Photo by Shane Anthony Sinclair/Getty Images for BFIトム・クルーズが長年計画してきた宇宙空間での撮影映画が、実現困難な状況に陥っている。ドナルド・トランプ大統領に協力を求めることを拒否したことが原因だという。 クルーズは2020年、ダグ・リーマン監督とタッグを組み、宇宙空間で撮影する前代未聞の映画企画を発表した。リーマン監督とは「オール・ユー・ニード・イズ・キル」や「バリー・シールアメリカをはめた男」で組んでおり、今回はスペースXとアメリカ航空宇宙局(NASA)の協力を得て、国際宇宙ステーションでの撮影を予定していた。しかし、発表から5年が経過した現在も、プロジェクトは実現に至っていない。 米Page Sixが報じたところによると、映画関係者に近い関係者は「私が理解している限り、この映画を作るにはNASAの協力が必要で、トム・クルーズは

天文学者らは長年にわたり宇宙を観測し、科学的に正確だと思われる宇宙論を築き上げてきました。ところが近年は観測技術の発達により、今までの宇宙に対する理解を覆すような観測結果が多数報告されていると、科学系YouTubeチャンネルのKurzgesagtが動画で解説しています。 Astronomy Is In Crisis...AndIt's Incredibly Exciting - YouTube Kurzgesagtは、「驚くべき新技術のおかげで、宇宙に対する私たちの理解はこれまで以上に急速に進んでいます。そして運が良ければ、私たちは宇宙の見方における次なる革命の瀬戸際にいるのかもしれません」と述べています。 宇宙に関する次の革命は、「地球が太陽の周りを回っている」「恒星は別の太陽である」「自分たちの銀河が何兆もの銀河のうちのひとつに過ぎない」といったものと同じくらい興奮できるものかもしれ

DATE2025.11.26 #Press Releases 暗黒物質がついに見えた!? ー天の川銀河のハローから高エネルギーガンマ線放射を発見ー 発表のポイント 天の川銀河の中心方向に、ハロー状にぼんやりと広がるガンマ線の放射を発見しました。 その性質は、長年探し求められてきた、暗黒物質が放つと予想されるガンマ線放射によく合致しており、暗黒物質からの放射を初めて捉えた可能性があります。 今後の検証で、本当に暗黒物質からのガンマ線であることが確定すれば、天文学・物理学における最大の難問の一つがついに解明されることになります。 天の川銀河の中心方向に広がるハロー状のガンマ線放射 (中央の灰色のバーは銀河面に対応する領域で、解析から除かれた領域。詳細は図1参照。) 発表概要 東京大学大学院理学系研究科の戸谷友則教授は、フェルミガンマ線観測衛星(注1)の最新データを解析し、我々が住む天の川銀河(

byNASA/JPL-Caltech, Publicdomain, via Wikimedia CommonsNASAが1977年に打ち上げたボイジャー1号は、木星と土星およびそれらの衛星などの観測を当初の目的としていましたが、これらの目的を果たした後も宇宙空間を進み続けています。科学系メディアのIFLScienceが、ボイジャー1号は2026年11月13日に「地球から丸1光日」離れた地点に到達すると解説しています。 On November 13, 2026, A Human-Made Object Will Reach One Light-Day From The Earth For The First Time In History | IFLScience https://www.iflscience.com/on-november-13-2026-voyager-will-r

ジェフ・ベゾス氏率いる航空宇宙企業の米ブルーオリジンは9日、主力ロケット「ニューグレン」の2回目の打ち上げについて、天候不良や地上設備の不具合を理由に延期した。同社がイーロン・マスク氏率いるスペースXに挑む上で重要な試験飛行だった。 フロリダ州ケープカナベラルからの打ち上げは、航空宇宙企業ロケット・ラボ製の宇宙機2基を火星軌道に投入する、ニューグレン初の米航空宇宙局(NASA)向けミッションとなる予定だった。 次回の打ち上げ時期は未定。ブルーオリジンはX(旧ツイッター)に「新たな打ち上げ機会を検討中」と投稿した。ニューグレンの初打ち上げは今年1月だった。 Today’s NG-2 launch is scrubbed due to weather, specifically the cumulus cloud rule. We’re reviewing opportunities for

