間違っています。JSONは仕様が簡潔で融通が利かないところがメリットであり、ケツカンマやコメントを許容しないこともそれに一役買っています。ケツカンマやコメントが欲しければYAMLを使いましょう。YAMLはJSONのスーパーセットなので、JSONにケツカンマやコメントをつければYAMLとして読むことは出来ます。 JSONとYAMLにはそれぞれに良さがあり、それぞれの良さを他方に求めると、その価値を毀損します。言ってしまえば、JSONはシンプルでありYAMLはイージーなのです。 参考:Simple Made Easy JSONはシンプル ご存知の通り、JSONはルールや覚えることが少ない反面、表現力に乏しいです。結果として人間にも機械にも比較的優しいシリアライゼーションフォーマットとして優れています。「ひとつのことをうまくやる」です。必ず1行に圧縮できる強みもあり、ログフォーマットとしても使
駿河屋は12月4日、8月に公表したECサイト「駿河屋.JP」の不正アクセス被害により、3万件超のクレジットカード情報が漏えいした可能性があると明らかにした。監視ツールの脆弱性を突いた不正アクセスを受け、決済ページ用のJavaScriptが改ざんされたことが分かったという。 同社によると、漏えいの可能性があるのは、7月23日午後0時50分から8月8日の間に「駿河屋.JP」でクレジットカード決済を行った2万9932人分の個人情報と、3万431件のカード情報。個人情報には、氏名、住所、郵便番号、電話番号、メールアドレス、領収書の宛名・但し書きが、カード情報には名義、カード番号、有効期限、セキュリティコード、カードブランドが含まれる。 8月4日に外部からの指摘を受けて社内調査を行い、JavaScriptの改ざんを検知。同日中に修正を終えた。8日には、個人情報保護委員会への報告と警察への相談を実施し

はじめに:ブラウザストレージの選択に迷っていませんか? 「ユーザー設定を保存したいけど、localStorageでいいのかな?」 「認証トークンはCookieに入れるべき?それともlocalStorage?」 「大きなデータを保存したいけど、どれが適切?」 ブラウザでデータを保存する方法は複数あり、それぞれに特徴があります。しかし、「結局どれを使えばいいの?」という疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。本記事では、単なる機能比較にとどまらず、実際のユースケース別に最適な選択肢を提示します。初心者の方にも分かりやすいように、セキュリティの概念も含めて丁寧に解説していきます。 ブラウザストレージの全体像 まず、主要な4つのストレージ技術を整理しましょう。 それぞれの技術は異なる目的で設計されています。以下の4つの軸で比較すると、特徴が明確になります。 4つの比較軸で理解する 1. データの

ChatGPTなどの多くの生成AIにはリサーチ機能が搭載されており、ユーザーの指示に従って、生成AIがウェブ検索を行い、情報を収集できますよね。 法令の条文を調べるにあたっては、多くの人がe-govの法令検索を利用していると思います。 生成AIが法令についてリサーチする際も、当然、e-govで法令の条文を読んでいるのだろうと思っているかもしれませんが、それは違います。システム上の理由から、生成AIはe-govのコンテンツを読み込めないのです。 という記事を書こうと思ったのですが、ある一つの生成AIだけ、例外がありました。この点は後ほど触れます。 生成AIがe-govのコンテンツを読めているのかを試すのに良い方法があります。各法令のページのURLを生成AIに渡して、その内容を確かめさせればよいのです。 今回、実験に使うのは、養蜂振興法(https://laws.e-gov.go.jp/law

