id:D_Amonさんのブログで知ったのだが、「歴史修正主義」の定義をめぐって論争が起こっているようだ。政治学的定義は苦手な領域なのでなかなか参戦できないのだけれども、(今は亡き)「新しい歴史教科書をつくる会」が掲げた「国民の正史」「国民の物語」について、知人の編集者から興味深いテキストを教えてもらったのでここに紹介します。歴史教育と「国民の物語」 穴木黒助 「国民、国家、ないし運動のイデオロギーの一部となった歴史は、実際に民衆の記憶に貯えられたものではなく、その役割を担った人々によって、選択され、書かれ、そして制度化されたものである」(E・ボブズボーム) 「新しい歴史教科書をつくる会」理事として蠢動している坂本多加雄(早川註:故人)は、その著書『歴史教育を考える』(PHP新書、1998年)で次のように述べている。 「歴史教育には子供たちに歴史的な事実を知らせるという使命があるが、そうし
沖縄の集団自決に関する教科書記述を巡る問題で、読売や産経などが「教科書は政治によって干渉されてはならない」などと主張している。 まさにお笑いである。先の教育基本法改正論議で時の文部科学省は「民主主義的な選抜プロセスを経た政治権力が教育に介入するのは不当な支配であるはずが無い(そうでない力が働くことこそ「不当な支配」だ)」と答弁してきたわけだ。当Blogではその点について批判してきた。ところで今回の「政治的干渉批判派」はその時それを痛烈に批判したのだろうか? 安倍晋三政権がこれだけ早く倒れ、その後にこれだけ方針転換がなされる事が予想できなかったのはお気の毒というより他は無い(もちろん僕も予想など出来なかったわけだけれども)。だが彼らは例えば教育基本法がなぜ「準憲法」とも呼ばれ「統治権力を制約する意味合いを持つ」とされてきたのか、その意味合いを全く理解していなかったことが、改めて暴露されたわけ
沖縄戦「集団自決」問題一覧は移動しました。 >>こちらへ(http://www.okinawatimes.co.jp/spe/syudanjiketsu/) Copyright (c) 2004 Okinawa Times All rights reserved. サイト内の記事・写真・その他の著作権は沖縄タイムス社が所有・管理しています。 許可なく複写・転載することは固くお断りいたします。
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