こんにちは。TVerで広告周りのデータサイエンティストをしている土田です。テレビCMやストリーミング広告の効果を予測する際、「グロスリーチ(延べ接触人数)」と「ユニークリーチ(実接触人数)」の関係を理解することは非常に重要です。今回は、書籍「ビジネス課題を解決する技術 〜 数理モデルの力を引き出す3ステップフレームワーク」で紹介されている負の二項分布モデルによるリーチカーブ予測を実際のTVer広告データに適用してうまくいかなかった話と、理論通りにいかなかった原因を突き止め、劇的な改善に至った経緯をご紹介します。 背景:リーチカーブとは? 広告配信において、「何人のユーザーに広告を届けられるか」を予測することは、予算最適化の観点から極めて重要です。 ここで重要な概念がリーチカーブです。リーチカーブとは、以下の関係を表す曲線です。 横軸(グロスリーチ): 延べ接触回数 ÷ 母集団 = 1人あ
「著作権」と聞くと、なんだか難しくて、少し怖いイメージがありませんか? 「これを投稿したら怒られるかな?」「違法になるのかな?」 そんな不安から、ちょっと苦手意識を持っている人も多いかもしれません。 でも実は、著作権は誰かを罰するためにあるのではありません。このルールは、コンテンツを楽しむ「あなた」と、作品を生み出す「クリエイター」の双方が、納得して気持ちよくつながるための仕組みなのです。 このページでは、教科書的な難しい話ではなく、SNSを使う私たちが迷いがちな「グレーゾーン」や、クリエイターとしての「あなた」が知っておくべきことを、深掘りしてお伝えします。 「ダメ!」と萎縮するのではなく、「正解」を知ることで、もっと自由に、もっと胸を張って自分の「好き」を発信できるようになるはずです。 コンテンツを楽しむ「あなた」へ ♦その投稿、「学校のタブレット」と同じ感覚でやってない? 好きなアニ
『ビジネスモデル3.0図鑑』(刊行:KADOKAWA)を、2026年1月26日に発売します。国内外で13万部発行を超えた『ビジネスモデル2.0図鑑』の続編です。 ビジネスモデル3.0図鑑本書は、ビジネスモデルの「動的な変化」をどう表現できるかに挑戦した一冊です。前作以降、大きく変化した社会や産業の環境を踏まえ、「共創性」と「適応性」を新たな軸として設定しました。さまざまな主体とどのように共創し、どのように時代に適応してきたのか。その視点から、国内外の注目企業50事例を収録しています。 そして今回、発売前に書籍の全文を公開します。 前作『ビジネスモデル2.0図鑑』でも全文公開を行いましたが、10万文字を超え、100枚以上の図解を含むビジネス書を、発売前に全文・無期限・無料で公開するのは、かなり珍しい試みだと思います。 内容をご覧いただき、共感いただけた方は、ぜひ書籍も手に取っていただけたら嬉

開発環境現状確認の検索結果(b.hatena.ne.jp) 懐かしのブログコミュニティっぽい流れができていたので参加 OS2024まではDHHおまかせUbuntuなどを使っていたが今年はmacOSをメインで使用。昨年の初めにMac miniを景品でいただいたのでそれをメインにプライベート利用した。 mizchiさんと同じく「新しいマシン=新しいツールを試す」方針なのでいくつか新規導入をした。手始めにNixを導入してみたたがうまく構築できなくて続いてない。 エディタVS Codeに完全移行。長年使っていたJetBrainsライセンスを継続しなかった。PHPプラグインの一部機能が有料だったりするのがネックだったが急にAIが来てプラグインデベロッパー達のビジネスが破壊されていた。 IDE全体で有効にしたい愛着あるプラグインはとくにない。AIコーディングツールClaude Code。使い方はこの
しばらく前に Redundancy vs dependencies: which is worse?[1] という記事を読んで感銘を受けた。コードのコピーアンドペーストによって発生する問題より、他人のコードへ依存することによって発生する問題の方が大きいんじゃないの?といった内容だ。長めだけど示唆に富むので一読をおすすめしたい。 コードの冗長性が悪いということはよく知られている。コードのコピーアンドペーストは分かりやすい問題だ。コピペしてバグがあったら2箇所直さないといけないぞ!と言われるとその通りとしか言いようがない。DRY (Don't Repeat Yourself) なんて名前までついている。 一方、依存性の問題について語られることはそれほど多くないと思う。依存性が引き起こす問題はコピペの問題よりもわかりにくいし、依存性を増やす=既存のコードを使う、ことはむしろ好ましいこととして語ら
Ruby/Railsと直接関係ありませんが、かつてRubyコミュニティで愛された_why氏の名言を紹介したいと思います。 when you don’tcreate things, you become defined by your tastes rather than ability. your tastes only narrow & exclude people. socreate. – Why the lucky stiff (何も作っていないとき、人は自分の能力よりも好みによって特徴付けられることになる。好みは世界は狭め、他人を排除するばかりだ。だから、作れ) これは2005年頃から2009年にかけてRubyコミュニティで「Why the lucky stiff(_why)」のペンネームで活躍していた、ある多才なRubyistのツイートです。 発言の文脈が分からないので、もし

A single word of advice, given to all startups, and toCEOs of large companies, and they in turn to their teams: “Focus!” But what does that mean, precisely? And anyway isn’t quantity sometimes in fact better than quality? Don’t we need to test abunch of stuff instead of trying to make one thing work? Only when we stop doing most things, do we have the time and energy to fully,deeply execute the