本連載は分散型マイクロブログ用ソフトウェアMisskeyの開発に関する紹介と、関連するWeb技術について解説を行っています。 今回は、Misskey v2025.10.0に含まれる予定の「動画圧縮機能」で採用した、ブラウザ上で動画処理を行えるライブラリ「Mediabunny」を紹介します。 モチベーションWebサービスにおいては、アップロードされた動画をサーバーにそのまま保存するのではなく、ストレージ節約のため非可逆的に圧縮したり、互換性向上のため再エンコードを行う、というシチュエーションは一般的です。Misskeyでも動画の投稿が可能なので、サーバーサイドでffmpegを利用してサムネイルの生成を行うなどの処理を行っています。 しかし、サーバーサイドで動画処理を行うのは画像と比べてもはるかに負荷がかかりますし、最終的に圧縮されるとしてもユーザーはオリジナル動画をいちどアップロードする
ミラティブでソフトウェアエンジニアをしている @8beeeaaat です。 去る2025/9/6に札幌で開催されたフロントエンドカンファレンス北海道2025 にて発表した内容を再構成して公開します! Dateに代わる新たな日時表現・操作APIとしてECMAScript標準化を目指し、2017年にプロポーザルが投稿されたTemporal。ついに仕様策定も大詰めとなり、Firefox 139での正式実装リリースを始め、各ブラウザ・JSエンジンへの実装も進められています。 ミラティブでは2022年よりPolyfillを導入して社内業務管理機能を中心に導入を進めてきました。本記事では3年間の業務利用の中で培った業務で利用できるノウハウを共有します! 採用決定の現場 Date型の課題 次世代時刻標準Temporal 主な特徴Polyfillによる利用 今日から始めるTemporal移行 Dat

こないだuhyoさんがこういうツイートをしていた。 typeof x === "undefined" が typeof x>"u" にminifyされるのを見たんだけど、 これってのちのちtypeofの結果が増えたら壊れるやつではないか。いいのかな。もう増えない読みか(?) — 🈚️うひょ🤪✒📘TypeScript本発売🫐 (@uhyo_) August 29, 2025 確かに typeof 演算子で得られる結果の中で辞書準比較で最も大きいのは "undefined" だから、typeof x > "u" は typeof x === "undefined" と同じ意味になる。なので、この minification は一見理にかなっているように見える。実際esbuildがこの方法でminifyをしている(Webのplaygroundでの実行結果)。 しかし少なくともJSCにおい

While we’re not yet feature-complete, these numbers are representative of the order of magnitude performance improvement you’ll see checking most codebases. We’re incredibly excited about the opportunities that this massive speed boostcreates. Features that once seemed out of reach are now within grasp. This native port will be able to provide instant, comprehensiveerror listings across an entir

■AIと性格選択が生み出す新体験 『電脳少女プログラミング2088-壊レタ君を再構築-』は、paizaがこれまでに提供してきた『PaizaProgramming Game』(以下、PPG)シリーズの最新作です。PPGは、ユーザーのプログラミングスキルをS・A・B・C・D・Eの6段階で評価する「paizaスキルチェック*」のシステムを活用し、ユーザーが楽しくプログラミング問題に取り組みながら学習できる無料のプログラミングゲームです。 このゲームでは、「楽しみながらプログラミングを」というPPGのコンセプトを実現するため、生成AIを通じてフィードバックそのものをエンターテインメント化しました。プログラミング学習は難しく、特にエラーやつまずきによってモチベーションが低下しやすい課題があります。この課題を解決するため、生成AIを活用し、楽しくスキルアップできるPPGを作りました。ゲームプレイ

JavaScriptランタイム「Deno」の開発元であるDeno Landは、米国特許商標庁にオラクルが所有する「JavaScript」の商標登録の取り消しを申請したことを明らかにしました。JavaScriptはNetscapeがWebブラウザ用に開発したプログラミング言語であることはよく知られていますが、その名称はサン・マイクロシステムズが登録商標として所有し、同社がオラクルに買収されたことで現在はオラクルが所有しています。 Node.jsの作者であり、現在はDenoの作者であるライアン・ダール氏は、これまでに2回、2022年9月と2024年9月にオラクルに対してJavaScriptの商標を手放してほしいと公開書簡で呼びかけていました。 2回目の呼びかけの時には、次のアクションとして米国特許商標庁に取消を申請することを表明しており、今回それが実行されたことになります。 今回Denoが申


Including characters that are used inHTML code within a company name may present asecurity risk, a Companies House spokesperson said. Photograph: Khotcharak Siriwong/Alamy Stock Photo Including characters that are used inHTML code within a company name may present asecurity risk, a Companies House spokesperson said. Photograph: Khotcharak Siriwong/Alamy Stock Photo

