オランダの美術館で、ビール缶にそっくりな美術作品が誤って捨てられてしまう出来事があった/LAM museum (CNN) オランダの美術館のエレベーターの技術者が、ビールの空き缶2本に似せて作られた芸術作品を誤って捨ててしまった。 リッセにあるLAM美術館は今月初め、声明で、フランスの芸術家アレクサンドル・ラベ氏の「All the good times we spent together」は一見、ごみのように見えるかもしれないが、よく見ると実際には「アクリル絵の具で丹念に手描きされ、細部まできめ細やかに再現された」作品だと述べた。 同美術館は「この芸術家にとって、これらの缶は親しい友人と共有した大切な思い出の象徴だ」「お酒を楽しみながら過ごす夜は、大きな物事の中ではささいなことのように思えるかもしれないが、最終的には貴重なつながりの瞬間を体現している」と付け加えた。 通常の技術者の代理で勤

大阪府の咲洲庁舎の地下駐車場でビニールシートをかけられて置いてある美術作品=大阪市住之江区で2023年7月、山田夢留撮影大阪府所蔵の美術作品105点が地下駐車場に6年間も置かれた問題で、府は保管場所の変更や活用方法を検討することになった。美術の専門家による「特別チーム」を設置し、展示のあり方を諮るという。 ただ、取材を進めると、約7900点ものコレクションを抱える府に、美術を専門とする学芸員がいないことがわかった。コレクションを誰がどのように守るのか。ハード面だけでなく、人材の不足や責任の所在の曖昧さなどソフト面での不備も見えてきた。 発端は1988年に新美術館の構想ができたものの、府が財政難のため96年に凍結、2001年に白紙撤回したことにある。この間に収集した美術品約7900点は、収蔵されるはずの美術館が造られず行き場を失い、そのうち大型の彫刻など105点は17年から咲洲(さきしま)

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