はじめに 「顧客視点は“必要条件”であって“十分条件”ではない」 よくビジネスサイドから「エンジニアもビジネスを意識しろ」なんて言われることがあるだろう。エンジニアの間でも「ビジネスがわかるエンジニアにならなきゃ」という会話はよく耳にする。Xなんかでもよく目にする。 でも、そこで語られている「ビジネスを意識する」の中身が、どうも自分にはしっくりこないことが多い。今回は、エンジニアがビジネスを意識するとは結局どういうことなのか、自分なりの考えを整理して書いていく。いわゆる、ポエムだ。これ以降でエンジニアという言葉はITのエンジニアを指す。 ちなみに自分はどういう立ち位置の存在かというと、ずっとエンジニアをやってきて、ここ最近は本職としてビジネスサイドだけをやっている。ただし、今も個人の活動として少しだけエンジニアリングにも携わっている。どんな人なのかについてはXをフォローしてくれるといい。

本記事では、RAGの精度を向上させるための「ドメイン特化埋め込みモデル」の手法について、ざっくり解説します。 株式会社ナレッジセンスは、「エンタープライズ企業の膨大なデータを掘り起こし、活用可能にする」プロダクトを開発しているスタートアップです。 この記事は何 この記事は、メルカリの研究チームがAAAI 2026で発表した「ドメイン認識型テキスト埋め込み」に関する論文[1]について、日本語で簡単にまとめたものです。 ちなみに、この論文自体はRAGについて直接言及したものではありません。しかし、 RAGとは検索エンジンそのものです。一般的な検索技術の精度向上手法は、そのままRAGに使えることも多いです。 今回は特に、「一般的なベクトル検索だけでは、業界用語・日本語データをうまく検索できない」 という、RAGで「あるある」な課題に対する、強力な解決策が示されています。 今回も「そもそもRAGと

この記事で紹介する @remix-run/component は開発中のライブラリです。仕様は今後変更される可能性が高いです。 Remix チームが開発中の @remix-run/component を試してみました。React とは異なるコンポーネントモデルで、タスク管理アプリを作りながら違いを理解したのでまとめます。 デモはこちらです。 経緯 2025年10月に Remix チームが「Remix 3」のデモを公開しました。React Router v7 とは別のアプローチで、React に依存しない独自のコンポーネントモデルを採用していて興味深かったのですが、当時はイベント用のデモという位置づけでした。 それから約2ヶ月、2025年12月19日に @remix-run/component v0.2.1 として npm に公開されたので、実際に触って試してみることにしました。 @remi

時折、「やりたいことに対してこんな複雑なことをしないといけないのはおかしい」という感覚がはたらく。ソフトウェアエンジニアの勘といってもいい。 FizzBuzz Enterprise Editionはプログラマジョークとして解されるが、実際のエンジニアリングではもっと微妙な形で表れる。たとえば設計やコードレビューの最中に「こうしたらどうなるだろうか」と思いつき、提案を実装した結果として管理すべき状態やコード量が減ったりする。(関連: 状態、結合、複雑性、コード量の順に最適化する - valid,invalid) あるいはシステム要件や仕様について話す中で表出することも多い。「新しい画面を作ってこういう情報を見せたい」であったり「ツールAと双方向に同期して検索したい」といった言葉からよくよく要求を聞いてみると、既存機能で代替ができたり、大仰なインテグレーションは不要だと気づく。 不要な仕事を減
任意のWebドキュメントをClaude Agent Skills化するツール site2skill を作りました。PAY.JPのドキュメントを例に、Claude Codeがドキュメントを参照しながら開発する流れを説明します。GitHub - laiso/site2skillContribute to laiso/site2skill development bycreating an account onGitHub.GitHublaisoLLMが知らないライブラリを使うときLLMには知識のカットオフ(学習データの期限)があります。新しいライブラリやマイナーなAPIを使おうとすると、LLMは正確な情報を持っていません。例えばClaude Opus 4.5 の知識は2025年8月のものであり、それ以降にリリースされたライブラリや、学習データに含まれていないドキュメントについては、正確な
はじめに Teachme Player開発チームの山川 (@jyamakawa) です。 私たちのチームでは今年だけでも2人のメンバーが新しく加わりました。 それに伴い、入社オンボーディングやプロジェクト参画・コードベース理解の支援など、コーディング以外の業務を担うことが増えてきました。 コードを書く以外のことはあまりやってこないで仕事をしてきましたが、エンジニアであれば「必要なのであれば学ぶ」姿勢は重要でしょう。ということで、マネジメントについて何も知らない自分がマネジメントを学んで得た気づきをまとめます。 (ちなみに私自身、新卒3年目、スタディスト入社から約1年を過ぎたところです) まだまだ学びの途中ですが、マネジメントとは何かを全く知らない、過去の自分のような人は「マネジメントってこういう感じなのかなー」と。マネジメントの酸いも甘いも知っているエキスパートは「マネジメントを知らないと

はじめに miseはasdfの代替として説明されることが多いですが、asdf以外にも様々なpackage managerをmise経由で利用することができます。 例えばnpmやpipxなどでインストールされるCLIもmiseの中で一元管理できます。 # mise.toml [tools]go = 'latest' "npm:secretlint" = "latest" "pipx:ansible" = "latest" その中でもGitHub Backend が便利なのでおすすめしたいです。GitHub Backend とはGitHub Backendとは、GitHubのrelease assetにあるバイナリをダウンロードして使用できるようにするbackendです。 例えばGo,Rust製CLIのようにシングルバイナリで配布できるようなツールを管理するのに便利です。 ~/wor

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