業務提携し写真に納まる日本旅行の吉田圭吾社長(左)と将来宇宙輸送システムの畑田康二郎社長=28日午前、東京都中央区 日本旅行は28日、地球上の2地点間を宇宙経由で高速移動するサービスを2030年代に始めると発表した。東京―米ニューヨーク間を60分で結ぶほどの速さで、26年度から優先申し込み権の受け付けを始める。価格は1人当たり往復で1億円程度を見込む。 商用化に向け、再使用型ロケット開発ベンチャーの将来宇宙輸送システム(東京)と業務提携を結んだ。 洋上の打ち上げ場から出発する計画で、東京と米国を結ぶ想定だが、地球上ならどの地点間でも60分以内で移動できるという。東京都内で記者会見した日本旅行の吉田圭吾社長は「宇宙輸送と観光の未来をつなぐ新たな出発点となることを願っている」と述べた。

遠い星の惑星に生命が存在する可能性があるという研究論文が発表されたとき、それを伝えるメディアはどのような表現を用いてきたか。東京科学大学地球生命研究所(ELSI)が630件の文書を分析した結果、新聞には世界的に、憶測と期待を込めた楽観的な記事にする傾向があることがわかった。 地球外生命に限らず、研究者が何かしらの成果をあげると、研究論文としてそれを発表する。するとその研究者が属する研究機関はメディアに向けてプレスリリース(広報資料)を発表する。メディアはそれをもとに周辺情報や論考を加えるなどして記事を作り発表する。この記事も、まさにその流れで書いている。 ELSIの研究者シリナ・ヒーガティガーラ教授は、オランダのライデン大学と共同で、「宇宙に生命を探す構想にまつわる憶測や期待」がどのように広がっているかを知るために、1996年から2024年までに公開された、英語、ポルトガル語、スペイン語で

国際宇宙ステーションに物資を運ぶ日本の新型宇宙輸送船「HTV-X」は、26日午前、鹿児島県の種子島宇宙センターからH3ロ…

by My Rotherham & Countryside.and worldwide.アメリカでは2025年1月に就任したドナルド・トランプ大統領の下、科学研究に対する資金の大幅な削減や方針の変更が続いており、アメリカ航空宇宙局(NASA)ではわずか半年で全職員の20%以上に相当する約4000人が退職しました。そんなNASAの元科学者4人に対し、「NASAで何が起きていたのか」「どのような影響が出るのか」などを尋ねたインタビューを、アメリカの非営利宇宙団体であるThe Planetary Societyが公開しました。 4,000gone: InsideNASA’s brain drain | The Planetary Society https://www.planetary.org/articles/4000-gone-inside-nasas-brain-drain ◆ロナ

【ワシントン共同】米航空宇宙局(NASA)は10日、火星で採取した岩石から、古代生命の痕跡とみられる物質を発見したと発表した。
札幌で1人暮らしをしている80代の女性が、「宇宙飛行士」を名乗る男から100万円をだまし取られる被害があり、警察はSNSを通じたロマンス詐欺の疑いで調べています。警察によりますと、札幌で1人暮らしをする女性は…

月や火星を目指すのではなく、さらに遠い星へ。 地球から最も近い恒星系アルファ・ケンタウリに、最大2400人を乗せて片道約400年の旅に出る。 そんな壮大な夢を叶える宇宙船が「クリサリス(Chrysalis)」です。 全長約58キロメートルを想定しているクリサリスは人工重力を生み、内部に学校や病院、工場、森林までも備えます。 最終目的は、地球に似た系外惑星「プロキシマ・ケンタウリb」への移住です。 設計は国際コンペで最優秀賞を受賞し、「世代を超えて命をつなぐ居住系」として高く評価されました。 Proposed spacecraft could carry up to 2,400 people on a one-way trip to the nearest star system,Alpha Centauri https://www.livescience.com/space/space-

