機能がアップするからだ(いわゆる「超回復」)。 ☆ ☆ ☆ 研究グループの中心は、渡辺武郎(わたなべたけお)教授で、キムタク =木村拓哉&綾瀬はるか主演の春ドラマ『MR.BRAIN』でもお馴染み の機能的磁気共鳴画像装置(fMRI)を使って検証。新聞記事にも

1リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く