1月に企業の非公認アプリがアプリストアで出回る事件が起きたが、8月にこれが原因とみられるアカウントの乗っ取り被害が発生していた。 情報処理推進機構(IPA)は9月1日、サービス事業者などの企業が認定していない非公認アプリの利用でアカウントの乗っ取り被害が起きたとして注意喚起を発表した。公認アプリの提供や利用が推奨されるとしている。 非公認アプリをめぐっては、2014年1月にApp Storeで「ピザーラ」や「マツモトキヨシ」などの企業のサービス名を名乗る非公認アプリが配信され、運営元が注意を呼びかけたり、Appleに削除依頼したりする事態が発生。IPAによると、具体的な被害は確認されていなかったものの、8月に非公認アプリのユーザーのアカウント情報が盗み取られたとみられる事件が発生した。 被害者はApp Storeでゲームアプリを公開しており、Appleの開発者支援アプリ「iTunes Co

2013年4月の呼びかけ 「 どうして偽セキュリティ対策ソフトがインストールされるの? 」 ~ 基本的な対策を知って、慎重にネットサーフィンしよう ~ “ウイルスに感染している”、“ハードディスク内にエラーが見つかりました”といった偽の警告画面を表示し、それらを解決するためとして有償版製品の購入を迫る、「偽セキュリティ対策ソフト」型ウイルスの相談・届出が、引き続き多く寄せられています。 2013年2月以降は「Disk Antivirus Professional」という名称のものによる被害相談が特に多く、60件以上の相談が寄せられています。3月中旬から、それに代わり「AVASoft Professional Antivirus」に関する相談が増加しています(図1参照)。相談者の状況を聞くと、この「Disk Antivirus Professional」や「AVASoft Professi
ウイルス対策ソフトの導入を検討しているユーザーにとって、まだまだ実績の高くない統合型製品に移行すべきかは検討すべき事項だ。今回は既存のウイルス対策を利用したまま、クラウドの力でウイルスの検知能力を強化するセキュアブレインの「gred AntiVirusアクセラレータ」を紹介しよう。 昨今、企業向けのウイルス対策に大きな変化が訪れている。不正プログラムの種類がどんどん増えていくなかで、既存の検知手法が限界を迎えつつあるのだ。 検出精度の高いパターンファイル方式は、多くのアンチウイルスソフトで採用されているが、パターンファイルのサイズが肥大化しつつあり、パターンファイルを作成するまでに時間がかかるという弱点もある。昨今は脆弱性の発見から、実際のウイルスの発生まで非常に短いので、これは致命的といえる。 これに対しては、パターンファイルに依存しない、ジェネリックやヒューリスティックといった検知手法

今回のテーマは、クラウドの非偏在性、すなわち「雲のようにつかみどころがない」という特性を悪用するとどうなるのかである。具体的には、ボットネットの基盤にクラウドが悪用される可能性である。 ボットネットとは、ボットと呼ばれる遠隔操作用プログラムが埋め込まれた複数のPCで構成されるネットワークのこと。攻撃者がボットネットに指令を出すことで、スパムメールなどを大量送信したり、フィッシング詐欺などに悪用したりする。ウイルスなどを通じてPCがボットに感染すると、ボットネットに強制参加させられ、知らないうちに自分のPCが迷惑メールの送信元になったり、さらなる感染拡大活動の片棒を担がされたりすることになるのだ(関連記事)。 これに対処するために、日本では総務省と経済産業省の共同プロジェクトである「サイバークリーンセンター」が設立されている。同センターとインターネット・サービス・プロバイダ(ISP)が連携し

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