NASA=アメリカ航空宇宙局によりますと、月へ向かう途中、爆発事故に見舞われながらも奇跡の生還を果たしたアポロ13号の船長、ジェームズ・ラベルさんが7日、亡くなりました。97歳でした。 ラベルさんは、アメリカ・オハイオ州生まれ。 1968年、NASAの宇宙飛行士としてアポロ8号で人類初となる月の周回飛行を行いました。 その後、1970年に打ち上げられたアポロ13号の船長を務めましたが、月へ向かう途中、宇宙船の酸素タンクが爆発するトラブルに見舞われました。 電力が失われる中、ラベルさんは月への着陸を断念し、月着陸船を活用して電力や水を確保するなどの緊急措置を行い、全員を無事、地球に帰還させました。 この出来事は、「奇跡の生還」として1995年に映画化され、ラベルさんの役をトム・ハンクスさんが演じ、日本でも人気を博しました。NASAによりますと、ラベルさんは7日、アメリカ・イリノイ州で亡くな

対談を終え、笑顔を見せる富野由悠季氏(中央)。右は稲谷芳文JAXA名誉教授=8日、東京都港区(高橋寛次撮影) 『機動戦士ガンダム』で知られるアニメーション映画監督の富野由悠季(よしゆき)氏(83)が8日、東京都内で開催されている宇宙ビジネスに関するイベント「SPACETIDE 2025」で登壇した。富野氏は「人類は宇宙では暮らせない」と述べ、自らがガンダムで描いた宇宙移民実現の可能性に否定的な見方を示した。一方、「低軌道衛星まで人を運び、周回ツアーを行えばいい」と〝宇宙旅行〟を可能とするシステム構築を提案。外から地球を見ることで、「世界観が変わる」と強調した。 富野氏はイベントで宇宙航空研究開発機構(JAXA)名誉教授の稲谷芳文氏と対談。司会者が「会場に集まった皆様には、子供の頃に富野監督が生み出したガンダムで描かれた『人が宇宙に進出している未来』に憧れて宇宙産業に情熱を燃やしている方が多

イーロン・マスク氏が率いる宇宙開発企業「スペースX」のアメリカ南部テキサス州にある拠点が、住民投票によって新たな「市」として承認されました。 「スペースX」は南部テキサス州のキャメロン郡にロケットの打ち上げ拠点を置いていて、3日、この拠点のある地域を新たな「市」として認めるかどうかを問う住民投票が行われました。 AP通信によりますとおよそ280人の有権者のほとんどは「スペースX」の従業員や関係者とみられ、投票の結果、賛成212票、反対6票で新たな「市」とすることが承認されました。 新たな市は、拠点の名前にちなんで「スターベース市」と名付けられ、マスク氏は、SNSに「スターベースはいまや本物の市になった」と投稿しました。 この拠点からのロケットの打ち上げなどの際には安全上の理由で近くのビーチなどを立ち入り禁止にする必要があり、これまではキャメロン郡が権限を持っていました。 スペースXの関係者

NASAが資金提供した新しい研究によると、「スターリンク」のような通信衛星が寿命を迎えて大気圏に再突入する際に、地球のオゾン層を減少させる可能性がある。同研究はGeophysical Research Lettersに掲載された。 スターリンクなどの人工衛星は寿命を迎えると大気圏に突入して燃え尽きるが、その際にアルミニウム酸化物の小さな粒子を残す。これが紫外線を吸収するオゾン層まで落ちていく。南カリフォルニア大学の研究チームは、2016年から2022年にかけてこうした酸化物が8倍に増えたことを突き止めた。 低軌道上にはおよそ8100の人工物体があるが、そのうち6000以上をスターリンクが占めている。さらに1万2000基の追加打ち上げを予定しており、将来的には最大4万2000基まで打ち上げる可能性があるとSpace.comは伝えている。 これらの衛星はだいたい5年くらいで寿命を迎える。たとえ

「ハッブル宇宙望遠鏡」の後継機として開発された超高性能宇宙望遠鏡「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」はこれまで、渦巻銀河の構造を明らかにしたほか、観測史上最古の銀河の撮影にも成功しています。新たに、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が無数の銀河を観測した結果、多くの銀河が時計回りに回転していることを発見しました。研究チームによると、これは「シュワルツシルト宇宙論」を強化するものとのことです。 distribution of galaxy rotation in JWST Advanced Deep Extragalactic Survey | Monthly Notices of the Royal Astronomical Society | Oxford Academic https://academic.oup.com/mnras/article/538/1/76/8019798 Stud

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