あらおじ @ojigunma すごい タリーズの原因発見してる人いる 確かにナンカある slick.min.js という画像をスライドするファイルの中に 難読化された悪意のあるコードが追記されてるっぽい 難読化は4段階ぐらいされてるらしい これブラウザとかセキュリティソフトで気づくのは無理なんだろか。。。 x.com/motikan2010/st… 2024-10-04 13:15:14 Niishi Kubo @n11sh1_ クレカ情報漏洩の件、技術的な原因特定はこの投稿が一番分かりやすかった。 slick.min.js(画像切り替えのライブラリ)を改ざんされてマルウェアが仕込まれて、クレカ情報はサーバーに送信される前にフロントエンドから外部に送信されていたらしい。Content-Security-Policy がレスポンスヘッダーにきちんと設定されていれば悪意あるドメインに対しての通

主要なJavaScriptランタイムであるNode.jsの作者であり、現在もDenoの開発を進めているライアン・ダール氏は、JavaScriptの商標を所有しているオラクルに対して商標を手放すように要請する公開書簡「Oracle,it’s time to freeJavaScript.」を公開しました。 オラクルへの要請は今回で2回目 同氏がオラクルにJavaScriptの商標を手放すように要請する試みは2回目です。1回目は2022年9月に行われています。 参考:Denoのライアン・ダール氏「親愛なるオラクル殿、どうかJavaScriptの商標を手放して」と呼びかけJavaScriptはNetscapeがWebブラウザ用に開発したプログラミング言語であることはよく知られていますが、その名称はサン・マイクロシステムズが登録商標として所有し、同社がオラクルに買収されたことで現在はオラクル


人は1行の記述で死ぬこともある 公開からコンスタントに閲覧をいただいている以下の記事。需要がありそうなので、もう1つ記事を書いてみようと思う。 題材は前回同様のJavaScriptのクソコードではあるが、前回は冗長を極めたクソコードであるのに対し、今回はたった1行である。 1行なのに、なんと示唆深いに富む(決してほめていない)コードだろうか。 不可思議なコード では、実際に見てみよう。 これを見て、何が return で返されるかわかります? 代入演算子 最初見たとき、代入文 a = ××× の評価値って何になるのかな? a が return されるのかなと思いました。 割り当て操作は、割り当てられた値として評価されます。JavaScriptの仕様を確認し、「return a = ××× は、a がローカル変数である限り、 return ××× ということか、冗長だな」と判断しました。

[注意喚起]ブラウザ互換ライブラリ「Polyfill.io」がドメイン名ごと中国企業に売却、CloudflareとFastlyが代替となる配信を開始 開発者がブラウザの互換性を気にすることなくWebアプリケーションを開発するためのJavaScriptライブラリ「Polyfill.io」が、ドメイン名ごと中国企業に売却されたことを受けて、CloudflareとFastlyが急きょライブラリをフォークし、安全が確認されているコードの配信を開始しました(Cloudflareの発表、Fastlyの発表)。Polyfill.ioをドメインごと中国企業に売却Polyfill.ioはAndrew Betts氏が開発したオープンソースのJavaScriptライブラリです。Polyfill.ioを組み込むことで、ブラウザのバージョンを気にすることなくWebアプリケーションの開発を行うことができる便利なラ
![[注意喚起]ブラウザ互換ライブラリ「Polyfill.io」がドメイン名ごと中国企業に売却、CloudflareとFastlyが代替となる配信を開始](/image.pl?url=https%3a%2f%2fcdn-ak-scissors.b.st-hatena.com%2fimage%2fsquare%2f640c7bbc88ff23dff57cc9ba119b92087660dce5%2fheight%3d288%3bversion%3d1%3bwidth%3d512%2fhttps%253A%252F%252Fwww.publickey1.jp%252F2024%252Fpolyfillio_cffly.png&f=jpg&w=240)
昨日うるう日にしか発生しないバグに遭遇した。Javascriptを書く人には有名な話だとは思うので大して面白くはないかもしれないが一応メモ。 詳しくは書けないがバグが発生した関数の仕様としてはざっくりと下記のような感じ。 対象の年月日が基準日の1年前から1年後の間に含まれる場合はtrueを返しそうでない場合はfalseを返す 引数として2020-12-24というフォーマットの文字列が渡される(判定対象の日) 引数として2021-01-01というフォーマットの文字列が渡される(+-1年の基準日)Javascriptで書く (例) 対象の日: 2024/10/10 基準日: 2024/01/28 この時、trueになる範囲は2023/01/28 ~ 2025/01/28。なので2024/10/10はtrue。2023/01/28も2025/01/28もtrueになる。閉区間。 とあるコードの


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