肥満の人が新型コロナに罹ると重症化しやすいことが知られています。 なぜ肥満は新型コロナの重症化に繋がりやすいのか、どれくらい重症化しやすいのか、についてご紹介します。 なぜ肥満の人はコロナに罹ると重症化しやすい?流行初期、特にアメリカ合衆国にも新型コロナの流行が広がった2020年3月以降から、肥満が新型コロナの重症化リスクであることが注目されてきました。 肥満のある人が新型コロナウイルスに感染すると重症化しやすいことが分かっています。 これは肥満の人にみられる、 ・高血圧、心血管疾患、脳血管疾患、2型糖尿病や脂質異常症、慢性腎臓病などの基礎疾患 ・交感神経系およびレニン-アンジオテンシン-アルドステロン系の慢性的かつ過剰な活性化 ・凝固能の亢進と血栓塞栓症の発症傾向 ・慢性炎症反応 ・肺の換気低下、睡眠時の呼吸障害 などが要因と考えられています。 肥満はどれくらい重症化と関連しているのか?

新型コロナに感染した人のうち、特にどのような人が重症化しやすいのかが徐々に分かってきました。これまでに分かっている、重症化のリスクについてまとめました。 年齢が最大の重症化リスク因子年齢別にみた 新型コロナウイルス感染症の致死率(内閣官房発表資料 2020年7月31日掲載分)新型コロナウイルス感染症で重症化しやすいのは高齢者と持病のある方です。 日本国内のデータからも年齢が上がれば上がるほど致死率が高くなることが改めて数字として示されています。 20代くらいまでは亡くなる人はほとんどいませんが、40代以降から徐々に致死率が高くなり、80歳以上では26.9%という非常に高い致死率となっています。 18-29歳を基準とした場合の、それぞれの年齢層の 入院リスクと死亡リスク(CDC資料より データはアメリカでの新形コロナ入院・死亡データに基づく)アメリカCDCは、18歳〜29歳を基準とした場合の

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