「中電病(なかでんびょう)」という言葉が、首都圏のJR運転士の間でささやかれている。中央・総武線の各駅停車(三鷹―千葉)で運転士の体調不良によるオーバーランなどが相次ぎ、所属する職場(旧・中野電車区…

ワイヤレスイヤホンが鉄道の駅員たちを悩ませている。左右のパーツが独立したタイプの普及とともに、線路に落とす例が後を絶たないからだ。落とせば慌ててしまうが、拾うためにホームから線路に降りるのはご法度。…

28日午前7時20分ごろ、上越新幹線の上毛高原(群馬県)―浦佐駅(新潟県)間で停電が発生し、東京―新潟駅間の上下線で運転を見合わせた。午前11時ごろ運転を再開したが、大幅に遅れが出ている。大型連休で新潟方面に帰省する予定の人も多く、東京駅は改札の前で人だかりができるなど混乱が広がった。 JR東日本によると、新潟県湯沢町にある変電所でトラブルが発生。上越新幹線は28日午前の東京駅発の下りの指定席はほぼ満席だったが、送電の回復に時間がかかり、多くの乗客が足止めされた。 東京駅の構内では「停電の影響によりまして運転を見合わせております」と繰り返しアナウンスが流れた。改札周辺では駅員に対し、運転再開の見通しや乗り換えについて問い合わせする人らでごった返した。 家族と新潟県小千谷市の実家に帰省しようとしていた横浜市の主婦(65)は、出発が大幅に遅れ、在来線で向かうことも検討しているが、「こういうこと

JR東日本の3月ダイヤ改定で特急「あずさ」の停車本数が減少することに対し、長野県の沿線自治体の反対が続いている。深刻なのは観光関係者で、「ものすごく影響が出る」と客足の減少を懸念する声も。1日には太田寛副知事と地元自治体の首長らが東京のJR本社を訪れ、改定の見直しなどを申し入れた。 改定案によると、松本―新宿間で、塩尻、岡谷、下諏訪、上諏訪、富士見の各駅に停車するあずさの本数が、従来より1日あたり上下計2~12本減る。 JRによると、改定によって短縮する時間は新宿―松本の上りで4分、下りで6分。松本駅の利用客は若干利便性が高まるが、停車本数が減る駅では利用していた列車に乗れないケースが出る。影響が大きいとみられるのは塩尻駅であずさに接続する木曽地域や、停車本数が大きく減る下諏訪町、富士見町など。 木曽観光連盟(木曽町)の上垣外浩之事務局長は、「宿場を巡る観光が主力だが、バス路線が弱いために

JR西日本は13日、来春に全線開業するおおさか東線(新大阪―久宝寺〈きゅうほうじ〉、20・3キロ)で、新大阪―奈良間を約1時間で結ぶ「直通快速」を平日朝夕のラッシュ時と土日・休日に運行すると発表した。 おおさか東線は、放出(はなてん)―久宝寺間(9・2キロ)が2008年に先行開業し、来春に残りの新大阪―放出間(11・1キロ)が開業する。新幹線の乗り継ぎと大阪府東部や奈良方面へ向かう利便性向上を図り、全線で1日10万人の利用を見込む。 直通快速(7両)は久宝寺で大和路線と接続し、平日朝は新大阪方面、夕は奈良方面にそれぞれ向かう各4本、土日・休日は朝夕とも両方面に2本ずつ運行する。停車駅は新大阪、放出、高井田中央、JR河内永和、久宝寺の5駅と大和路線の王寺―奈良間の5駅。尼崎―放出間の直通快速は来春に取りやめる。 各駅停車の普通(6両)は新大阪から放出までを約20分、久宝寺までを約35分で結ぶ

台湾東部の宜蘭県で先月起きた脱線事故で、事故を起こした「プユマ号」をつくった日本車両製造(名古屋市)は1日、車両の安全装置「自動列車防護装置」に設計ミスがあったと発表した。本来は運転士が装置を切ると、その情報が運行を管理する指令員に自動で伝わるはずだったが設計ミスが原因で伝わらないようになっていたという。 同社によると、事故から2日後の10月23日、運行する台湾鉄道から、安全装置を切った際に自動的に指令に連絡が入る機能についての調査要請があった。調査の結果、同29日に設計担当者のミスで配線の接続が仕様書と一部異なり、この機能が働かなかったことが判明した。 10月21日に発生した事故は、列車が高速のままカーブに進入して脱線し、200人以上が死傷した。 運転士は台湾検察の調べに、事故が起きる約30分前に安全装置を自分で切ったことを認めている。車両の動力などにトラブルがあったとしており、無理に運

JR京都線の東淀川駅(大阪市淀川区)近くにある3カ所の「開かずの踏切」について、JR西日本は19日、11月11日未明に廃止すると発表した。駅舎を橋上に設置し、線路をまたぐ通路やエレベーター、自転車も通れるスロープを設ける工事が終わるという。 廃止されるのは、1時間の遮断時間がJR西管内で最長の57分の「南宮原踏切」と2番目の56分の「北宮原第1踏切」、40分の「北宮原第2踏切」。踏切の横断幅も最長46メートルある。周辺にバリアフリー対応の地下道や歩道橋がなく、遮断間際の危険な横断もあったため、JR西と大阪市で整備を進めてきた。 JR西によると、1時間に最長40分以上遮断する「開かずの踏切」は、JR西管内には54カ所(2014年度調査)ある。廃止に伴い、管内最長は宝塚線の川西池田―中山寺間にある「滝の谷踏切」(兵庫県川西市)の55分になるという。(波多野大介)

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